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大分県、国東半島 『修正鬼会』

旧正月も過ぎたということで、大分県国東市の旧正月で行われる行事『修正鬼会』を。

五穀豊穣を祈る寺院の正月行事である修正会と、大晦日の夜に悪鬼を祓う宮中行事である追儺式が変化した鬼祭り、火祭りとが一体になった行事であるとされる。一説では、六郷満山の開基である仁聞菩薩が養老年間(717年-724年)に六郷満山28寺の僧侶を集めて「鬼会式六巻」を授けて創始したとされ、1200年以上の歴史を有すると考えられている。(Wikipedia)

前回行ったのは、国東市『天念寺』の修正鬼会。

ここの鬼会は、お坊さんが鬼になる。2人の鬼は、火で境内の四角の邪を払った後、集落に下り、地元の人のせったいを受け、住民を加持祈祷していく。ここの「鬼」は、邪悪なものではなく、先祖の化身ということのようだ。

そうして朝まで集落をまわり、最後には、辛い「コショウモチ」を食べさせられて、鬼からお坊さんへと戻るのだ。

今ではいくつかのお寺でしか行われていないけれど、1200年前から地元の人の為にあり続けた光景を拝見できて良かった。

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