マガジンのカバー画像

ロマンポルノ無能助監督日記

37
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

ロマンポルノ無能助監督日記・第11回[西村昭五郎監督・赤江瀑原作『蝶の骨』で予告編を作ろうとしたが]

ロマンポルノ無能助監督日記・第11回[西村昭五郎監督・赤江瀑原作『蝶の骨』で予告編を作ろうとしたが]

『高校大パニック』の熱い夏のあと、日活入社4本目に就いたのは西村昭五郎監督『白い肌の狩人・蝶の骨』。
小沼勝監督『時には娼婦のように』と2本立で78年9/23に公開された。
撮影は、8/7~9/1のうちの18日間。
撮影中に4日間のお盆休みが入り、2泊3日の京都ロケがあった。
真夏に撮影された訳だけれど、「暑かった」という記憶は無い。
『高校大パニック』の現場が熱かったから、“撮影の温度”が比べる

もっとみる
ロマンポルノ無能助監督日記・第10回[『高校大パニック』パニック続報]

ロマンポルノ無能助監督日記・第10回[『高校大パニック』パニック続報]

『高校大パニック』での、フォース助監督・金子の役割としては、数学の問題式を、撮影前に、黒板に白墨でそれらしく書いておくこと、生徒のノートがアップになった場合に備えて、計算式を手書きで埋め尽くしておくこと、であった。

3月に辛くも卒業出来た東京学芸大学は国立なので、入試は5教科で、小学校教員養成・国語学科といえども数学はあったが、受験科目は「数IIB」(すうにびー)。
この映画で必要なのは、その上

もっとみる