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[ブルプロ]対策貫通ドブベトン[最終206位]

はじめましての方ははじめまして。しゅうか(https://x.com/shuuka_poke?s=20)と申します。
ブルーベリープロローグにてドーブルベトベトン構築を用い、(観測範囲内)最高順位を達成したので、備忘録として記事を残します。


成績

23-5 最高レート1761

ここでキープしてたら最終2桁だったらしいけど17戦残して撤退はさすがにできんだろ!!

31-14 最終レート1717

最終戦負けたの弱すぎる。5連敗して1670まで落ちて本当に苦しかったのでよく戻せたと思う。

はじめに

ドーブルベトベトン構築(以下ドブべトン)とは!
ベトベトンの特性かがくのちからドーブルムラっけを引き継ぎながら小さくなりまくることで最強の生物を生み出す構築である!

ぼくはUSUMからこの構築を使っており、テラスタルとの相性の良さからSVでも弱いわけがないので12月時点からレギュFの仲間大会で振り回し、なんなら身近に使ってる人が複数人いたのでノリでドブべトン専用の考察サーバーを作ってしまいました

そんな中発表されたブルーベリープロローグ!

レギュFでも通用するこの構築が制限ルール下ほぼフルパワーで動かせるなんてそんなの強いに決まっているので握ることにしました。


構築経緯(長いので飛ばしてもいいです)


しかし、実態はそう甘くありませんでした。

結果は最終4位だった

これはルール発表数日後のぼくのツイートです。
10-1となかなか良い成績で、あたかもドブベトンが最強構築であるかのように呟いていますが、実はこの時点でブルプロにおけるドブベトンの重大な問題に気がついており、この裏でサーバーではネガキャンをしていました。

つまり、このツイートは「問題に気がついていない」と思わせるための、いわば印象操作でした。


この後も仲間大会に何度も潜り、負けパターンについて模索しました。

これはレギュFでも共通することですが、ドブベトンには大きく分けて3つの負けパターンがあると感じました。


①火力で破壊、運負け
②ドーブルを放置→ムラっけベトンを展開させずにTOD
③ほえる、くろいきり等のメタ技(後述)


①はどうしようもないので割り切りますが、②については対策が急務でした。

一般的なドーブルの技構成は

キノコのほうし ねこだまし
このゆびとまれ ワイドガードorまもる系


です。

キノコのほうしはあるものの、隣のポケモンが耐久ぶっぱのベトベトンである都合、どうしても相手の処理が遅れてしまう問題がありました。

そのため、ドーブルを放置されたときに強い動きができる必要がありました。

まず、キノコのほうしは強力な技ですが、試合の遅延に繋がるため、この技を変更することにしました。

ねこだましが攻撃技であるため、ちょうはつをされたときにねこだましを連打する悲しいイヌになってしまうのが弱かったので、相手に圧をかけられる攻撃技(キラースピン・しおづけ)を試しましたが、
キラースピンははがねタイプが多く通りはイマイチ、しおづけは単体にしか与えられず、交代で簡単に解除できてしまうのが弱く、頭を悩ませていました

そんな中、サーバーの仲間から
「デコレーションドーブルが面白い」
という声が出ました。

ぼくはメンタルハーブは自己暗示要員に持たせたいため、補助技での解決には懐疑的でしたが、試しに使ってみました。

すると...

強い!!!

ベトベトンの火力を上げるだけでなく自己暗示要員の火力を底上げできるのが本当に偉く、しっかり立ち回ればTODでの負けを9割防げるレベルの最強技でした。

デコレーションドーブルを使い続けることを決意し、取り巻きを決めることにしました。


となれば問題は、

③ほえる、くろいきり等のメタ技

です。めいそうテラパゴスが主流なことにより、積み技対策が蔓延しているのが環境的に向かい風です。全てのメタ技使いを警戒していてはもはやドブベトンなんて選出できないので、環境に多く存在するものに絞って対策することにしました。

以下が環境に存在する主なドブベトンメタです。


①テラパゴス/リキキリン ほえる
②アシレーヌ
くろいきり/ほろびのうた
③メタグロス
ヘビーボンバー
④カラマネロ
ひっくりかえす


まず、③・④はみがわりとねこだましを絡めることで比較的簡単に対処できるため、いかくとすてセリフによるデバフも魅力的なガオガエンの採用を決定しました。

②は場全体に干渉することから対処が困難であるため、アシレーヌ入りにはドブベトンを投げないことにしました。

①に対しても本当は投げたくないのですが、テラパゴスを入れていない構築は舐めプな環境なので、逃げることはすなわちドブベトンを捨てることを意味しました。

そのため、基本選出の中で無理のない対策が強要されていました。

なにより1番難しかったのは、テラパゴスに対してほえる前提の動きをするとメガネテラクラスターが飛んできて崩壊することです。

構築や型が多種多様である以上、一定の動きで対応できるとは思えないので、汎用性を高めつつ、状況に応じて対応できるよう、キノコのほうしやねこだまし等で行動順を把握し、ほえるを持っていそうならちょうはつで止めることで対策としました。

まず、自己暗示要員にはテラパゴスより速く、ちょうはつ・自己暗示・アシストパワーを両立できる唯一のポケモンであるキュワワーを採用。


サブ選出のエースとして、デコレーションとの相性が良く、アシレーヌに強い入れ得ポケモンめいそうテラパゴスを採用。

デコレーションをかけたテラパゴスをおいかぜで加速させたら強そうなのでエルフーンを採用して構築が完成しました。


個体解説


ベトベトン(アローラのすがた)

化け物

わんぱく h252 b196 d60
212-125-132-×-128-70
調整意図
耐久指数最大の使い回し個体。
S+2でテラパゴス抜きまで振った方がいいかも(実数値76)


テラスタイプ
:メタ技のヘビボン、タキオン、ヒートスタンプを半減できる。
晴れミナモでゴリ押そうとする人も多かったので一択。

もちもの
たべのこし
:くろいヘドロも考えたが、何より、相手目線でベトンがテラスを切る可能性がなくなるのが嫌だった。
ねむカゴも使ったが普通に弱かった。


はたきおとす:ハチマキ・メガネ・珠をはたいてゴリ押しプランを破壊、たべのこしをはたいてTODプランを破壊、攻撃上昇から普通に破壊とやりたい放題の最強技。レギュFにおいても特別な理由がない限り確定採用で良いと思う。

ちいさくなる:採用理由。最優先で積みに行き、一回積めば避けチャンスができるので盤面に応じて強気に動かす。

みがわり:ドブべトン使いでも意見が割れる技だが、ぼくは最も信用している。これが無いと集中されて回避しきれず負けという試合が発生するので、勝ち試合を確実に勝ち切るための重要な技。また、クリアスモッグやひっくりかえすで気持ちよくなろうとしている相手を絶望させるために必要。
ブルプロ環境においてはヘビボングロスをいなすために必須だったと思う。

まもる:ぼくとしてはこの技が選択技。直前までどくどくと迷っていたが、低レートに対してできるだけ運を絡めず安定して勝つために採用。

一言
すべての技が活躍したため、技選択は正解だったと思います。
Aを全く上げずにTODされる試合が多かったので長めの説教をします。


ドーブル

構築の核

ようき h252 b4 s252
162-×-56-×-65-139
調整意図
使い回し。最速にするのは確定だが、それ以外はもはや耐久に振るべきなのかすら不明。Bに振った方が固いらしいですが、もはやなんでもいいと思います。


テラスタイプ
:神速をしてくる相手がいないので、いたずらごころ対策で悪一択。ただ、基本他のポケモンに切った方が強いので有効に働きそうでもグッと堪えるべきシーンが多く逆に難しい。

もちもの
きあいのタスキ
:どちらかといえばメンタルハーブを持たせたいが、自己暗示要員の方がメンタルハーブ重要度高いと思うので妥協してタスキ。無難に強かった。


キノコのほうし
:一度は抜きかけた最強技。TODの存在により大幅に弱体化を受けたが、デコレーション採用によりデメリットを完全に打ち消した。

デコレーション:突如サーバーに降りてきた最強技。初日はTOD負けが多かったが、この技を積極的に押すようになってから一度もTOD負けがなくなった。まもるは貫通するが、みがわりは貫通できないので注意。
普通の構築であれば単に火力を2倍にする技だが、ムラっけ構築においては次の2つの理由によりそれ以上の意義がある。

①ムラっけターン加速:ムラっけは周知のとおり、1ターンに1つの能力を+2し、別の1つの能力を-1する特性である。長期戦をすることを想定すると、毎ターン+1ずつ能力が上昇することになる。本来ムラっけが4ターンかけて上昇させている能力を技1回で上げられると言えばこの性能の高さがわかるだろう。
また、ムラっけにはすでに6段階上昇している能力は上昇しないという性質がある。3ターン連続で特攻が上昇するといったことはドブべトン使いにとっては日常茶飯事だが、デコレーションを一度使うことで3ターン連続で特攻が上昇することはなくなり、ベトベトンにとって有意義なABDSが確実に上昇することになる。

②アシストパワーの威力上昇:特攻+2による火力上昇に加え、威力が80上がる。強い。

このゆびとまれ:べトンの消耗を抑えたいときや、退場したいときに使う。いたずらごころの先制技を透かせるサイドチェンジも候補だったが、安定感からこの選択で正解だったと思う。4つの技で一番使わない。

ワイドガード:テラクラスターとハイパーボイスから身を守る最強技。なぜか初手からテラスを切ってくるテラパゴスが多かったので刺さりがよかった。
大体1回目は刺さり、2回目以降は択になるので上手く通せば胞子が通るなど、存在が偉い技だった。

一言
ちょうはつエレブーが想像より多く動きづらかった。何試合か機能停止したドーブルに味方殴りして退場させた。
このポケモンの技選択に勝敗が大体かかっています。
ドブべトンで安定して勝てない人は大体ドーブルの扱いを間違えています。


キュワワー

鳴き声が好き

おくびょう h252 b108 s148
158-×-124-102-130-152
調整意図
最速テラパゴス抜き抜き
余り耐久


特性
ヒーリングシフト
:対象技覚えてないので絶対自然回復の方が強いです。終わってから気づきました。

テラスタイプ
ドラゴン
:自前の耐性で古代三犬のドラゴンやバシャーモ・ゴウカザルのかくとうを牽制しながら炎水草電を急に半減にして自己暗示を積めるつよつよタイプ。

もちもの
メンタルハーブ
:思ったより発動回数は少なかったが、ちょうはつ持ちの前で堂々と自己暗示できるのが偉かった。


アシストパワー
最強技。回避+6だけで威力140になり、デコレーションとの相性も良い。一致でもないし特攻も低いが、ある程度積めば全員ワンパンする。

やどりぎのタネ:練習大会でどくどく入りのべトンを使っていてすごく強かったため続投したが、サイクルを回す試合は少なく、絶対光合成で良かったと後悔している。
フラワーヒールと違い、べトンの隣をサイクルしていてもガエンを回復できるのが偉い。テラパゴスに植えるとめっちゃ回復して楽しい。

ちょうはつ:最も自然に採用できるメタのメタ。ガオガエンに入れる手もあったが、基本ガエンは居座りたくないので自己暗示側に採用する必要があった。
ほえるに限らず色々な技を止めた。優秀。

じこあんじ:説明不要の構築の核。かなり早いので、一度使った後も積極的に引っ込めて威嚇猫騙しを入れにいった。

一言
基本選出の重要なポケモンなのに型をミスってたのが痛い。
正直言って強力な自己暗示使いはキュワワーとニャオニクスの2択だったが、レギュFでも十分通用する性能があったと思う。


ガオガエン

待ってた

わんぱく h244 b148 d108 (なんか8消滅してるんだけど?どこ??)
201-135-141-×-124-80
調整意図
特に不満がなかったので使いまわしたが、絶対もっと特防振るべき。


テラスタイプ
:水半減できればなんでもいいと思ったが、かくとう打点が飛び交う環境だったのでゴーストも試すべきだった。

もちもの・技
テンプレなので省略します。色々変えたが結局これが一番強かった。

一言
ドブべトン使いでも派閥が割れるが、ぼくはサイクル寄りのドブべトンを好むので最強のサポーターだと思っている。
基本ドーブルが落ちた後に繰り出し、猫捨て台詞でデバフ撒き+ターン稼ぎから自己暗示役に繋ぐ。レギュFでも最強の動き。
サブ選出でも強いパーツになれるのが偉い。


テラパゴス

入れ得最強ポケモン

ひかえめ h252 c252 s4
(テラスタル)202-×-130-172-130-106
  (ステラ)267-×-130-200-130-106
調整意図
最速CSだと火力も耐久も足りないと感じたが、最速にしないならどうせテラパゴスに抜かれるので何も考えずHCぶっぱした。


もちもの
いのちのたま
:テラスシェルとの相性は悪いが、火力不足だったので仕方なく持たせた。ステラテラクラスターがシルクのスカーフ非対応なのが悪い。


テラクラスター
:説明不要の最強技。デコレーションと合わせて多くの敵を葬った。

だいちのちから:デコレーションしながら突然使って相手のブリジュラスをビックリさせるために使った。ほぼ使わないが、正解だったと思う。

めいそう:特性との嚙み合いが良すぎる壊れ技。基本初手で積み、デコレーションできなくても全抜きできる体制を整える。

まもる:無難に強かった。

一言
入れ得最強ポケモンにして、サブ選出の大エース。メタ対象のアシレーヌとリキキリンの上からめいそうを積めるので、ドブべトンとの相性もすごく良かった。


エルフーン

便利

おくびょう c252 d4 s252
135-×-105-129-96-184
調整意図
特に何も思いつかなかったのでCSぶっぱ。
もうちょっと耐久振るべきだった気もするが、いまだに調整先不明。


テラスタイプ
ゴースト
:多分使わんやろーと思って使い回しましたが、テラパゴスが変な対策に序盤でやられてテラスが余る試合が多かったので変えるべきだった。
アシレガエンを相手にすることが多かったので多分水。

もちもの
おんみつマント
:タスキもメンタルハーブも余ってなかった。2試合くらい機能した気がする。


おいかぜしたかっただけで適当なので省略。
ちょうはつ→まもるだった気がする。

一言
デコレーションテラパゴスを加速するためのポケモン。消極的な動きに対してアンコールできるのがすごく偉かった。


選出

基本選出

前衛:ベトベトン/ドーブル
後衛:キュワワー/ガオガエン
選出回数29回 20勝9敗

みなさんおなじみの選出です。
最初の数ターンで大体決まります。状況によるので難しいですが、初手から強気な行動を心がけましょう。
避けなくて負けるのはしょうがないので、それ以外の負け(特にTOD)を減らすことを意識しましょう。


サブ選出

前衛:テラパゴス/ドーブル
後衛:エルフーン/ガオガエン
選出回数16回 11勝5敗

デコレーションテラパゴスがすべてを破壊する選出。アシレーヌ入りには必ず投げ、それ以外は気分で投げてた。
テラパゴスが謎のメタで出オチし、残り3体でなぜかサイクルをして勝った試合が何試合かある。みんなよくがんばった。


おわりに

ドブべトン使いとして周囲で少しずつ有名になっていますが、これといった実績を持っていなかったので、ちょっとだけ自慢できそうなレートを達成できてよかったです。

実はドーブルとベトベトンを構築に入れてぼくより上位の人は(観測範囲内に)2人いたのですが、1人はかがくのちからではない完全な見せポケ、もう1人はコンボはできる型でしたがそちらも見せポケで、その方からはブルプロ最強ドブべトン使いを名乗っていいと許可をいただきました。ありがとうございます…。

もし自分より上位にドブべトン使いいましたら訂正いたしますので連絡くださると助かります。

最後に、ぼくが運営しているドブべトン考察鯖のリンクを貼っておきます!
今はレギュFに向けて考察しているので、興味のある方は、許可などいりませんのでぜひ気軽に入ってくださいね!
https://discord.gg/7XVY9Q5bhb

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