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【音読道場体験会@大宮♡】

音読道場さいたま支部の体験会は、お陰様で6回目の開催となり、今回初めて大宮での開催となった。開催場所は、新しくなった「市民会館おおみや」だ。受付や通路の壁は、深いグレーで統一されていて、シックな雰囲氣だった。

本日のメニューは、前半の二時間が体験会で、その後は「大人のための深める音読」の生徒さんを迎えてのレッスンだった。

体験会では、女性お一人と、小1の娘さんを連れたお母さんとの3人が参加され、いつものように、母音と子音の発声と、超古代日本語のカタカムナの音読を体験して頂いた。連れて来られた女の子は終始恥ずかしそうに後ろの席から、そっとこちらの様子を伺っていて、時折り、こちらからチラッと視線を送ると、ためらいがちにニヤッと笑ってくれる。一緒に音読しなくても、私たち大人の音読のヒビキに触れてくれるだけで充分よい体験になるので、子どもの自由意思に任せるスタイルでやっている。実際、カタカムナの音読をしていると、じっとこちらに耳を傾けているのがわかった。しめしめ。(笑)

日本語音読指導者 旬子さん

で、体験会の最後に必ず感想や質問等を伺うが、みなさんが異口同音おっしゃることは、

「久しぶりに大きな声を出して、運動のような心地よさがありました。」

「声を上げて読み上げることが楽しく感じ清々しい氣持ちになりました。」

と言うような、「氣持ちいい!」感想がどの方からもほぼ100%出てくるのが興味深い。

大声を出すことで、腹筋を使うし、呼吸が深くなるから氣分がスッキリすると言うこともあると思うが、きっとそれだけで無いと踏んでいる。

つまり、ア・イ・ウ・エ・オの母音を響かせて、超古代日本語のカタカムナを大きな声で音読すると、日本語の独特の「ヒビキ(振動)」と「リズム」が、口腔内から脳幹(伝統脳)へ伝わって脳を振動(共鳴)させる。脳幹はそのまま脊髄に繋がっている部位なので、背骨も振動(共鳴)して、背骨という軸を通して全身に広がっていく。この響いている感覚が、私たちにとって「氣持ちいい!」体感となっているのではないかと推察している。

ヒビキ」や「リズム」による心地よい脳や身体の振動(共鳴)が、私たちの日本語了解能力を深め、作文が書けるようになったり、話す言葉が明瞭になったりして、言葉の表現力が豊かになるわけだ。

この「松永式古典音読」のメソッドは、やる事はとてもシンプルで簡単で、誰にでも出来るのが大きな魅力であり、その効果は計り知れないものがあるなぁと感じている。私自身、まだまだ発展途上だが、この心地よい「ヒビキ」と「リズム」をたくさんの人に伝えられたら、きっと大人も子どもも面白いことになると確信している。

私たち日本人にとって「日本語」は死ぬまで使うコミュニケーションのツール(道具)だ。その道具の使い方が変わったら、自ずと人生も変わってゆくと思う。

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