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InputとOutput

本日のテーマは “InputとOutput”です。
 
ノムさんの金言

「金を残すは三流」
「名を残すは二流」
「人を残すは一流」 

ノムさんは偉大な哲学者だったんですね。
現役時代の記録でも2位づくしではありますが、偉大な功績を残しています。
極端な話になりますが、ノムさんと同じことを野球素人がぼやいても、誰も聞く耳を持たないでしょう。
そこに”プレゼンス”がないからです。

プレゼンスは一朝一夕には身につきません。そして毎日読書や勉強をしていても残念ながら向上しません。
プレゼンスは他者との中で作られるもので、なにかを外に出していかないと向上しません。
これが、”Output”です。

学生時代や新入社員のときは”Input”過多で良かったと思います。勉強をして、さまざまな知識とスキルを身に着け、そしてゆくゆくは社会や会社に貢献できればよい、いわゆるポテンシャル時代だからです。
ただし、その延長線上にいて意識していないとInputからOutputへのシフトがなかなかできないのではと思います。
年齢を経るにつけ、周りの人からなにかを期待されるポジションに就くことになるでしょう。
他人のことはよく見えるのに、自分のことは見えないことが多いです。そしてまた哀しいかな、年をとると注意してくれる人もほとんどいなくなります。”人の振り見て我が振り直せ”とはよく言ったものです。
どれだけ自分を客観視できるか、期待されている像に応えられているか、時々振り返る時間を設けたほうがよいですね。

”Input”をするときにも注意をして見てください。これは”Input”だと思いながら自分に入れる癖をつけると、どう”Output”にしようかな?という対応付けを考えた上で”Input”ができるようになります。
そこで汎用性のある”Input”の方が効率がいいな、と思う人も出てくるでしょう。
自分なりの”Input”、”Output”について是非考えてみてください。

そういう”Input”と”Output”の習慣を繰り返していくうちに、いつの日かノムさんのような言葉にたどり着くのかもしれません。結局、野球には無関係に見える心を鍛えることが、”Output”を高めるためには必要な修練なのだと。

そしてノムさんは教え子から言われるようになります。恩人という最高の褒め言葉を。



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