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雑談

GW真っ只中ということで、日曜日の朝から記事をアップしてみる。先週の日曜日は午前中に読書会をやった後、その日のうちに記事を公開した。読書会の内容が硬派だったことに加えて、猛スピードで編集作業をしたために非常に体力・気力を使った先週の日曜日。なんでせっかくの日曜日なのにこんなに頭を使わねばならんのだと、編集しながら後悔していた。なので今回は雑談風の軽めな内容で書いてみたい。

雑談、といえば、先日職場の朝礼で急遽朝礼当番を任されるという事件があった。我が職場では、朝礼当番を務めた者が朝礼終わりにひと言話題を提供するという謎の習慣がある。私はこの一言コーナーに並々ならぬ力を注いでおり、誰からも求められていないにもかかわらず、勝手にクオリティを意識しては自己採点してきた。たかが1,2分のために、本2冊読んだこともある。さすがにこの時のスピーチは少なからず反響をいただき、自分でもほぼ満点の出来だった。それ以降は、その時のスピーチが合格ラインになっている。一体何と戦っているのか。

そこまで準備して臨む私が、当日になっていきなり朝礼当番をやってくれと言われたのだから、もうプチパニックである。いつものクオリティが発揮できないではないか。今日は緊急だから用意がない、という逃げ方もある。でも、「結局入念な下準備がなければ何も喋れないのか」と思われるのも癪だった。ええい、もうなんでもいいから話してやれ。

そんなわけで、自分の変なプライドのために即興で雑談を披露することにした。完全に博打である。内容としては、GWには実家に帰って学生時代の友人に会うのだが、思い出の食事処がコロナの影響でなくなっていて寂しかった、この数年で変わってしまったことは多いけど数年ぶりに友人に会えるのは嬉しい、このGWではみなさんも良い思い出を作ってください。みたいな感じ。実際に話したときはもうちょっとグダグダだったが、話が変な方向に行くこともなければスベることもなく、まあ無難だったと思う。

楽器演奏や演劇、あるいは仕事を含めたすべてのパフォーマンスにいえることかもしれないが、即興でやって発揮できる力が今の自分の実力に最も近いのではないだろうか。その意味で、自分のトーク力はこの程度かと少しがっかりしたが、自分はトークが上手いかもしれないと勘違いしかけていたのを思い止まれて良かったともいえる。

つくづく、雑談がおもしろい人になりたいと思う。私のnoteの記事を見てもらえばわかるが、「短歌」だったり「読書」だったりとテーマが決まっているものは書ける。一方で、ノージャンル、ノーテーマで書くのは非常に難しく感じる。私の目指す理想の記事は、何の役にも立たないがとりあえずおもしろいものだ。最近はVTuber(バーチャルYouTuber)というものが人気全盛期を迎えているが、彼ら彼女らの雑談力はすさまじい。YouTuberだったら映像の力を借りることができるが、VTuberの武器は基本的にトーク力のみだ。私はミーハーなので超有名どころくらいしか知らないが、それなりに界隈はウォッチしている方だし、雑談とはこうするものなのかと参考にもしている。(というのは建前で、本当におもしろいから見ている。)一人で喋り続けるというだけでも才能だが、なおかつ内容までおもしろいというのは驚異的なことだ。私もこうして文章を一方的に発信し続けている以上、発信形態は違うとはいえ、見習うべきところはたくさんあると思っている。

雑談と切り出して本当に「雑談」のことを書いてしまった。まだ私には雑談ができないようである。

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