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麒麟が来る #46

岐阜お城研究会が開催され、私も随分久しぶりに参加した。

この会は岐阜城に眠る城郭遺産「信長の山上石垣」の魅力を発信し、岐阜市の観光を飛躍させて活気あるまち“岐阜”を目指して活動する会として、平成26年より活動されています。

私も、当初から参加させていただいて、各種イベントにも楽しく参加させていただいていました。

参加するきっかけは以前も書いたように、サッカーが元で歴史に興味を持ち、自分のルーツや故郷のことをもっと知りたいと思ったことからです。

その流れで当然岐阜のことにも興味をもち、岐阜にはどんな歴史があるか知りたくてこの会を知り参加するようになりました。

さて、今回の岐阜お城研究会は大河ドラマ“麒麟が来る”の振り返りでした。
“麒麟が来る“の放送が終わったのは随分前ですが、コロナの影響もありなかなか会が開催できずこのタイミングになりました。

まず、この大河ドラマ“の麒麟が来る”という題名。
『麒麟』というのは、太平の世に現れる伝説上の生き物です。
そして、このドラマは“争いのない大きな国を作る”というテーマで、明智光秀と織田信長の両者が描く理想の世界のギャップと揺れ動く感情が本能寺の変を招いた様が描かれているドラマだったと思っています。

私が、惹かれているのはこの“争いのない大きな国を作る”というところ。

争いが続いた戦乱の時代に、
「どうしたら争いがなくなるか?」
「人々が平和に暮らせるか?」
と考えた時に出された答えが、“大きな国を作る”というものだった。

天下布武

この言葉の意味は諸説あるようだが、この時代にそのような発想をし、実際にそれに向かって動いた織田信長の力はとてつもなく素晴らしいもので、それに大きく影響を与えた明智光秀もまた偉大な人だったんだと感じます。

数年前に、ある歴史を専門とする大学の有名な教授とお話しする機会があったのですが、日本の歴史上最も偉大な功績を残したのは織田信長だと言っていました。

なぜかというと、近代日本の原型を描き、それに向けての大きな革命を起こした人物だったからだといいます。
それまでは自分達の県(当時は国と言ったのかな?)単位でしか物事を見ていなかったのが、世界に目を向け、日本という国を一つにまとめ上げるというビジョンを持った初めての日本人が織田信長だったのです。このドラマでは、そこに明智光秀も大きく影響を与えた人として描かれています。

そしてそれが描かれた場所が我が故郷“岐阜”なのです。

今の世の中の原型を作るべく号令が岐阜から発せられていたことは、形には残るものではありませんが、目には見えない大きな歴史的価値だと思うのです。

そのようなことが、発せられた場所が岐阜であったという事がとても誇りに思います。

麒麟が来る。

世界中の国々に麒麟が訪れ、地球全体が太平な世になることをこの岐阜から祈ります。



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