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【音に導かれて♡】

今日は大晦日。2022年もあと少しで終わり、新しい年を迎える。年を重ねる毎に、時間の経過がはやくなり、あった言う間の一年だったと感想を述べるところだが、この一年は、「日本語の音読」との出会いによって、新たな展開があり、いろんなことを体験させてもらった一年だった。

20代では、スキューバダイビングに夢中になり、
30代では、歌や武道、コーチングに夢中になり、
40代では、ダンスに夢中になり、

50代になってから、何か夢中になれることはないかと無意識に求めていたところに現れたのが「日本語の音」だった。

昨年末に、コーチ仲間の伊藤惠子さんから松永暢史先生のことを教えて頂いたことがきっかけとなり、氣づけは、松永先生の「日本語音読指導者養成講座」に申し込んでいた。当初の動機は「何だか面白そう。」と本当に軽いノリであったが、実際に日本語の「音・響き・リズム」に触れてみると、やらずにはいられない魅力があり、どんどんと引き込まれていった。

この年になって、初めて日本語の素晴らしさに氣付けたわけだ。人生何があるかわからない。そして今、同じ指導者養成講座の一期生である、旬子さんと一緒に音読道場さいたま支部を立ち上げて、日本語の「音・響き・リズム」を広げる活動をしたり、西荻窪のV-Netで、子どもたちに指導したりしている。自分でもびっくりな展開だ。

でも、見方を変えてみれば、必然であったとも思える。私たちの祖先が語り継いできた美しい日本語をちゃんと次の世代へ伝えることは、とても大切なことだ。

私たちは、母国語である「日本語」を使って、様々なことを聴き取り、読み取り、この世界を理解して、自分の感じていること、思っていること、考えていることを表現して生きている。日常使っている日本語を深めることは、ご飯を食べて排便すること位大切なことだ。日本語力は、民度・国力の高さに比例する。これから未来の国を背負って立つ子どもたちに「日本語の音読」を伝えることは必然なことと捉えても決して大袈裟なことではないと思う。

きっと、独り身の暇人の私にそのお役目をするように、神様からの思し召しが下ったのだろう。お陰様で、日本語の美しい音に導かれて、自分でも想像しない日々を送っている。人生何があるかわかならない。

良いお年をお迎えください。

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