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紹介を受けたS子さんにお会いした結果~喧嘩別れしたS子だったかの顛末

 滞在しているホテルで朝6時半起床。朝食を手べて、朝9時、クライアントの社長とS子さんにお会いしに行く。
 同じ名前で、同じ業界で、A局にご出演という3条件が同じ。
 とはいえ、札幌には、どんなに少なくてもこの3条件に適合する方は10人はいるだろう、とは思う。
 少し、緊張しながら、社長室へ。
 もし、けんか別れしたS子と同一人物であれば、絶対に最初にこちらが気づいておくべきだ。


 なぜなら、先日の日記に、以下のように書いた。
  

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 もし同一人物なら、以下3つの選択肢しかない。
1.「初めまして」とそっけなく言う。強く言えば、S子さんも合せてくるだろう。
(もはや、S子かS子さんか混乱しているが)

2.「お久しぶりです」とにこやかに言い、後はビジネス調で話す。

3.「あの時の発言を誤解しているようですが、もしそうなら誤解させてごめん」と謝る。
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 もし、1のアプローチをとるなら、最初にこちらが発言しなければならない。
 内心では、「こいつなんなの」とか「いい加減にしろよ」と反発しているだろうが、表面的にはこちらに合わせて「初めまして」と言うだろう。

 もっとも可能性のある2でも「お久しぶりです」と、にこやかに挨拶して、世間話はせずに、ビジネストークに移ったほうがいい。
 3は、こちらが引いて事態を収めようという意図だが、「私のほうが誤解?」などと詰められ、逆に紛糾する可能性がある。

 同行したクライアントは、私の名前は出さずに「紹介したい方がいます」とだけS子さんに言っている。昔、けんか別れした人間が来るとはまず思っていないだろう。普通であれば、自分のほうが先に気づくはず。自分が名刺を出す前に確認しなければならない。
 先方の社長室へ入る。S子さんを見る。でも一見ではわからない。マスクをしているので、何とも言えないのである。髪型は、昔のS子とほぼ同じで似ているともいえる。身長もほぼ同じくらいに思える。
 あまり顔をガン見していても不自然だし、先に気づくべきと言う作戦が取れず、困った事態になりかけている。マスクで顔の下半分が隠れているので、断定できない。見た感じが別人とは言い切れないのである。

 最後のチャンスであるが、自分の名刺を出した時の彼女の反応を見るしかない。自分は、名字が変わっていないので、名刺を見た後、驚いて自分の顔を確認しようとするはず。
 緊張しながら名刺を出す。自分の名刺を見て、こちらの顔は見ないで席に座る。S子さんは、(自分の知る)S子ではないと確信(同じ名前なので、ややこしいが)。
 社長になる前の経歴もお聞きする。S子ではないとホッとする。
 でも名前だけではなく、身長もほぼ同じで、ぎりぎりの段階までドキドキだった。今は、コロナ渦で、みんながマスクをしているので、顔の確認もしずらいし、困ったものだ。

 ま、でも前日から、ドキドキしていて、損したともいえるな。

#昔の彼女


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