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Shutter Vol.4 私とともに生きるジュエリーを 岩田アキさん②

私が感じたあなたを切り取り綴るshutter

4人目は、東京都でWJDAワイヤージュエリーデザイナーズアソシエーションを設立、代表を務める岩田アキさんをご紹介します。


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1話目はこちらから


◆石と出会うまでの道のり


お爺様の代から続く、事業経営一家の娘として

波乱万丈ありながら育ってきたアキさん。

子どもの頃から、一番身近なところで、

事業経営の本質やその実態を、肌で感じ育ってきた人でもあります。


だから、物事の企画運営や、経営というものに対する

フワフワした夢物語だけではない、質実剛健さが染み付いている。

それが、彼女から漂わせる「豪」の雰囲気の根元なのかもしれません。


そんなアキさんは、

子どもの頃からとにかくアーティスティックなことが好きで

毎日の日課が

ずっと図工の時間だったらいいのに!と思うほど

図工や美術の時間をこよなく愛する子ども時代を送り

学生時代の成績はずっと満点だったそう。


作ることがとにかく楽しくて好きだったの


今回のインタビューの前に、一度カフェでお茶をしながら

当時のことを話した彼女は

本当に、それはそれは嬉しそうで

作ることを心から慈しんできた人なのだと

そう感じさせるに十分すぎる笑顔で語ってくれた事が、印象的です。


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だから私は、あの日

彼女が生きて行くための大切な源の一つは「創作」なのだと確信して。


内なる根源から湧くインスピレーションを形にして表現する悦び。

それはきっと、溢れてきてしまうものなのだろうなぁ、って。


ただただ、その溢れるインスピレーションとともに生き、

悦びを感じ続けて行く事で、世界に幸せの波紋を拡げていくひと。




作る事が好きで、大学も造形を専門に学んだ彼女は、


学生時代の大失恋がきっかけで、オーラソーマに出会います。


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元々、心のことにも興味があり、カウンセラーにもなりたかった当時。

色から心模様を読み取って行くオーラソーマに惹かれ、

大学卒業時には、オーラソーマプラクティショナーに。

当時、お母様が運営していたフラワースクールの片隅で、

オーラソーマコンサルテーションをスタートします。


ところが、やってみると、オーラソーマの世界はなかなか複雑。

色だけではなくハーブについての見識、色の組み合わせの意味など

深淵ゆえに複雑なその世界を突き詰めてゆけるのかと思い始めた時。


「石(パワーストーン)のことを教えてくれる人が来るわよ」


さりげないオーラソーマのティーチャーの一言が、

アキさんの岐路に。


そこで出会った、

色も形もみな違う様々な石たち、それぞれが持つメッセージや個性のこと。


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選んだ天然石が伝えてくれるメッセージが

まさにその時のアキさんにピタリとくるものだった驚きと感動。


石の世界に一気に魅了されたアキさんは

その時、ふと

数年前に訪れた印象的なパワーストーンのお店を思い出します。


直感の赴くままに訪れてみると、そこで目にしたのは

なんと、「スタッフ募集」の広告。

そのまま、そのお店のスタッフとなり

選んだ石の持つ意味や、クライアントに必要なメッセージを伝える、

クリスタルリーディングの道へ。


以来、お母様のフラワースクールとパワーストーンの店舗二箇所で

オーラソーマプラクティショナーも続けながら

クリスタルリーディングの伝え手として、

4年間、石の仕入れなどにも関わりつつ、

一つ一つのパワーストーンの持つエネルギーを感じながら

お客様の心の声を聴き、必要なメッセージを届けてゆきます。


多くの石と出会い、

その個性やメッセージを感じ続けた日々を重ねて行く中で

なんと

アキさんは

人にそれぞれ人格があるように

石にもそれぞれの性格・・・

石格と言っていいのでしょうか・・・があることを

感じ始めたそう。



この石は、おじいちゃんぽいな、とか

この子は、若くてフレッシュだな、とか。


そうして、その石たちが、どんな人に役立てるのか

どう使ってあげたら、より生きるのか


そんなことを、感じるようになっていったのだとか。


今回お話をお聞きした中で

アキさんはさらりとそのことを話された

(つまり、それって誰でもできることだと、思っていた)けれど


石に性格や人柄を感じるとは・・・・



私は、なかったよ、という一言に、驚きを隠せずにいたあきさん。


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人って、自分が当たり前にしていることは

他の人も自然にできること、やっていること、と思いがち。


それほどまでに、自分にとっては

それができること

その存在、そしてそれとの関わりが

日常に、いつもに

がんばらなくてもできる事として、

深く深く。染み付いているんですよね。


アキさんにとってのそれは


魅了された石たちとの触れ合いであり、

コミュニケーションだったんだろうな、って。


私は、見えない何かが見える人ではないし

予言的なことを言えるわけでもないけれど

それでも。


あの日訪れたアキさんのサロンにあった


「これはもう、私のオタク。コレクションだよね」


そうはにかみながら紹介してくれた

棚いっぱいのクリスタルたち。


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その空間が、とても清々しくて

生き生きと感じられたのは、

決して気のせいではなく


そこに

アキさんの「好き」が

好きだからこそ、大切にしてきた事が

たくさんつめられていたからだと思うのです。


そしてそれが、

飾られたクリスタルたちからも、出ていたんだろうな、って。


想いは、通じ合う。


たとえそれが、人であっても、物であっても。



きっとそうなんだろうなって

そんなことを感じたあの日。


クリスタルに出会い、魅了され、

リーディングを続けたアキさんは

このあと、ワイヤージュエリーに出会い

協会設立まで突き進まれます。


次号はそのお話を。


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