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ロマンポルノ無能助監督日記

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#内田裕也

ロマンポルノ無能助監督日記・第20回[神代辰巳監督『少女娼婦けものみち』で内田裕也の”気合入ったぁ”]

ロマンポルノ無能助監督日記・第20回[神代辰巳監督『少女娼婦けものみち』で内田裕也の”気合入ったぁ”]

篠山紀信は、僕らの世代からすると、ファーストアイドル南沙織とチェッ、結婚しやがったカメラマンであるが、金子個人史的には、平成『ガメラ』シリーズの音楽担当・大谷幸さんが南沙織の妹さんと夫婦だったので、お互い下北沢に住んでいた頃はちょっとだけお付き合いがあり、お付き合いと言っても会っていたわけではないが、家族同士の噂を聞いて、息子が生意気だとか、あの爆発ヘアは沙織さんが毎日セットしてるんだってさ、とい

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ロマンポルノ無能助監督日記・第15回[小原宏裕監督『桃尻娘・ラブアタック』にちょこっと出演]

ロマンポルノ無能助監督日記・第15回[小原宏裕監督『桃尻娘・ラブアタック』にちょこっと出演]

白鳥組『宇能鴻一郎の看護婦寮日記』が完成した0号試写の日(2/15)、東洋現像所(現イマジカ)の五反田で終わったので、カノジョと夕方待ち合わせ、日比谷公園の松本楼でカレーを食べた。
夜の日比谷公園でキスくらい、したか・・・
しかし、それ以上は・・無い。そういうことは、させてくれないカノジョ。

ロマンポルノの仕事の現場で、美しい女性のハダカを多数目の前にしながら、私生活では・・無い・・のが、「映画

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ロマンポルノ無能助監督日記・第8回[名匠・田中登監督に2度就いた]

1978年6月半ば、『人妻集団暴行致死事件』の撮影も、いよいよ佳境に入った。

都市化する旧農村青年たちの、“セックスしたい”ばかりの欲望あふれる日常を、リアルに淡々と撮りながら、彼らはついに「犯罪」への境界線を越えて、邪鬼となる。

真夜中の川の土手道、酔いつぶれている泰造(室田日出男)の上で、3人の若者は話す。
「やっちまおうか、あの母ちゃん」
・・・するりと犯罪者の顔になってしまう古尾谷雅人

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