ふ菓子

見つけてくれたら嬉み、読んでくれたら幸甚の至り

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最近の記事

キリンの咀嚼

知ってる?、キリンって。 胃が四つあるんだって。 食べ物を飲み込んで、 また喉を通って戻ってるんだよ、 それを咀嚼してまた飲み込むんだって。 それを四回反芻するんだってさ。 あるドラマを幼い頃に見ていたせいか そんな知識がずっと私の頭の片隅で 出番を伺っていた。 人間もそうできたらいいなって。 自分の悩みを何回も反芻するけど、 なかなかうまく飲み込めない。 反芻仕切れない状態で言葉を吐いちゃうと、 傷つけちゃうときがあったりする。 吐き出したまま放置することもあるし、

    • 語彙力の問題ではない

      「自分、語彙力ないから、、、」 そんなこといってられっか。 語彙力あってもなくても、人は傷つくし、 救われる。 語彙力が問題なんじゃなくて、 今自分の中にある言葉の組み合わせ方次第で どーにでもなる。 自分はそう信じていたい。 小学生に励まされることだってあるもん。 いっぱい。

      • 星が欲しい

        星に出会った人はこの世にいっぱいいる。 だけどそれは一方的な片想いで一生叶わない。

        • 宇宙規模なら

          わかってる。自分が1番わかった気になってる。だから難しい。人間関係、友達関係、自分がもっと心の容量が開ければ、受け入れられたなって思うことがいっぱいある。どんな偏見も固定観念も何もない、空っぽの心を持っていれば誰も傷つけずに済むのにって。何か問題が起こるたびに、自分のその容量が開ければこんなことにならずに済んだのにって一人反省会。

          ご褒美に月を見る

          だいたい下を見て、 アリを踏まないように気を遣いながら 生きてきた人生で、 ときどき上を見る。 だいたい下を見て、 不安定な足場を固まるように 生きてきた人生で、 たまには上を見る。 頑張ってるはずやけど、 周りと比べてまだまだやと思う日も まだ頑張ろうとしてる自分に ご褒美として上を見る。 今日のご褒美は三日月だった。 満月の日もあれば、 新月の日もある。 上弦の月の日もあれば、 下弦の月の日もある。 新月は少し悲しいけど、 次の日は必ず上弦の月が見える。

          ご褒美に月を見る

          大きい人なだけ、大人って。

          成人式を迎えようとしてる自分に、「大人」という言葉が付きまとうようになった。選挙に行くようになって、お酒を飲めるようになって、年金の資料が届くようになった。これが大人かって思った。 空気を読まないといけないタイミング、愛想笑いをしないといけないとき、何かと自分の感情通りに動けなくて、感情を押し殺さないといけないときが増えた。でもそれがみんなが言う「大人の対応」ってやつに当てはまってたりもする。なんか、もっと素直に生きたいねん多分。

          大きい人なだけ、大人って。

          本日店休日

          近所の商店街をチャリで走ってたら、 急に足を止められたこの宣言に。 『本日店休日』 わっからやすい。 ここに目的があって来たとして、 この看板が置いてあったら逆に清々しいわ。 こんなに堂々と書いてくると、 是非、休んでください!って思ってしまう。 次の営業日がいつかワクワクするじゃん。

          本日店休日

          たんぽぽの綿毛

          11月だってさ。やっと寒くなってきた。 帰り道に、蒲公英(たんぽぽ)の綿毛を見かけた。小学生ぶり?に見かけて、 「お久しぶりです。」って声をかけそうになった。 一本だけ真っ直ぐに立ってて、 親離れせずに綿が綺麗に残っていた。 絶対今以上にガキンチョの頃は フゥーってしてたけど、 そんなこともしなくなった。 毛布を出そうか悩む夜に たんぽぽの綿毛をお借りしたいです。

          たんぽぽの綿毛

          許しちゃろ

          目上の人にイライラするけど、 許しちゃろ。 突然の雨で濡れてしまったけど、 許しちゃろ。 課題の提出ギリギリやのに寝てしまった自分、 許しちゃろ。 「許したろ」って言えるほど、 強気でいけないなので 許しちゃろ、許しちゃろ、今日だけは。

          許しちゃろ

          朝だけだよ、きっと

          毎朝、満員電車の空気感に感染するのがとてもしんどい。乗ってしまえば我慢大会の開催。満員電車の色んな事情を抱えた人たちを見て、少なくとも少しは大人になりたくない。と思ってしまう自分がいる。「なんでこんな狭いんだよボケ!」って叫びたくなる満員電車。お昼はとてもゆったり乗れるのに。

          朝だけだよ、きっと

          罪悪感に蝕まれる夜

          どう足掻いても眠れない夜が最近多い。きっと何かが不安で、何かが寂しくて、知らず知らずのうちに恐怖心を溜め込んでる。それと真逆に、お昼になれば何の不安も寂しさも焦りもなく、深い眠りに落ちる。それがまた怖い。夜眠れないから昼に寝る。昼に寝なかったら夜寝れるじゃん。って思っちゃうけど、そんな上手くいかなかったりする。薄明るくなるカーテン越しの窓を見て、あと2、3時間しか寝れないことにまた焦る。少し眠ってから家を出る。満員電車と乗り換えて次の電車に向かう。前から歩いてきた人と何度も同

          罪悪感に蝕まれる夜

          アンニュイな世界

          最近雨続きでさ、 用事ある時はいつもチャリやけど 今日も安定に雨やから 歩こーって思って歩いてん。 いろんなところ見ながら歩いてたらさ、 緑を失った葉っぱがあって アンニュイな雰囲気やった。 ただアンニュイって言葉を 使いたかっただけ笑

          アンニュイな世界

          キモい夜を乗り越えたい

          なるべく静かに眠りにつける、そんな夜が多いことを願ってる。 でもそんな夜は雨が降る確率ほどのもの。 飲屋街の潰れた人間の嘔吐物を新品の靴で踏んでしまった時のキモさ。 終電を逃すまいと走った後に気づく胃のムカムカした感じ。 他人のため息でしんどくなる心。 聞きたくもない話を聞かされた夜。 お店を出た後に集中的に雨に打たれた日。 ついてないと感じる日もあるけど、 切符買う時に500円を忘れていった人に感謝する日もある。 どうかキモい夜が減りますように。

          キモい夜を乗り越えたい

          好きくないもの

          ・虫 ・人の嫌いな食べ物を聞いて人生損してるって言う人 ・クレープのソースが服につくこと ・学生課の対応 ・腐りかけのバナナ ・前の方が良かったと過去を褒めてくる人

          好きくないもの

          好きなもの

          ・月の欠け方 ・真冬になる前の空 ・本 ・映画 ・部屋に差し込む橙色の夕方 ・ふ菓子 ・短パン ・喫茶店って名前 ・河川敷 ・縁側 ・おばあちゃん ・ブルーベリー

          好きなもの

          道端の風に耐える雑草の名前

          前回から5ヶ月ほど経ち、久々に書いている。書く気がなかったわけでもないが開くことがなかった。誰かに書けって言われて始めたわけじゃないから、自分のペースでのらりくらりゆっくり、時々寄り道しながら書いていこうかな。 他人に勝手に作り上げられた自分の姿に合わせるのがしんどくなって、もうどこかに逃げたくなる。そんな時は大抵下を向いて歩いている。きっと綺麗な花を見るためだろう。縁石の上を渡る私の足に話しかけてくる雑草。君も何かに耐えてるんよな、きっと。栄養の無さそうな道端にポツリと。

          道端の風に耐える雑草の名前