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旅の独り言

これからあれやこれやを旅の道中で考えたこと、思いついたことを書こうと思う。

自分自身にとって大きいものから小さなものまでトピックがあるのでそれを気が向いたときに色々とまとめようと思う。


3ヶ国語が入り乱れた脳構造
生活する分に困らない程度の日本語、英語、スペイン語を話すことができるのだけれど、スペイン語を話していて急に英語に切り替えようとすると簡単な説明なのに言葉が出なくなるという現象を多く体験した。自分なりに脳で何が起こっているのかを科学してみた。

言語の音楽性
「日本で使う場面がないから」と言語習得ができない時の言い訳をよく口にするが、それは単語の引き出しや文章構築の俊敏性では勿論だが、それ以上に言葉の音楽性こそが大事であると非ネイティブ(ドイツ人)と英語で会話をすることを通して実感した。

写真の面白さ
フィルム写真をこの旅から始めた。好きな写真って一体なんなんだろうとずっと考えている。instagramで瞬間的にみた写真をいいねしてしまう自分の1秒にも満たない思考回路を自分なりに紐解いていく。フィルムの良さは間違いなく旅の賞味期限を伸ばしてくれることだと思う。

本の重要性
紙の本とデジタル書籍だけに関わらず新興勢力によるディストラクションされた側は決して時代遅れのツールやアイテムなのではなく、ディストラクションされたことにより削ぎ落とされた時代にあった本質が顔をだす。

海外への興味
「なんでそんなに海外に興味があるの?」と聞かれたら なんでだろう と思っていた。海外に住んだ経験はないし、三人兄弟の中で飛び抜けて興味があるから親の影響って訳でもない気がする。

Friendship
「なんだよ、そんなこと難しく考えるなよ」と言われてもつい考えてしまうことが "友達" だ。引っ越し回数が5回経験した自分にとって この問題は他の誰よりも考えてきたことな気がする。

それぞれにそれぞれの "友達" の定義があるだろう。僕が彼らと出会い、過ごした日々の中で友達になったと僕は思っている。



時間軸を飛行機が壊す
欧州から帰国する際に(24h-時差)分だけの時間しか過ごせないままでその日が終わってしまう。そうすると24hってなんなんだろうと思う。時計を捨てるなら今のタイミングだ。

窮屈な日本にチップ制度を
チップっていう制度に対して懐疑的だったし、今でもチップはないの?と言われたら腹がたつのだけれどこの制度ってとても心に余裕を持たせる。巷ではヴァーチャルで投げ銭をする仕組みがあるのになんでリアルで投げ銭などのチップがないのだろうか。

ビーガン
だから日本以外の文化に触れるべきだ と思った1番の理由かもしれない。特技が付和雷同な国民性はやはりコミュニティとしての多様性はなくベジタリアン、ビーガン、タトゥーやLGBTなどのマイノリティを悪とみなしたり、排除しようとしたりする傾向にあると感じた。こういった自分にない価値観を得られることがバックグラウンドの異なる人とのインタラクティブの醍醐味だ。

言葉が制限する思考
日本 と 外国 といったように言葉は自然と何かと何かを区別するためにある。がしかし、必ずしもそれが対比構造になるとは限らない。にも関わらず勝手に自分で壁を作ったり難しく考えようとしてしまっているのは他でもなく自分なのだと感じた。人の最小単位はgender, nationality, skin color, ageなどではなく、人間だ。あくまで属性であり単位ではないのだ。

無宗教が感じた宗教の面白さ
胡散臭い 意味がわからない 必要がない と距離を置いていた宗教をこの旅を通してようやく良さが見えてきた。特にこの記事は宗教を分解してあるのでこれをベースにあれこれ感じたことを展開していこうと思う。文章を書くまえにいくつかの積読(これこれこれこれこれこれこれこれこれこれこれ)を解消してから改めて思考を巡らせてみようと思う。
宗教のカバー範囲が広くて参考文献というか読むべき本が多いな...

ロングトレイル
ロングトレイルの楽しみってなんなのだろうか。言い方を変えれば「重い荷物を背負って長い距離を歩いた」にもなるし、「俗世から一歩離れることができる」にもなるし、「ロマン」とも言えるだろう。体験したことのない人にとってはTRAILSにはとてもお世話になった経験を抜きにして、とても濃い内容になっていてオススメ。またトレイル前と後では読み応えも変わるのでとても不思議な感覚で面白い。

El camino de Santiago とは
〝一言で表せ〟だなんて無茶振りされたら「一期一会のランデヴー」と答えるだろう。14ヶ国42人と出逢いインタラクティブした日々はかなり濃密で自分の人生観が変わったと思う。

旅を通して考えた未来設計
自分との対話が増える1人旅ではいやでも自分のことを考える。過去、現状、未来の3つの次元を往き来しながらも最終的に未来に繋がっているのだ。

お土産はお土産話
この旅の出来事をzine(title: I was a hippie.)にまとめようと思う。なんで紙媒体なのかってのは本の本質に書いたように、「デジタルと離れる機会創出」によって時間的にも空間的にも余裕を作り出し デジタルよりもじっくりと読んでもらえると考えているからだ。ZINEは作者の旅体験の賞味期限を延ばし、旅の消費期限を延ばすのだ。

旅をした目的って1つで語れない。
前回に書いた理由は目的であり、それだけではない。全部の目的を書き殴ってみたいと思う。

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