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ゼンゼロとかいうイカれたクオリティのゲームが出た
ゼンレスゾーンゼロはHoYoverseから先日リリースされたアクションRPG。
もうこれが本当に良い方向でイカれたクオリティをしている。
今までのHoYoverse作品は、僕的にはキャラの見た目が刺さらなかったのでプレイしていなかった。
そんな時この動画を見た。
なんだ….?
このイカれたUIデザインは….
キャラの服装も近未来かつアメコミ風のおしゃれな感じで、かなり自分の好みに一致。僕自身は和ゲーをストーリーもの、対人もの問わずプレイしていて、その中でもアニメ調のキャラが出てくるゲームがかなり好き。
ソシャゲとは縁が遠い自分でも、とりあえずリリースしたら触ってはみるかと思っていた。
リリース当日、PCにインストールしていざプレイしてみると….
このゲーム、凄すぎて恐ろしさすら感じた。
①圧倒的すぎるゲーム全体のクオリティ
この会社の人気タイトル(原神、スターレイル)は
・単純に高クオリティ
・魅力的なキャラクター
・基本無料で遊べてしまう、敷居の低さ
という「こんなん絶対誰でも遊ぶやん」三拍子が揃っている。大陸ゲーを一切プレイしない自分でも、彼らがそれをプレイする理由は充分に理解できた。
ゼンレスゾーンゼロに関してはもう…..プレイ中に「すげえなこれ…」とあんぐり口を開けてしまう。
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まずはキャラの3Dモデルだ。戦闘中も会話中も、そのクオリティが一切落ちることはない。
キャラクターはぬるぬるよく動くし、戦闘中のモーションも本当に軽やかで細かいところまでよくこだわっている。
特にムービーがすごい。
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ただ綺麗なだけではなくリアクション一つ一つが大きく作られていて、さながらPixarやディズニーのアニメを観ているよう。
前述したメニュー画面なんかのUIはもう….おしゃれだし見やすい。フォントの感じもかなり俺好みなんだよなぁ….。
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ちなみにメニュー画面でもキャラクターはぬるぬる動いてくれる。もうなんなんだよこのゲーム、メニュー画面に感嘆させられることなかなかねえぞ!!!
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さっき貼った動画でデザイナーの方が「一体何食ったらこんなん作れるの?」って言ってるわけだけど、もちろんそうだし、それを可能にしてしまう開発リソースが怖い。
HoYoverseにはこれが作れてしまう人員と、その人たちを引き抜いてくるだけの圧倒的な予算があるわけである。そしておそらく他のタイトルにも同じような人たちが雇われているわけで。
もーーちろんキャラもアホみたいに魅力的だ。
僕が好きなキャラ一人目、アンビー。
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顔面と服装がかなり好みでござる。僕の大好きな「実用性は絶対にないが、なぜかエッチに見えてしまう効果のあるベルト」を着けていて、控えめに言って神である。
こう生足よりもなぜか、靴下だのベルトだの”本来はノイズであるもの”を装着しているほうが男性的に嬉しく見えてしまう現象は何なんだろうか。
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一方で戦闘スタイルは最高にかっこよく、逆手に持ったナイフで目にもとまらぬ速さで敵を斬っていく。本当にシンプルに剣で斬っていくだけの、それでいて操作感はこの上なく爽快な、アクションRPG といえばこれ!というような性能だ。初期から使えるので、興味ある方はぜひ。
2人目はカリン。
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チェンソーを持って戦うメイドさんである。個人的に一目惚れという感じではなく、ガチャで引いたときは「まあ引いたし使ってみるか」程度だった。
いや動かしてみるとね…..虜になったんだわこいつの。
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端的に言うと、チェンソーで敵をミンチにするのがクソ気持ち良い。
世間では「メイドさんとか小さい女の子が武骨な武器を持っているギャップが良い」みたいな話はよくあるけれど、その魅力をアクションRPGにそっくりそのまま落とし込んでいるのが本作だ。
チェンソーを敵に当てると、さながら木を切っているようなヒットストップと大量の火花が発生し、「チェンソーで切断する快感」が脳内に流れ込んでくる。
それでいて性能もチェンソーを振りまわすだけでなく、「敵にチェンソーを押し当てる」ことでダメージが出るようになっているのも秀逸だ。
敵をダウンさせて、スキルで敵にチェンソーを押し当てているとき….
脳内に流れ込んでくるのはもちろん、敵をミンチにする快感だ。
だがそれだけではない…..なんだこれは….山の中….?
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そうか、俺は林業をしているんだ。チェンソーでこいつらを角材木材にして、こいつらで日本中の家を作ってやるんだ。
一軒家を買って、幸せなひと時を過ごす家族の姿が思い浮かぶなぁ….
…あ、ちなみにこいつかわいいです。
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必殺技では「ごめんなさーい!」とか言いながら敵を切断する。
カットインがかわいいんだよね。
このチェンソーウーマンはそんなめっちゃレアな感じではないので、始めたてでもハードル低め。みんなも、努力!未来!a beautiful star!!!!
三人目はエレン。
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顔面が好みで、気だるげな感じ…..神である、いや普通にbeautiful starである。
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ただこいつ、お気づきの人もいるかもしれないが….
ガチャ産で、そんでもって一番レアな枠にいる。
本作は基本無料、つまりどこかで集金しなければいけないわけで。
まあ~~~~ひたすらにこの会社、人間の欲を刺激するのがうまいんだわ。
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エレンはガチャで引かなくても、トレーニングモードのような場所でお試しプレイをすることができる。この使用感が….他のキャラにはない独特なスピード感で最高に気持ちが良い。
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戦闘時のビジュアル面ももちろん最高で、メイド服に似合わない足捌き、走り姿、そ~~~~~のギャップがね…..もうダメ。
「試しに触らせてくれるならやってみよかな!」そう思ったら、お前の運の尽き。このキャラが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまう。
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デパートの一階とかで「お試しいかがですか~?」みたいな感じで、めちゃくちゃうまい菓子の欠片を渡してくるお姉さん、アレの強化版である。
デパートの菓子売り場お姉さんLv.100(12凸)くらいの強さ。
ちなみにそれだけではこの会社は終わらせてくれない。
必死にエレンが欲しい欲望を抑えようと、街中でサブクエストに勤しんでいると…..
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なんか街中にエレンちゃんおるやん。
この会社、俺たちの視界にことあるごとにエレンを写して、物欲が途切れないように仕向けてくるのだ。
しかも制服+タイツ姿で、まあなんというかエッチだ。
本当に許せない。
僕が初めて「ブレスオブザワイルド」をプレイした時のことを思い出す。広大で、遊びが詰め込まれた世界が魅力の作品だが、何よりも「世界の全貌を自分が目にしていない時」が一番面白い。「この先には何があるんだろう」「どんな敵が待ち受けているんだろう」、そんなことを考えながら自分自身の足で世界を冒険していく….それが「ブレスオブザワイルド」だ。
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そしてエレンのタイツ姿もまた、「ブレスオブザワイルド」である。
全貌が見えていない、だからこそワクワクしてしまうのだ。
街中でエレンに出会ってしまうと、俺は冒険心を抑えられなくなってしまう。
エレンちゃんをガチャで引くために進み続ける俺はさながら、ハイラルを救う使命を背負い冒険する勇者リンクである。
タイツはハイラルの大地、ブレスオブザワイルドなんだ。
あ、それはそれとして生足も普通に良いと思います。
街並みや屋内も細かいところまでよく作りこまれている。
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キャラに関しても、設置物に関しても、とりあえず「我々の目につく範囲で変な部分は一切見受けられない」のだ。
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ゲームってある程度いろんな作品やってると、グラフィックに関しては「なんか変やなここ…まあええか」と目をつぶってプレイするのが常で。別に僕はそれがゲームとして悪いとは思っていなかった。
ゲームの主軸ではない部分には力を入れないのは当たり前だと思っていて、僕の好きな「ゼルダの伝説」の「ブレスオブザワイルド(これはタイツの隠語ではない)」はハードとしての制限の多いswitchにおいて、”うまく誤魔化す”という手段をとっている。
そうすることで気にならない・なんか綺麗に見えるわけだ。(もちろんそれがブレワイのグラフィックの凄い部分で、賞賛されるべき点である。)
だがゼンゼロはハードとしての制限も、予算の制限も(ほぼ)ないのであろう。
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もう、圧巻である。
そういう「グラフィック面で目を瞑る部分が素人の僕にはない」というのが、少なくとも僕の短いゲーム人生の中ではあまりない経験であって、しかもそれが「無料でリリースされる、大衆を向けたゲーム」である。(僕の勉強不足という可能性も十分にあるけれど。)
シナリオ中のアメコミ風のカットも味がある。
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当然のようにどのカットも可愛らしいし、その上量が半端ではない。シナリオをプレイしていると数えきれないほどこのアメコミ風カットは目にする。あんだけ出来の良い3Dモデルがあって、ぬるぬる動くムービーが作れるのにわざわざアメコミ風のカットをいれるのは、「それをやりたい」と思っているからだし、「それが良い」からだ。そして当然のようにこのアメコミ風カットは素人目の僕から見ても出来が良いし、好きだ。
圧倒的な爽快感のアクション部分
本作はアクションRPGとして作られている。
肝心のアクション部分、爽快すぎて涙が出ます。
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操作はこのジャンルの中ではシンプル寄り。多分ipadやCSでプレイする層も意識しているのかな。3人のキャラを交代しながら操作していくような感じで、押すボタンは
・攻撃
・スキル(一つだけ)
・回避
・パリィ
くらい。
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攻撃もスキルも一つずつしかボタンがないのに、それぞれを押していて気持ちよく攻撃が繋がるようにできていて、シンプルながらも一辺倒に感じることはなかった。攻撃やスキルを当てるだけでひたすらに爽快なように作られていて、キャラを動かしていること、それだけで遊びとして完成している。
前述した戦闘中のキャラの3Dモデルがしっかりと作り込まれているおかげで、どのキャラも動かしていて楽しいし爽快だ。
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ジャストパリィした時とかね…もう本当に気持ちよすぎる。パリィはこのジャンルに慣れていない方には少し難しい要素だが、難しい分決めると派手なエフェクトでプレイヤーを褒めてくれる。
多分脳からいけない物質が出ている、そんな自覚がある。
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「連携スキル」はキャラが交代しながら攻撃を叩きこむというもの。攻撃ボタンをただ押すだけのシンプル操作なのに、爽快感はもちろんあるし戦闘のテンポを心地良いものにしてくれている。
本作の戦闘全体を通して、法的に「何か規制されてもおかしくないレベルの気持ちの良い演出とSE」がお出迎えしてくるので、またパリィしてしまいたくなる、パリィ依存症サイクルに閉じ込められてしまう。
極めつけは、必殺技(?)のカットイン
僕はこういう「必殺技にカットインが入る」のがめちゃくちゃ好きなんだけどさ….
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いや….カッコ良すぎる。
どのキャラの必殺技もスタイリッシュなカットインが設定されているので、皆さんの好きなキャラで発動してみて欲しい。
戦略性みたいなところに関しては操作がシンプルな分、編成やスキルのレベルアップなどで遊びの幅を広くしていく方針を取っている。
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ここはいかにもソシャゲっぽくはあるが、キャラや編成を強化していく過程は、このジャンルの面白さの一つだ。自分の時間と、お財布と相談しながら楽しんでいこう。
まとめると肝心の戦闘部分はシンプルでとっつきやすく、それでいてアクションRPGとしての根幹である爽快感を徹底に突き詰めた仕上がりになっている。
このジャンルを普段やらない人はその面白さを理解するきっかけになると思うし、慣れている人にも「これはとんでもないものが出たな」と思わせてくれるクオリティだった。
気になったところ
ここまで褒めちぎっては来たが、数は少ないものの気になる点はあった。
ネット空間(?)を探索するパート
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・どこに進めるのかがわかりづらい
・一つ一つ起こるイベントの挙動が遅い
・妙に画面がチカチカするせいで目が痛い
みたいな理由で、画面自体の見た目はいいがゲームとして楽しいかといえばそんなに...という感じ。
やはり"ソシャゲ"である
僕がソシャゲをほぼプレイしないのもあるが、始まった瞬間からいつ使うのかわからないものを大量に渡されるせいで、情報の嵐になって正直辛い。
またこのゲーム(この会社?)特有の用語も多く、「俺は素直にアクション部分を楽しみたいだけなのに、なんか用語をひたすらぶつけられて苦しい(それらの用語がゲームを面白くしているかといえば、別にそうではない)」みたいな状態になる。
とはいえ、まあそれくらい。
最後に
ここまで「とんでもないクオリティ」のアクションRPGは初めて遊んだ。
細部まで「とんでもないクオリティ」が行き届いている。
ひとえにこれはHoYoverseの圧倒的な開発リソースゆえだろう。
これが基本無料である。
しかも無料版でもほぼ問題なく遊び続けることができてしまうわけで。
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僕は日本の大手ゲームメーカーが出すタイトルを好んでプレイしている。別に自分の中ではゲームソフト1本に7000円払うことなんて当たり前だし、それがさして高いとは思っていなかった。
しかし一方で、ここ数年で基本無料でハチャメチャに遊べてしまうタイトルが流行したこともあり、周りの知人から「6000円のゲームは高いw」みたいな声を聴くことは多かった。とはいえ「まあみんなたかがゲームにそんなお金はかけたくないのかな」なんて思っていたわけだが…..ゼンゼロをプレイするまでは。
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HoYoverseのタイトルを初めてプレイして、確かにゲームに対して6000円という対価を払わなくなる人たちの気持ちを身に染みて理解した。無料でこのクオリティ、このボリューム、そしてそれが今後も追加され続けるわけである。
基本無料に慣れた今の子達は、従来の6000円払って購入する”旧式”のタイプのゲームに見向きしてくれるのだろうか。とんでもない資金で作られた、基本無料で、隅々までクオリティが高い、そんなゲームが隣にある状態で。
正直このタイトルをプレイして僕は、圧巻されてしまったし、同時に恐ろしいとも思ってしまった。
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ここ数年で、僕の追っていたいくつかのタイトルにおいて開発リソースが足りないせいでアップデートが大幅に遅れてしまったり、納期の問題で不完全な状態でリリースされるようなことが次々起きていた。
本当にプレイヤーとしてはこれが悔しい。もっと面白い状態で、もっと受け入れられやすい形で、世に出る世界線もきっとあったはずなのだ。
ゼンゼロをプレイして、HoYoverseのタイトルを初めてプレイして、正直羨ましいな…と感じた。まあ多少当たりはずれはあるんだろうけど、それでもどれも高いクオリティでリリースされる。
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僕にとってこのゼンゼロをプレイするという経験は、クオリティに圧巻される未知のゲーム体験と、今後のゲーム業界というものに不安を抱いてしまう、すごく複雑なものになった。
ぜひみなさんも、おそらくこのゲームというものの第一線を走っているであろうHoYoverseの「ゼンレスゾーンゼロ」をプレイしてみてほしい。最後はなんか湿っぽい感じになってしまったけれど、このタイトルは最高に面白いし、遊びやすいからさ。
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