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【RX 松尾】 2020.07.25 JBCF東日本ロードクラシックDay-2 E1 DNF

結果:ラスト3周手前でパンクしてDNF

良いところが無かった初日(大会自体は2日目)を経て、翌日に行われたDay-3で気を付けたことは「無駄な動きをしないこと」である。

初日の失敗理由としては、レース先頭付近で動くことを重視して、強豪選手の動きに逐一アクションを起こしてしまっていたことが挙げられる。ダイエットが成功したとはいえ、体重は70kgほどあり、ほかの選手と比べたら格段に重いはず。ペダル1踏みにかかるエネルギーも全く違ったものになったはずだ。特に上りで他選手のアクションに反応してしまうと、どうしても分が悪くなってしまう。

群馬CSCは起伏が多いが、流れさえ乗れれば脚を使わずに走れるコース。よって、“レースは前方で展開しなければ脚を使う”というセオリーが実は活きないコースだと個人的には思っている。

仮に前方でアタックが起きても、よっぽど強烈なものでなければその流れに連なるように後続も付いてこれてしまうのだ。上りは短く、すぐに下りがやってくるコースであり、集団が縦に伸びることはあっても、突然中切れが起こることはほとんどない。よって、集団後方に待機し、前方で起きた速度の荒波が収まったころ、徐々に速度を上げて同じ集団内に残れれば良いのだ。遅れる選手はほぼ心臓破りの坂に集中しているので、それを回避さえすれば自身の体力を削ることなく、メイン集団内に位置し続けることが可能になる。

上記のことを徹底し、脚を無駄に使わない作戦を取った。
レースは序盤から超高速で始まり、中盤までは平均速度が40km/hを割らず、ラップタイムが8分30秒ほどだった、と集団内で誰かが言っていた。
集団を牽引したのはエカーズの若手選手や、リーダージャージ、そしてチームメートの高岡さんだ。集団の速度が落ちやすい箇所でも踏むのをやめず、後続が棒状一列に伸び切ったシーンも多かった。

速い展開が続くも、集団は思った通り割れない。前日のDay-2では逃げ切りが発生した状況もあり、警戒しているのだろう。常に速いペースで進むため、サバイバルな展開となり、後続では毎周回ごとに続々と選手たちが遅れていく。その様子を早い段階で感じ取り、心臓破りの坂だけ早めに踏み始めて彼らを回避。中切れに巻き込まれることなく、そして無駄に足を使うことなく終盤へと進むことができた。

幾度となく「もうダメかも」と悲観するアタックもあった。特に心臓破りでは高岡さんのアタックに何度も挫けそうになったが、いざダンシングに入ると体が軽く、集団についていくことができた。前日とは大違いである。

周りの強豪選手たちも度重なるアタックによって疲れて見えた。このまま終盤に大きなアタックが無ければ集団内に残り続けて、小集団のスプリントになればチャンスだと自分を奮い立たせた。実際、残った人数は20人ほど。このままゴールになだれ込めれば入賞は固い。

しかし、ラスト4周回の心臓破りの手前、コーナーのイン側がえぐれており、大きな穴が空いていた。周回中はさほど気にならなかったが、相当深かったようだ。集中力が切れていたのか、前後輪でハマってしまい、後輪がリム打ちパンク。雨のレースで空気圧を落としていたこともあだになったかもしれない。後続のマヴィックカーにヘルプを求めたが、フェミニンの選手のみ対応とのことで、ホイール交換ができずにDNFとなった。狙えるかもしれないと意気込んていただけにとても残念。

今回は運ではなく、穴を避けきれなかった実力不足であることは明白だ。ただ、フィジカル的には前日を大きく上回り、感覚も修正できたことは確か。レースに出場するとスイッチが入るものだが、今回明らかにONにすることができた。せっかく身体も仕上がりつつあるので、2週間後の宇都宮ラウンドはエントリーした。次戦では必ず結果につなげたい。


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