見出し画像

あやねのコラムは実際役に立つの?

【はじめに】

2024/4/2(火)に以下のようなポストをしたのですが結局Xだと長くなってしまったので記事にまとめようと思います。
今回も的中や回収のデータではなく、単なる調査や確認の結果なのと、大した内容と文章でも無いため、どうしても時間が余り過ぎて暇を持て余していましたら読んでみてください。

文章、表現、言葉の使い方の間違い等がございましたら、温かい気持ちで目を瞑ってあげてください。
文章を書くことは昔から苦手なので・・・。

第48回の分までで一旦収集は終わります。
これ以降は特に更新はしませんのでよろしくお願いします。

【あやねのコラムとは】

まず、コラムがあるのは知っていましたが、noteでは「あーやのサクッと競馬たいむ」という見出しとしてまとまっており、コラムのタイトルには「アガ理論あやねの毎日コラム」と頭に記載があります。
どっちで推そうとしているのか分かりませんが、とりあえずまだ設定にブレがあるようです。
もしくは何も考えていないか。

どっち?

内容としては、最初は過去の名馬だったり、騎手の紹介みたいなコラム内容でしたが、途中でメインレースの好走条件について書いたり、中盤以降は主に中央のメインレースで好走する可能性のある穴馬についての記事に移行していました。

本人は「ほぼ毎日コラムを書いていますが・・・」と投稿していますし、記事タイトルには「アガ理論あやねの毎日コラム」と記載されていますが、初回が2024/2/16であり、毎日書いているなら既に第47回くらいになっていないと計算が合いません
「ほぼ」を付けたとしても最新で第28回だとさすがに「ほぼ毎日」と言える回数ではないのかなと思います。
今のところ正確には「ほぼ2日に1回更新」くらいのペースです。
これはちょっと意地悪かもしれませんね、すみません。

【コラムの反響】

さて、何故僕がこのコラムが気になったかと言いますと、以下のやり取りを目にしたからです。

コラムの反響

「内容がとても参考になった」
「コラムで推されていた馬を相手に入れたら当たった」
「実際推し馬来てるしすごい参考になるんだよなあ」
「押さえて欲しい馬を書いていて、それが来たときは本当に嬉しいです」


コラムをしっかり読んでいるわけではないですが、コラムで出てきた馬が馬券に絡んだことはほとんど無いイメージでした。
そのため、とりあえず真偽を確かめるために調査をすることにしました。

【コラム内容の結果について】

①第4回~第5回について

まず、第1回~3回と第6回は予想に大きく関係は無いのでここでは取り上げません。
第4回が中山記念(GII)、第5回が阪急杯(GIII)についての内容で、レースで好走する条件についての内容でした。

第4回 中山記念(GII)の好走条件についてですが、ザックリとした内容は以下。
・最多の連対数は「前走中山金杯組」
・枠「開幕週でも外枠の好走多数」
・脚質は先行馬が圧倒的に有利

とのこと。
結果は以下の通りです。

まず「最多の連対数は『前走中山金杯組』」ですが、前走中山金杯組はマイネルクリソーラ(5着)とボーンディスウェイ(10着)の2頭で結果としては好走条件を満たしていますが結果と合致しませんでした。
続いて「枠『開幕週でも外枠の好走多数』」ですが、今回の上位3頭は2枠と4枠で外枠の馬は入線しませんでした。
最後に「脚質は先行馬が圧倒的に有利」ですが、これに関しては上位3頭は先行馬なのであっているという結果でした。

中山記念のコラムに関しては、そこまで内容と結果が合致しておらず、参考にならなかったと言わざるを得ない結果です。

なお、あやねは中山記念の馬券は外していました

続いて第5回 阪急杯(GIII)についての好走条件は以下になります。
・前走1400m好走
・前走1600m悪くない
・前走1200mは割引
・内枠の先行馬が狙い目
・4~5歳好走
・6歳以上も好走

との内容で、その結果は以下の通りです。

今回の内容はまず、「前走1400m > 1600m > 1200m(割引)」で線引きをしています。
これに関しては情報通り1着のウインマーベルと2着のアサカラキングは前走1400m組でデータと結果が合致していますがそもそも人気馬。
3着に食い込んできた人気薄のサンライズロナウドは前走1200m組。
うーん。
続いて、「内枠先行馬」について。
1着は内枠先行馬、2着は外枠先行馬、3着は内枠中団馬・・・これはちぐはぐですが、1着が内枠先行馬なので多少緩めに評価して当たっていると言っていいかと思います。
最後に「4~5歳馬好走、6歳以上も好走」ですが、そもそも出走馬が4歳以上なのでこれは評価できません。
一応、掲示板は全て4~5歳馬なのでこれも良しとします。

阪急杯については好走条件についてはあまり取捨が出来ておらず広い目で見ると条件に当てはまり過ぎてどう転んでも当たっているような条件でした。

ちなみあやねご本人の本命はタマモブラックタイで外していました
ご自身は好走条件を提示しているのに、割引の前走1200m組ですが・・・。
コラムでの好走データと自身の本命が違うのは特に問題は無いですけどね。

ちなみにこのような過去データからの好走条件については、このコラムが特別ではなくて、色んな競馬情報サイトから入手できます
SNSで人の予想だけを見ている人には目から鱗で「すごい参考になる!」と思えるかもしれませんが、自力で予想しているほとんど人は事前に知っている情報ではあると思います。
過去データはあくまで過去データであり、オカルトデータと言う人もいます。

こういった情報は取捨が難しく、参考になるときとノイズになるときがあるため、特に初心者や他人の予想をアテにしている人は、手を出すにはなかなか難しいです。
しかもこのような過去データのまとめについては、的中したときの情報の方が人間は良く見えるため、何かしらの傾向があるように思い込んでしまうという側面もあります。
そもそも走っている馬も騎手も各種条件も馬場も1年前~10年前と同じわけがないのに過去データが適用できるわけがない・・・という考えの人もいるくらいですからね。

そこらへんに関しては僕も全然詳しくないので「これが正しい!」とは言えず、結局信じるも信じないも自己責任でとしか言えないんですけどね。

②第7回以降について (追記有り)

表のダウンロードはこちらから。

第7回以降についての結果が上表です。
第11回は何故か記事がありません。
第12回は馬券術についてのコラムでしたが、特に役に立つ情報ではありませんでした。
合う人には合うけど、合わない人には合わない・・・というより馬券術なんて大体そんなものなので流し見する分にはいいですけど、強く参考にする必要は無いと思います。

そして肝心のコラムでの推し馬ですが、今のところ第7回~第27回(内2回は推し馬関連ではないので除外)の推し馬で馬券圏内に入ったのは1頭のみ。

弥生賞で記事にした3頭のうちコスモキュランダのみです。
なお、このコスモキュランダは7人気(単勝34.9倍)で、かつあやねも本命◎にしていたので凄いと思います。
一応、◎→〇は的中ですが、3着のシリウスコルトは選べておらず三連までの的中はできていませんでした。
それでも、単勝と馬連でもこのレースの結果ならだいぶおいしい結果だったと思います。

それ以外ですが、この記事を作成している時点では、全ての記事にて馬券圏内には入っておらず、あやね自身も外していました

(2024/4/8追記分)
第28回の桜花賞に関してのコラムですがやっとここで3頭挙げたうちの1頭であるライトバックが3着に入りました
ただし、ライトバックは最終的に7人気であり「爆穴」と言われるとやや疑問を感じるところ。
さらにライトバックを本命◎に挙げている人もそれなりに多くいましたし、相手に入れていたという人も多いでしょう。
正直なところこのライトバックを挙げたことに関して、このコラムの評価が変わることはまだありません。
ちなみに第29回 NZTと第30回 阪神牝馬Sでもコラムの3頭は馬券圏外、また桜花賞含めた3レースとも馬券も外していました

(2024/4/14追記分)
第31回 皐月賞と第32回 アーリントンCはそれぞれ3頭ずつ挙げていましたが今回も全頭着外でした。
両レースともあやねも馬券は外していました。

(2024/4/22追記分)
第33回 福島牝馬Sと第34回 マイラーズCもそれぞれ3頭ずつ挙げていましたが今回も全頭着外でした。
最初は1頭ずつ挙げてたのですが、あまりにも当たらな過ぎて3頭に増やしましたが未だに的中率が渋いです。
また、今回も両レースともあやねは馬券を外していました。

(2024/5/8追記分)
第34回~第40回についてです。
やっとコラムの馬が当たり始めてきました。
こうなってくると逆神にするか相手に入れるか逆に迷ってしまいノイズになってしまうのが悩ましいところです。
また、今までは穴馬ばかりの紹介だったのですが、ここに来て人気馬も記事にしてきました。
なお、第33回の福島牝馬Sのコラムがいつの間にか消えていましたので記事番号が繰り上がっています。
第34回 天皇賞(春)の3頭のうち2頭が的中しましたが、1頭は1人気のテーオーロイヤルでした。
もう1頭はブローザホーンで人気こそ5人気でしたが、ほとんどの人は評価しており相手には入れていたと思います。
なお馬券はディープボンドを入れておらず1~2着のみ的中でした。
第35回 ユニコーンSの3頭は外れ、予想も外れです。
第36回 青葉賞の2頭については、片方が穴馬ですがもう一方は人気馬であるシュガークン(2人気)。
これはコラムにあろうとなかろうと本命か対抗くらいの印にしていた人は多いのではないでしょうか。
なおあやねは本命は穴馬の方だったので馬券は外していました。
第37回~第39回の香港チャンピオンズデーはお見事でした。
3レース中2レースはコラム馬も1着で予想も的中、しかも両方3連当てており配当も高いです。
第40回 NHKマイルCの3頭のうち1頭のロジリオン(10人気)が3着に入ったのもお見事です。
馬券も当たりましたが、1~2着が固かったので高配当にならなかったことが悔やまれるところ。
本人は「4月からコラム馬当たりまくり」のような書き方していますし間違っていないのですが、それまでの外れまくりについて言及が無く、いつものことですが良いところだけアピールしています。
今のところ、まだこのコラムについては、これまでの外しっぷりから判断が悩ましいと思います。

(2024/5/30追記分)
第41回~第46回についてです。
第41回 ヴィクトリアマイルはなんと14人気で1着(単勝208.6倍)のテンハッピーローズを見事コラムに挙げました。
これは凄いと思います。
ただその反面あやねの予想は4着のドゥアイズが本命で外していました。
マスクトディーヴァとフィアスプライドはほとんどの人は馬券に入れていたと思いますのでこれにテンハッピーローズを入れられた方は・・・91万馬券でしたね。
第42回 オークスですがまた調子がイマイチになってきたようで3頭とも馬券圏外、あやねの予想も外れです。
ちなみにあやねの本命はコラムには出ていないランスオブクイーンでした。
14人気で5着なので目の付け所は良かったのかもしれません。
ただこのレースで1番上手い人は余計なことを考えず1~3人気の3頭だけで厚めに買って当てた人でしょうか。
第43回 平安Sは3頭とも10着以下であやねの本命はテンカハルで予想は外れです。
第44回 日本ダービーは3頭中1頭がシンエンペラーを挙げ見事3着に入りました。
しかし今回上位は結構拮抗していたのでシンエンペラーは7人気ですが人気ほど爆穴というイメージはなくほとんどの人は相手に入れていたのではないでしょうか
そもそもタイトルの「ジャスティンミラノを打ち負かせる?!」というタイトルなので3着のシンエンペラーは挙げたものの見事かと言われると微妙なところ。
ここでダノンデサイルを選べていたらお見事だったのですけどね。
ちなみにあやねの本命はコラムに書いていないエコロヴァルツが本命で、しかもコラムのシンエンペラーは印にも入っていませんでした。
もちろん予想は外れです。
第45回 葵Sは1頭のみシカゴスティングを挙げていました馬券圏内には来ず、こちらもあやねの本命でしたので予想も外れでした。
第46回 目黒記念は3頭とも馬券圏内には来ず、あやねの本命はコラムに無いヒートオンビートで外れ。
2着が10人気のシュヴァリエローズで皮肉にもコラムの馬2頭より人気薄でした。
毎度のことですがコラムと予想印の差別化が出来ているのか、そもそも差別化をする必要があるのか、予想印と見解だけで十分なのではないかとこのコラムの必要性が未だに理解できません。
予想を外したのにコラムの馬が馬券圏内に来たからと言って何になるのでしょうか・・・。
もちろん参考になる、参考にしているという方もいるとは思いますが、それにしては的中率が低すぎるというか。
個人的には何かしら引っかかる口実を作って「凄いでしょ」とアピールしたいだけなような感想を持ちます。
あくまで個人の感想というか見解なんですけど。

(2024/6/4追記分)
第47回~第48回についてです。
第47回 安田記念は3頭挙げていましたが1頭も馬券圏内に来ませんでした。
あやねの本命はエアロロノアで惜しいところでガイアフォースが4着でしたがガイアフォースは5人気で穴馬というほどではなく、本命にする人も多かったのではないでしょうか。
第48回 鳴尾記念ですがコラムで挙げていたエスコーラが出走取消になったみたいなので正誤は判断できません。
ただあやねの予想自体は1~2着は的中していましたが1人気→2人気なのでほとんどの人は当たったのではないでしょうか。

【現状の結論】

一応第48回分であやねのコラムについての調査も終わります。
当たるときは当たる、当たらないときは当たらない、参考にするまでに至る内容ではありませんでした。
本人の予想だけあれば十分という感じです。
また4月に入って好調な部分もありましたし本人もアピールしていますが、4月はコラムの内容が的中した4件のうち2件は海外競馬ですし、中央競馬に関しては天皇賞(春)はテーオーロイヤルとブローザホーンで大体の人は予想していた馬ではないかと思いますし、青葉賞に関しては2人気のシュガークンで予想自体は外していたのでそこまで参考にするほどではないかなと思います。
5月に関してはNHKマイルのロジリオンとヴィクトリアマイルのテンハッピーローズはお見事ですが、ヴィクトリアマイルは本命が違ったので何とも言えません。
日本ダービーのシンエンペラーも上述した通りほとんどの人はコラム読まなくても相手には入れていたのではないでしょうか。
結論を言うと大して参考にならないコラムであると思います。
今後改善するかどうか分かりませんがとにかく競馬なんて絶対はありません。
このコラムがたまに当たったとしてもそれは結果論で「たまたま」「偶然」としか言いようがありません。
弥生賞、ヴィクトリアマイルの奇跡もあるかもしれませんが表を見て分かる通り正直打率は低いですし特に予想は全然当たっていません。

基本的にコラムでは穴馬を挙げていますので、そもそも馬券圏内に入る可能性の方が少ない馬ではあります。
なので、各レース毎に1頭だけ挙げているコラムの場合、ほぼ外れるのは致し方ないと思います。
穴馬なので3頭挙げているレースでも全て馬券圏内に来ないのも仕方ないと思います。
ただ、挙げた穴馬より更に人気薄が馬券圏内に入ってきているというレースもありますので、やはりあまり参考にできないという印象ですね。
(例えば、大阪杯だと挙げているステラヴェローチェやハーパーより人気薄のルージュエヴァイユが3着に入っています。)

参考にするしないはご自由にですが冷静に判断してください。
予想家が言ったから無条件に・・・なんて思っていると痛い目を見ますよ。

【コラムのタイトル】

しかし、上記のように現状の結果からあまり参考になりません。
ですが、コラムのタイトルに
「『絶対に』買うべき馬」
「買わないと後悔します」
「勝ち馬が見えました」

などと言った煽り文句を付けて人の気を引き、結局散々な結果となっている現状について本人はどう思っているのでしょうか。

前述の通り、基本的に穴馬を挙げているため、馬券圏内でなくとも、掲示板に入るレベルの馬を挙げているのでしたらまだ可能性はありますが、ほとんどが掲示板にすら入らない馬を挙げています。

ドバイターフのコラムでは、「ロードノースに勝てる馬」と言っておきながら、挙げた馬であるヴォイッジバブルは13着。
しかもロードノースより下の着順という結果です。

これらは下手すると何かしら法に引っかかりそうな感じですが、そういった方面に全く詳しくないのでここでは取り上げません。

【結局コメントはどういうこと?】

そして最初の疑問に戻りますが・・・、

「内容がとても参考になった」
「コラムで推されていた馬を相手に入れたら当たった」
「実際推し馬来てるしすごい参考になるんだよなあ」
「押さえて欲しい馬を書いていて、それが来たときは本当に嬉しいです」

これらはどのような意図で書かれているのでしょうか。
今のところコラムで掲示板内に入った馬は弥生賞のコスモキュランダのみ。
都合良く弥生賞のコラムだけ見て、コスモキュランダを馬券に入れて的中して、かつ他のコラムは見ていない・・・という人なら分かりますが、そうではないでしょう。
また、実際にコラムを書いている本人が「押さえていて欲しい馬を書いていて、それが来たときは本当に嬉しい」というコメントを残しているのはどういう意図があるのでしょうか。

発言と実情が伴っていなさ過ぎて、どのように解釈すればいいのか僕には全く分かりません。

よくリポストしあっている"新的中さん"も以下のようにコメントしています。

この人もコラムをちゃんと読んでいるのでしょうか。
この人のコメントが2024/3/28時点なので、既に第23回までは投稿しています。
これがまだ第9回の弥生賞の記事付近での発言なら分かるのですが。
最先端AIどうのこうのと謳っているのに実情をしっかり理解できていないのでしょうか。
それとも単に宣伝のため適当なことを言っているだけでしょうか。

それとも・・・僕が理解できていないだけでしょうか?

【さいごに】

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回はあやねのコラムについてですが、僕の理解が追い付いておらず、他の人が正しいことを言っている可能性もゼロじゃないのかもしれません。
これは最早、心霊現象みたいな状態です。

いずれにしてもこの人のコラムについての参考の仕方、そもそも読まない等、付き合い方は自由ですのでそれぞれのご判断にお任せします。
一応、僕が調べたデータとしてこの記事を残しておきます。

それでは皆さん、良い競馬ライフを過ごしてください。

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは記事作成の活動費に使わせていただきます。