Shutter Vol.4 私とともに生きるジュエリーを 岩田アキさん 編集後記
私が感じたあなたを切り取り綴る Shutter
4人目は東京都でWJDAワイヤージュエリーデザイナーズアソシエーションを設立、代表を務められる 岩田アキさんをご紹介します。
前回のお話はこちらから
オーラソーマプラクティショナーだったアキさんが
天然石との出会いをきかっけに
クリスタルリーディングの道へすすみ
そして
ワイヤージュエリーデザイナーへ。
さらには協会を設立運営してきたアキさんの道のりを
前号までで、書かせていただきました。
「私らしく生きたい」
そう願わない人はいないでしょうし
「誰もが私らしく生きること」を応援したくて仕事にしている人も
世界にはたくさんいます。
「私らしさ」
それはどこにあるんだろう。
これはあくまでも私の主観ですが
「私らしく生きたい」そう願う人の中には
「今の私ではない「私らしい私」がどこかにいるはず」
そう思っている方が、少なくないように感じます。
この私は、今の私は、なんだか自分らしくない
本来とは違う自分みたいだ、
どうしたら、どう変わったら、それは、見つかるの？と。
私にもそんな時期があったし
今でも、ふとそんな気持ちになる時があるけれど
でも、こうしていろんな人の話を聞いていて思うのは
「私らしさは、私の中からしか生まれない」ということ。
え、あたり前？
でも、その当たり前が腑に落ちている人はどれほどいるのでしょうか。
あなたではない、どこかの誰かのような
素敵な私がいるはず、って
外にばかり目を向けていない？
私らしさは
「私の生きてきた道の積み重ね」そのもの
どうあがいたって
私の、あなたの人生そのものでしかないと思うのです、私は。
いつかのどこかの未来で、
ギフトボックスがあって
その蓋を開けたら
「私らしい私がいた！見つかった！」なんてものではきっとない。
この世に生を受けたその時から始まり
今日に至るまでにあなたが歩いてきたその道のり全てが
あなたらしさであり、
もし、その道のりの途中の今
そのご自身に「私らしさ」を感じられないのであれば
それは、「私らしくない」のではなく
ちょっと迷子になってるだけだと、思うのです。
今回、私はアキさんと時間を共にし
いろんなお話を聞かせていただきました。
ご実家が事業を興され
そこで生まれ育ったお母さまと、
事業主として共に生きるべく
豪快にまっすぐに人生にチャレンジされた、お父様と生きてきた道。
不思議な巡り合わせで
オーラソーマから天然石に出会い、
一気にその世界に魅了されたこと
魅了された世界で、頑張り続けたはずなのに
なぜか、充実感を感じられなくなってしまった日々。
そしてもう一度
新たなる道を選ぶことを決めた今。
その中でアキさんが体験し、肌で、心で、様々に感じ、
授かり、身につけてきたたくさんの素質や才能、能力。
アキさんが歩んできた、選んだ道の全て
それこそが、アキさんの全てであり
彼女らしさそのものでしかないと、私は思うのです。
彼女はいつだって
自分にやってくる出会いや巡り合わせというものを
抗うことなくまっすぐに受け止めてこられたし
ご自身が感じていることを、その感受性を
いつでも確かめながら生きてこられた。
それは、喜びや嬉しさ楽しさ、いい時だけではない
不安や、違和感や、苦しさや、迷い
そういうものでさえ、逃げずに、
そう感じるご自身を信じ、見つめられてこられたんだろうな、って。
人は何かと、間違いや失敗、変化を恐れるし
そうなってしまう自分のことが嫌だと感じたり
失敗が恥ずかしいと思ったり
間違うことや変化を恐れるあまりに
今のぬるま湯につかり続けたり
もういらないとわかっているものを手放せなかったりする。
本当はどうしたいか
微かに、でも確かに答えはわかっているのに
変化が、
失うことが、
嫌われることが、
それを超えられるかわからない自分が怖くて
今の安住を取ろうとする
でも、
その安住は、決して心からの幸福ではなかったりもする
だから、思う
私らしさってどこにあるんだろう。と。
そして、外に求めてしまう。
私の生きたい人生って
私らしさって、なんでしょう？と。
もちろん、人は自分のことは案外わからないし
自分の素顔を自分が見ることなんて実はできない。
だからこそ
誰かの目に写る自分を知ることでわかる自分は、たくさんいます。
でも
誰かが教えてくれる「あなたらしさ」が
あなたらしさの全てではないし
人からもらった「あなたらしさ」だけで作り上げるあなたは
結局、あなたらしくなんてないんだろうな、と私は思う。
大事なのはきっと
自分では見えていない自分を知りながら
そうして、他者の目を借りながら、助けてもらいながら
一番近くにいるのに一番無頓着になってしまう
自分自身というものに気付きながら
自分の感受性・・・
違和感やフィット感
喜びや嫌な感じ
いつ笑顔になるのか
どんな時その笑顔は曇るのか
何を信じ大切にしたいと切に願うのか
その、自身のアンテナ感度を信じ
で、私はどうしたいの？
そう問いかけ出てくる答えを、
その本心のままに
時に怖くても、正直に選び続ける
もし、選んだ答えが違っていたと感じるなら
また、選び直す
その連続が「私らしさをつくる」ということに尽きると思うのです。
だから、自分から逃げてはいけないし
自分の生きてきた道から、
やってきたことから目を背けずに
これまで生きたきた道を紐解きながら
何を感じ、何に心が動いて
何を喜びとし
何を大切にしてきたか
それを
一つ一つ、見つめ、すくいあげ、
一つ一つを、紡ぎ続けていくことが
大事なんだろうな、と。
アキさんはこの１〜２年
まさに、ご自身を振り返り、見つめ直し
時に他者の力を借りて
この人生で大切にしてきたこと
喜びを感じるもの
ときめいたもの
それらをもう一度紡ぎ直すことが
きっと、できたんだろうなぁ。
子どもの時に憧れた
ディズニー映画のプリンス達
煌めいて、人生の主人公として
まさにプリンスとして美しく生きる姿に感じたときめき。
つくることが好きで好きで好きで
ずっと、心のままに作り続けたいと思った学生時代、
その時感じただろう、溢れくる悦びや充実感。
お父様から譲り受けた
やると決めたら突き進み成し遂げていく才能
お母様のように、
おおらかに構え揺るがない世界への信頼。
天然石の魅力に惹きつけられた、あのときめき。
「ジュエリーを作りたい」
湧いてくる気持ちのままに動いた先でつないだ出会い。
出会った人を大切にしたいと、突き進んだ
ジュエリー制作から教室運営、
協会の設立運営までの道のりで感じた
喜びや苦しさ。
誰かの期待に応え続けることは苦しくなってしまうじぶん。
私には私のペースが、心地よさが、あること。
その時々震えた心を見つめてきたからこそ
「やっぱり、天然石と、心のままに何かを作り出すことがいちばん好き。」
それを確かめることができたし
今回、こうして
もう一度、ワイヤージュエリーデザイナーとして生きていくことを
未来への希望と悦びとともに、選ぶことができたんですよね、きっと。
今、混乱する世界の中で
これまでの当たり前が脆くも崩れ
日常が一気に様変わりして困惑している人も
きっと少なくなく
これからに不安を感じる人もいらっしゃるかもしれません。
でも、どう生きても、何があっても
私たちは「自分に与えられた人生」を生きるしかないし
それはつまり
自分の１日１日を、
今、この目の前の日々を
選び重ね続けていくことに他ならないならば
どこか遠くの「私らしさ」を探し彷徨うのではなく
誰とどんな人生を生きてきたのか
その中で
何にときめき、悦び、没頭してきたのか
どんな時に心から笑い、どんな時に心底悲しんだか
何が心地よくて、何が心地悪いと感じるのか
何を、誰を
愛し大切にしてきたのか
そして
誰があなたを信じ、見守り
応援し続けてきてくれたのか
もう一度、大切に、深く見つめ直し
そして
だからこそ、これからも生きていくならば
どうしていきたいのか
すぐ、即答ができなかったとしても
一つ一つ、確かめ、選んでいく
あなたがあなたのこれまでを
何より大切に扱い、見つめ直し
紐解き
そしてまた、
これからのために
ほんとうに大切にしたいものをすくいあげて
今日からの日々を重ねていくことが大事なのではないかと、
私はアキさんとの時間を重ね、思わずにはいられません。
あなたの悦びは、希望は
あなたの中にしかないし
あなたの中からしか、生み出せないのだから。
世界がうねり蠢く
この大いなる転換の時
ご自身の経験談を通して
そんなことを気づかせてくれたアキさんに
心から感謝するとともに
彼女がこれから生み出すであろうジェリーが
どんな素晴らしいものになってゆくのか
それを見る時が、ほんとうに楽しみです。
そしていつか
私もそれを、手にしたいな。
アキさん、ほんとうに、ありがとうございました。
LOVE SYMPHONY
女性が可能性や魅力を開花させ
美しく生きて輝く
その輝きそのままのような天然石ジュエリー、講座等については
アキさんのブログを、どうぞご覧ください。
対話を通してあなたのこれまでを振り返り、今と未来を繋ぎます。
私が感じたあなたを切り取り綴る shutter
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