誰も教えてくれないけど知らないと詰みかねない慶應文学部世界史頻出テーマ

備忘録

はじめに

慶應文学部の世界史は毎年必ず出るといってもいいであろうテーマや、過去問からそのまま出る問題がいくつかある。そして、そこを対策しているか否かが差をつける。あと、多分山川の世界史から出題されていると思われるので某進とかよくわからない一問一答を使用している人は今すぐ山川の一問一答を購入するべき。

問題概観

慶應文学部の世界史の問題は次の5パターンに分けられる。
1.ストレートに聞いてくる基礎的事項(ex.「ユートピア」の作者→トマス=モア)
2.ちょっと捻って聞いてくる基礎事項
3.対策してないと差がつく頻出テーマ
4.難語句
5.誰も書けないクソ問

例年計50問ある中で1が大体30問くらい、2が7問、3が5問、4が5問、5が3問くらい出てくるようになっていて、受験生は本番で70~80%(1問2点×50問なので大体40問程度)くらいの得点率を取る必要がある。慶應と言えどなんだかんだ言って文学部世界史は簡単なので、私は5以外全て取りに行け、と言いたい。受験である以上点数が高いに越したことはないからである。1,2,4に分類される問題は慶應受験生なら特別言われずとも書けると思うのでここではそれについては言及しない。5ははっきり言って東大で出ても悪問、奇問扱いされるようなオタクでもない限り正答にたどり着けないような問題なのでそんなのに時間を割くのは無駄である。この記事では3のテーマについて説明する。

頻出テーマn選

①12~18c中央アジア(主にオスマン)
重要度★★★★★
ここは本当に毎年必ず出る。ここを対策しないで慶應文学部を受けるのははっきり言って自殺行為だと言えよう。あまり他大学では出してこない17,18cオスマンの君主の対策が手薄になってる受験生は多いのではないだろうか?'23年度の問題ではイエニチェリ解体の年号を問うてきたので本当に隙のない対策が求められる。
②天文学者
重要度★★★
慶應文学部といえばタレスが日食を予言したことを問うてくる問題が有名ではないだろうか。これは過去問を見たことがない人には2,5複合の問題であるように思われるが実は3の、対策すればしっかり正答できるタイプの問題である。ジョルダーノ=ブルーノは5年周期くらいで出ている。先述したイスラームほどではないが隙のない対策が求められる分野である。
③中国文学史
'19,'20,'22で元曲三部作が一問ずつ出題されたことは記憶に新しい。他に水滸伝や金瓶梅が出題されたことから元、明、清初期あたりが出やすいと思われる。また、以前に三国志や古代あたりの細かい知識を問う問題がよく出ていたので対策が手薄になりがちな春秋戦国時代や秦以前の事柄への解像度を高めておくべきであろう。


最後に

世界史弱者でもワンチャンある学部なのでがんばろう、がんばらないと私のようになってしまいます


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