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道ノ奥で夢見た理想郷「平泉浄土庭園」

平泉の浄土庭園。
平安末期の約100年間、4代続いた奥州藤原氏が夢みたユートピア。豊富な金山と政治的中立を保ち、義経がこの地に逃げ落ちてくるまではまさに理想郷だった。

みちのく独立国家論の原型のひとつ。


芭蕉が「夏草や兵どもが夢の跡」と詠んだとおり、かつての栄華を顧みることは今は難しい。けれど、この浄土庭園はランドスケープとして残されている。それをみることができてよかった。


学生の頃は中尊寺金色堂を見たきりで、この風景に気を留めることができなかったな。歳を取るといいこともある。きらきら光ってる。

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