透明よりも綺麗なあの輝きを

2020年がもうすぐ終わる。

世界の多くの人にとっては、生き辛く、身動きが取り辛かったであろう2020年。

でも、私にとっては、
少なくとも生きてきた中で
1番と言っても過言ではないほどの
「この上なく穏やかで幸せな1年」だった。


憧れ続けていたものがあった。
ずっとずっと手に入れたかったもの。
変わりたい、と願った理由。

変わろうと決め、
でも変わることが怖くて
泣きながらそれでも動き続けた。

眩しくて、キラキラしていて、
到底自分には手に入れられない、と思い込んでいたもの。

それでも、どうしても
手に入れたかったもの。


あの頃の自分に届けられるなら
いつも聞き返されるほど小さな声だけれど
のどが痛くなるほど大きな声で言いたい。

「無駄じゃなかったよ」

「ちゃんと変われているよ」

「怖くても、やってみたら出来たよ」


「私、そんなに捨てたもんじゃなかったよ」


「君の願いは ちゃんと叶うよ
大人になった君が言う」
-「魔法の料理〜君から君へ〜」:BUMP OF CHICKEN


この1年を改めて思い返すと、
たくさんの「初めて」を経験した1年でもあったと思う。

今までやりたくても
他人の目線が怖くて出来なかったこと、

自分には相応しくない、と
自分の妄想でしかない他人からの評価の中で生きて、
自分を決めつけていたこと、

これをしたら「どう思われるだろう」と
「自分」ではなく「他人」のものさしで決めていたこと。

そうやって取りこぼしてきた、
「本当はしたかったこと」を
ひとつひとつ、拾い直していくような1年だった。

そしてひとつひとつを拾い直すその度に、
少しの恥ずかしさと
大きな達成感がじわっと胸に広がって、

少しずつ少しずつ、
人より圧倒的に遅いけれど、
自分を、自分自身で、成長させられていると感じた。


こんなに心穏やかだった1年はない。

こんなに自分を信じられた1年はない。

こんなに周りの人に感謝をした1年はない。

こんなに、「生きている」と感じた1年は、ない。


気付けば、
眩しくて、キラキラした
かつて到底自分には手に入れられないと思っていたものに

変わりたいと願った理由に

憧れ続けたものに抱き締められていた。


それは偶然ではなく、
運が良かった訳でもなく、

絶対に変わると決めて
死にものぐるいで行動し続けたからなんだと
本当に誇らしく思う。

「諦めなかったことを
誰よりも知ってるのは」
-「Aurora」:BUMP OF CHICKEN


自分がどれだけ頑張ってきたか、
誰よりも知っているのは、私だから。

1番近くで、ずっと一緒だったから。



本当に
こんなに嬉しいことはない。

こんなに幸せなことはない。


きっと一時的な事じゃない。
どんなことが起きても、
これからずっと、
最高に幸せに生きていけると思う。

だって自分で、
自分が、最高に幸せに生きていける場所を、
環境を、人を、モノを、選び続けていくから。

「ゴールはきっとまだだけど
もう死ぬまでいたい場所にいる」
-「アカシア」:BUMP OF CHIKEN


いたくない場所には2度と戻らない。
だってそこに私が欲しいものはなにもないから。


困難が降り掛かっても、
上手くいかないことが起きても、
ブレずに自分が行きたい方へ、
「じゃあどうしたら良いか」を
「それを乗り越えた後、どうなっていたいのか」を考えて
選びたいものを選び続けていく。

他人に自分の気持ちや機嫌を握らせたりしない。

自分の人生のゴールが来るまで、ずっと。
心地よいものだけを選び続ける。

ずっと、そうしていけるように
自分も成長し続ける。

「生涯勉強」という言葉は
こういう意味なのかな、なんて思った。



来年もどうかよい年でありますように。
よい年にできる自分であれますように。

この輝きと暖かさをなくすことなく、
なくさないための、
さらに広げていくための努力をし続けられる
自分でいること。

変わり続ける自分でいること。

その2つを目標に、来年も動き続けたいと思う。

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