【松尾修作】2021.04.24/25 JBCF群馬 E1
昨年の秋以来のレース。毎年のことではあるが冬に肥えてしまう悪い癖が出て、3月下旬には83kgという体重を記録していた。少々ダイエットを頑張り、76kg台まで落とすことに成功して臨んだ東日本ロードクラシック。まだ体重は重いが、それなりにインターバルトレーニングに励んでいたのでパワーと回復力はついていたと思う。群馬CSCは得意という自負もあり、とにかく緩急をつけない省エネで走り、ラストの展開まで残れればチャンスは出てくるかと期待をしながらスタートラインについた。
毎度のことながら、シーズン初戦は全然走れないことは自分でもよく分かっていた。しかし、初日に関してはペースが序盤から緩やかであったこともあり、案外楽に周回することができた。当然、体重差が出やすい“心臓破りの坂”はある程度踏む必要があるが、肩で息をするまでもいかない。しかし、距離を三分の一ほど消化をしたホームストレートで後輪がパンク。他の選手に迷惑をかけないよう、手を上げながら徐々に後退し、そのままフィニッシュライン横へと避けてDNFとなった。後に確認してみるとチューブの不具合が原因であった。今回新品のミシュラン「パワー ロード」を試したがグリップ、走り心地ともにとても良く満足している。
いま考えてみると距離が120kmある長丁場だからペースが緩かったのであって、自分がそこそこ走れているという錯覚を払拭して翌日に臨むべきであった。
「今日も前日と同じく、省エネ走法で行こう」。こんな中途半端な走りかたが通用するわけもなく、序盤からリーダージャージを着る松木さんたちのアタックにより、前日よりも遥かに速いペースで進む集団から早々に離脱。確か3周目だったか。展開に絡むなど話にならないほど走れないことが実感できたのは収穫だ。とにかく今後は体重を落とすことが絶対に必要だと痛感したレースであった。70kgは切れるように頑張りたい。
千切れた後はアウトバーンの奥澤さんと、FORCEの斎藤さんと3人でローテして、タイムアウトが通達されるまで走る。上りはそこそこ、下りと平坦は踏むという逃げの鉄則を意識しながら進む。当然遅れた3人なのでペースは集団ほど速くはないが、長くレースに留まることは社会人選手にとっては貴重な機会である。連携を取りながら気持ち良く走れたことはとてもありがたかった。
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