東京でコロナ1日2000人超えになったら…。

1年間で都民の20人に一人が隔離対象者になってしまう。と言うことは、もう感染防止のための隔離政策は不可能と言うこと。なにせ人数が多すぎて隔離のしようがない。だから感染者は各自自宅待機が原則になってしまう。そうこうなってしまった以上、重症者以外は否応無しに自宅待機しかなくなるのである。

保健所は全てのクラスターを追うのは多すぎて不可能になる。だからこうなってしまうと、否応無しに大きなクラスターしか追えなくなる。だから大きなクラスターと感染者個々人の情報収集調査しかできなくなる。

そして一番の問題は病院の対応である。毎日一定の割合で新しい重症者が出てくる。そしてその大半がタイムリーな治療が受けられたかどうかで生死が分かれてくる。

このような状況に陥った場合、最も大事なことは、宣言でもエビデンスでもない。『心構え』である。国民一体となった昨年第一波の心構えを思い出してほしい。『心構え』という観点から見て、色々非難はあったがアベノマスクはマスクをするという心構えに影響を与えた良い政策。一方gotoは人の密を推奨する錯覚を起こさせた。コロナ慣れを助長し『心構え』にとって大きなマイナスとなった。

ここにきて緊急事態宣言の発令はどの程度効果があるのだろうか?勝負の3週間を見ても人々の心構えが昨年の第一波並になるとは到底思えない。だからしばらくは1日1000人〜3000人で数カ月推移すると見ている。ワクチンが普及するまでコロナマインドを持ってしのぎきるしかない。

最後にできることは…自宅待機の陽性者には、酸素濃度計(買っても数千円)とデカドロン錠剤数錠(100円くらい)と緊急電話番号を必ず持たせる。血中酸素濃度が94を切ったらすぐに電話で医者が指示し、デカドロンを適量(0.5〜6mg)服用させる。感染爆発レベル(東京1日2000人以上)では重症者を減らすため、民間検査は政府補助でより安価でいつでも受けられるようにするべきである。多くの陽性者が自宅待機することでウィルスの拡散を減らせる。自宅待機監視により重症化に速やかに対応でき突然死を減らすことができる。これをできるのは政府しかない。ゆっくり議論している時間はない。あまりに遅すぎるとアベノマスクの二の舞を演じてしまう。


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