コロナ検査『感度』と『精度』をカン違いしてはいけない!!!

PCR検査の感度を上げすぎると精度が落ちてくるって、ご存じですか?

例えば赤外線防犯装置で言うと、精度が高いというのは確実に犯人の侵入を感知し警報を鳴らすこと。ところが赤外線センサーの感度を上げすぎると、ねずみが侵入しただけで警報がなって大騒ぎ。「すみません誤動作でした。」と言うことになる。そしてさらに超高感度にすると、ゴキブリがはっただけで警報が何度も鳴って、防犯装置として全く使い物にならなくなる。だから高感度にすれば良いというものではなく、感度には適当な程度というものがあるという話。

ヒトの体やその周りにはバイキン、ウィルスがいっぱいいる。そして口の中には当然有害な病原菌やウィルスが多々いるが、病気にはならない。そう人の体には免疫力があり少しくらいの病原があってもそれを排除する能力が備わっている。

感染症の検査は病原があるかどうかでは無く、感染力を有する人を見つけ出すことが目的。それをピタリと当てることができれば精度100%である。そう感度を上げすぎるとゴキブリまでもが犯人に仕立てられてしまう。すなわち誤動作でなんでもない人まで陽性という警報を発してしまう。

では今のPCR感度の設定レベルはどうなのかというと、これがまた驚くことに国際基準が無いのである。そしてその設定感度は日本は最も高め設定で、最も低め設定の台湾と比較し、大きさの例えで言えばゴキブリとゾウくらいの開きがある。なお誤解を避けるため正確に言うと、PCI感度は増幅サイクル数(Ct値)という値で設定され、台湾は34と言われ(非公表)、日本は40である。感度差は2の6乗で正に64倍(ゴキブリ4cmとぞう250cm😄)もの違いがある。

なぜこのようにPCR感度設定がバラバラになったのかというと、発病、伝染力などまだまだ分からないことがいっぱいあるということ。少なくとも日本では高感度設定にしており、陽性でも感染力を持たない陽性者が多数含まれていると理解すべきである。

現状で最も検査精度を上げる方法はあるのだろうか?そうあるのです。そうデータサイエンスがこれを解決します。

この話は結構長くなるので、次回おたのしみに😙。!!!










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