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それはなぜアートになるのか? 『西野達完全ガイドブック』

『西野達完全ガイドブック』。
現代アーティストの西野達さんの自選作品集(タイトルやレイアウトからして西野さんらしい)。 表紙には、僕が携わらせてもらった、2017年開催の別府の芸術祭『西野達in別府』での作品のひとつ『別府タワー地蔵』が飾られていた。

http://www.beppuproject.com/work/1738

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久しぶりに西野さんとお会いして、この表紙について尋ねたら「この作品は、最後まで"アート"になるのかわからなかった。一か八かってわけ。でも、実現した姿をみて、これは完全に"アート"になってた。だからこの作品を表紙にしたんだ」と笑顔で答えてくれた。

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今でも別府タワーを見上げると、僕には、かつてお地蔵さんだった頃の姿が透けてみえる。きっと他にもそんな人がいるんじゃなかろうか。

西野さんとお仕事をご一緒できて、改めて「職能としてのアーティスト」について考えることができた。それは、震災以降、ずっと考えてきたことなのだけど、西野さんにもその答えのひとつを教わった気がしてる。

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ほかにも、別府で制作された作品がいくつか掲載されている。別府でのお仕事がこうして書籍のかたちになって残るのは嬉しいしありがたいことです。
Amazonでももう販売しているみたいなので、気になる方はぜひお手に取ってみてください。


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