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【触らぬ神に祟りなし♡】

職場でどうしても馴染めない人がいる。最初は職務だからと考えて、なるべく他の人と同様に関わるようにしていたが、どうしてもコミュニケーションが噛み合わない。関わった後、必ず嫌な氣分になるし、相手も同じように感じているのがわかる。残念ながら、お互い相容れないのだ。

客観的に見ても、職場のほとんどの人が、その人との接触を好まない。いわゆる、「厄介者」だ。とても頑固でプライドが高く、でもその割にミスが多くて、フォローが大変だから人が寄りつかない。ミスを修正してもらう為に、こちらが修正箇所を指摘して、「次回からはこうしてください。」と伝えても、「以前は違うルールだった。」とか、「そんな事どこに書いてありましたか?」とか、いちいち反論して、なかなか自分のミスを認めずに、素直に直そうとしない…かなり面倒なタイプなのだ。

どうしたものか…挑んでみては、撃沈して、自分の不甲斐なさを突きつけられる。やっかいなことに、一度苦手意識を持ってしまうと、嫌さ加減は増すばかり。深〜い溝はマリアナ海溝のように底知れず、埋まることはない。

そこで思いついた言葉が、「触らぬ神に祟りなし」。
うん、いい言葉ではないか。自分の中の重いドス黒い敗北感がすっと軽くなってゆくのを感じる。もちろん、根本的な解決にはなっていないが、今は、間合いを詰める時ではないのだろう。少し時間を置いて、醸して、私の心の器が大きくなった時に、その時が来るかも知れない。多分、きっと。

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