私が爪を噛む癖を”少しだけ”克服した方法

私は、物心ついた時から爪を噛む癖がありました。家族からは爪にワサビを塗られたり、「指を口に持っていくな」と言われたり「爪を噛んでいた人が大人になって倒れて手術をすることになってお腹を切ったら爪がギッシリ詰まっていた」と怖い話をされたり、周りの大人たちはどうにかして爪噛みをやめさせようと必死でした。

けれど、口を酸っぱく「やめろ」と言われると逆に噛みたくなります。隠れて噛むことが増えました。噛む所がないのにむしるから血が出る。爪はギザギザになり、いわゆる「深爪」ってやつですね。思春期になると、友達からは「爪小さいね」とか「深爪だね」とか言われました。あとあれ、身だしなみ検査の時に爪を見せるのが嫌でした。何も言ってこないけれど手元を見て(うわぁ・・爪ないやん・・・)とか思われてるだろうなぁ・・と至る所で不安になり、作業をしてる時に指先を見られると集中できなかったり。。。

年齢を重ね、社会人に。お客様から金銭をお預かりするシーンや、商品券をお渡しするシーンなど・・はたまた領収証を手書きで作成する時など・・・指先コンプレックスがすごいことに。。。

ここで、やっと頭に浮かぶのです。


爪・・・伸ばそう・・・


①噛むこと禁止令

まずやったこと。もちろん、爪を噛むことを禁止しました。しかし無理でした。毎日かじってたんすもん。それを止めろって。けどある程度の年齢になりましたから。我慢はできます。できますとも・・・けどさ

いつまで我慢するの?噛みたいんだが?

超絶深爪をスラッと長い爪に伸ばすまでに、どれくらいかかるの?終わりが見えないんだが?噛んでいい?てか誰にも宣言してないしいいよね?

ガジガジガジうめぇや

そんなこんなで早々と噛むこと禁止令は突破されてしまいました。

②マニキュア塗ってみる

そうなの。マニキュア塗っちゃえば噛めないやーん!!伸ばせるやーん!!ドラッッグストアで透明マニキュアを買ってきて早速塗ってみました。チンマリとした爪だから塗るのに苦戦しました。透明なら仕事にも支障ないしこれで解決ですね。なんでもっと早く気付かなかったんでしょうね!・・・・

塗ってても噛みたいんだが?

ガジガジガジ・・・・にげぇや

そうなんです。苦いの。困ったなぁ・・噛めないなぁとガッカリしました。そもそも噛めないことにガッカリするということは、長年染み付いた癖は手強いってことが浮き彫りになってきました。そしてある日・・

爪切りで切ってそれを噛めばいいのでは?

もはや意味不明です。けれど口に指を持っていって噛むと苦いのなら、爪切りで切ってそれをガジガジすればいいんじゃね?と閃いたんです。苦いことに変わりはありませんでしたので、食べはしませんでしたが今度は爪切りで切るという行為に発展しました。なんでこんなことが起きるんだろう?

爪が伸びたことがないから、爪を短くしていたいのかな?

深爪からある程度爪が伸びてくると、肉に食い込むというか、今までそこは更地だったのに急に透明の硬い板が覆いかぶさってきてなんか圧迫感すごいんですけど・・邪魔なんすけど・・・なんなら気持ち悪い・・指先がモゾモゾする・・・!!という不快感が襲ってきました。爪を噛むことを我慢することもしんどいけれど、伸びてきて肉に「モッ」って食い込む感覚を四六時中我慢することもしんどかったです。

③爪を意識しないでみる

「爪を伸ばす」=「爪を噛んじゃいけない」ってことでは無くて、少しでも伸ばしてみようって考え方を変える。噛んじゃいけないって決めちゃうと噛みたくなるし噛んでしまった時に「あぁ噛んでしまった・・ダメだ」と落ち込んでしまう。今まで噛んでいたのだから急に噛むのはダメと言われても無理がある。

右手だけ噛んでいいってことにする

左手は伸ばしてみよう。でも噛みたくなったら右手はOKよー!からスタートして結局両手全滅。自己嫌悪。伸ばしてみよう。噛みてぇや。今度はこの指だけでも伸ばしてみよう。ガジガジうめぇや。親指を爪ちょっと伸びてきた。じゃあこのまま伸ばしてみよう。ムズムズするけど。・・・・・・・を何年も繰り返しました。

④生活の変化

若い頃に比べて、現在は仕事の時間が倍になりました。その為、爪噛んでる暇がなくなりました。このことも大きいと思います。爪噛んでる暇があったら寝るよね。爪って着実に伸びてるんだなぁ。関係ないけど前髪も伸びるの異様に早く感じるよね。現在は皮肉にも、伸びてきてヤスリで削らなきゃ・・めんどい・・と思うようにすらなっています。ドラストに売ってるクリスタルネイルシャイナーというガラス製のヤスリはオススメです!↓

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そして現在

何歳から始めたのか忘れてしまいましたが・・(というのも、家族にも誰にも爪伸ばそうという気持ちを打ち明けてなかったから)1983年生まれの37歳ですが、25歳過ぎ??で爪頑張ろうと決めたので長くても10年は続けてるわけです。それでもやはり爪というか肉をむしってしまったりします。

今でも、全指深爪にしたくなってそれを実行することはあります。でもそれは爪切りで、です。今はお客様の目も気になりません。まだまだ小さい爪ですが、それでもここまで伸ばせたっていう気持ちもあるので堂々とできます。画像載せますね。これくらいの長さが私には丁度いいです。薄くて弱弱なのですぐ割れてしまいます。今は仕事柄アルコール消毒しまくっててプロテクトネイルを塗れないのでしんどいです。全体的に爪のサイズが小さくてまだまだピンクの肉の部分が少ないので今は”伸ばし過ぎず肉と爪の癒着を育てていくという”ことを目標にしています。

深爪だった頃の画像はありませんでした。好き好んで撮りたいものではないですもんね。。当時は、画像の半分ほどの長さしかありませんでした。爪がないと牛乳の蓋や、プルタブや、セロテープなど・・剥がすのができなくて不便でしたね。。

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↑こちらは、数日前の爪です。

↓数年前の画像も。こちらは手にピントあってないですが、なかなかに伸びてます。ドラストに売ってる「Nail protection」爪保護ネイルを塗って完全防御で伸ばした爪です。手のひら側から自爪が見えるのが嬉しかった記憶があります。

画像2

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別に爪を噛まなくていいんです。そういう考え方になってからは楽になりました。噛みたくなったら噛んでもいいじゃん。また伸びてくるし!!長年の癖だから仕方ない。今日明日で治るわけないです。

長々とまとまらない文章ですいませんでした。じゃーのー!