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カナヘビ飼育が軌道にのるまで(その1:ごはん拒否編)


今ではおだやかにカナヘビのチョコちゃんと向き合えていますが、カナヘビのチョコちゃんが我が家に来てから、さまざまな問題が発生しました・・・。

その問題点と解決方法を記録として残していきたいと思います。

今日はご飯についてのお話。

大きな誤解から始まったごはん問題

チョコちゃんが我が家に来てからしばらく、チョコちゃんのお家は小さな虫カゴでした。
娘はわらじむしや小さなみみずを捕まえて、その虫かごに入れていました。

しばらくしたら、全ての虫がいなくなっていたから、ご飯をちゃんと食べてるんだなーと安心していました。

そう、なんとこれが大きな誤解だったのです・・・。

少し日が経ってから、大きめの飼育ケースにうつそうと、小さな虫かごをひっくりかえしたら・・・

ななななんと、下に敷いていた土の中から、わらじ虫やみみずがわんさか・・・

そう、ちゃんとご飯を食べていたと思っていたチョコちゃんは、実は全くご飯を食べていなかったのです(涙)

最初に試したのはミルワームの缶詰

チョコちゃんがご飯を食べてないことが分かった娘はひどく落ち込み、このままじゃチョコちゃんが死んじゃう!と、夫と一緒にスーパーマーケットへ出かけました。

そこで、最初に購入してきたのは、加熱処理したミルワームの缶詰。

缶詰を開けた瞬間、

ひ、ひぃぃぃぃぃぃい!!!
む、無理無理無理無理無理!!!!

と、プチパニックに陥るほどの気持ち悪さ(ごめんなさい)
だって、細長い虫がびっしりと・・・おえー

が、しかし、そうも言ってられないので、娘ときゃーきゃーいいながらも、ミルワームを与えることにしました。

ピンセットでミルワームをあげてみる

娘の友達のお母さんから、ピンセットで餌を口元に持って行くとパクッと食べるよ!!!

と聞いていたので、みるもおぞましいミルワームをピンセットではさみ、チョコちゃんの口元へ。

さあ!お食べ!!!!!!

・・・・・・・・・

ぷいっ(チョコちゃん)

え!!!食べないの?嘘でしょ?

そう、チョコちゃん、ミルワームに見向きもせず、というか、謎の物体を近づけられたことが怖かったみたいで、さささーっと逃げていってしまいました。

ミルワームをピンセットで与える=大失敗で終了

ミルワームをお皿に入れて置いてみた

いつか気づいて食べてくれるといいな・・・とミルワームをお皿に入れて置いておいたけど、待てど暮らせどチョコちゃんはミルワームを食べてくれませんでした。

ミルワームをお皿に置いておく=大失敗で終了

次に試したのはレッドローチ

娘のお友達のお母さんから生き餌、その中でも

  • ヨーロッパイエコウロギ

  • レッドローチ

がオススメ。

と教えていただいたので、娘とペットショップに行きました。
ヨーロッパイエコウロギもレッドローチもどちらもいて、どちらにするか悩んだあげく、持ち帰ってそのまま飼育できそうなケースに入ったレッドローチに決定。

小さなケースの中でうじゃうじゃとうごめく小さな虫に、やはりぞぞぞーとしながらも、チョコちゃんが食べてくれると信じて購入!

よーし、これで、これできっと食べてくれる!!

ワクワクしながはピンセットでレッドローチをチョコちゃんの口元へ・・・

さあ!お食べ!!!!!!

・・・・・・・・・

ぷいっ(チョコちゃん)

え!!!食べないの?嘘でしょ?

そう、またしてもチョコちゃんはレッドローチに見向きもせずに逃げていってしまいました。

レッドローチをピンセットで与える=大失敗で終了

レッドローチをお皿に入れて置いてみた

ピンセットでは埒が明かないので、お皿にレッドローチを置いてみました。

お皿はレッドローチが逃げないように、ツルツルしていて返しのあるお皿。

これできっと食べてくれるはず・・・と期待していたのに・・・

待てど暮らせどレッドローチは減らず・・・。
なんなら、命尽きるレッドローチも出てきてしまい(涙)

レッドローチを食べてくれなったショックと、こんなにうじゃうじゃいるレッドローチどうすんねん!!!っていう気持ちで、もう夢にレッドローチ出てきちゃうくらい落ち込みました。

レッドローチをお皿に置いておく=大失敗で終了

チョコちゃんを観察してみた

その頃、チョコちゃんの飼育ケースは玄関にありました。
通るたびに中を覗き込んでは、減らないご飯に胸を痛めておりました。

チョコちゃんは飼育ケースを外に出して太陽の光を浴びさせたときはマットの上に姿を現してくれるけど、その他はずっとマット(木屑)の中。

色々インターネットで調べたところ、もしかすると、寒くて元気が無いのかもしれないという結果に。

チョコちゃんが我が家に来たのは4月。
その時期は、私たちの住む地域は昼間は暖かいけど朝晩は冷え込む気候。

チョコちゃんはお布団代わりに木屑の中に潜って暖をとっているのかもしれない。
寒くて動き回らないから、食欲も元気も出ないのかもしれない。
そう思い、比較的暖かいリビングにチョコちゃんの飼育ケースを置こうということになりました。

しっかりとした飼育ケースを作成

リビングにチョコちゃんの飼育ケースを置くことにしたので、

  • 紫外線ライト

  • バスキングライト

  • 爬虫類用のマット

  • 温度&タイマーでライトを制御するもの

  • 流木

  • 水入れ

  • シェルター

  • 水槽

を調達し、チョコちゃんのお家を作成。

新しいチョコちゃんの家

そしてもう一つ、ヨーロッパイエコオロギも調達しました。

ライトをつけてしばらくしたら、ライトの下で気持ちよさそうにするチョコちゃん。

バスキングライトの下がおきないり

やっぱり、とっても寒かったんだね。
ごめんね、と知識不足を反省したのでした。

ヨーロッパイエコウロギをピンセットであげてみる

体も温まり、飼育ケースの中を動き回るチョコちゃん。

今ならご飯をたべてくれるかも!と思い、ヨーロッパイエコオロギをピンセットで与えてみました。
この時のピンセットはなるべくチョコちゃんが怖がらないように、銀色のものから木のものに変えました。

さあ!お食べ!!!!!!

・・・・・・・・・・・・・・・

ぷいっ(チョコちゃん)

え、、、ええええええええ!!!
これだけやったのにダメなん!?
なんで、どうして?えーーーん!!

とその時、ピンセットからコオロギが落下。

それを見たチョコちゃん、

カプッ!!!!

と、コオロギを食べました!!!

・・・・・・・・・・・・

え?

・・・・・・・・・た、た、

食べたー!!!

娘と顔を見合わせて、手を取り合って喜びました。

ひとまずその日は、コオロギを飼育ケース内に放っておきました。
次の日の朝にはコオロギの姿はゼロ。

ようやく、チョコちゃんがご飯を食べてくれました。

ピンセットからコオロギを食べてくれた

コオロギをピンセットでチョコちゃんのそばに置く、というのを続けていたある日のこと。

コオロギを挟んだピンセットを顔に近づけたときに・・・

カプッ!!!

なんと、チョコちゃんがピンセットからコオロギを食べてくれたのです(喜び)

その日以降、チョコちゃんはピンセットからコオロギを食べてくれるようになりました。

レッドローチも食べてくれるようになりました

調子に乗った私は、レッドローチも口元に持っていってみました。

すると・・・それもカプッ!!!!

でも、レッドローチが小さくて、ピンセットも一緒に噛んでしまうから、レッドローチはお皿に置くことに再トライ。

翌朝お皿のレッドローチは空っぽ。
レッドローチも全部しっかり食べてくれていたのです。

考察

なかなかご飯を食べてくれなかったチョコちゃん。
理由は

  • 環境が変わって警戒していた

  • 温度が快適じゃなかった

  • コオロギやレッドローチを餌と認識していなかった

あたりかな?と感じました。

いきなり巨人が現れて、慣れない寒い部屋に閉じ込められて、食べ物を出されたら、そりゃあ、私だって食べない。

でも、快適なお部屋を作ってくれて、ご飯を置いて置いてくれたら、きっと食べる。

チョコちゃんも、きっとそんな気持ちだったんじゃないかな?って思います。

今ではピンセットを持ってケースに近づくと、お気に入りの流木の上からこちらを見つめて待つようになり、餌皿にレッドローチを入れておけば毎回空っぽになっています。

チョコちゃんがご飯を食べるようになってくれて、本当に良かったです。
カナヘビがご飯を食べてくれない人がいたら、参考にしていただけたらいいな。

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