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フリー編集者・元塚B

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塚Bの中央公論新社時代、そしてフリー編集者の元塚Bの記事です。
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#フリーランス

消えた退職金問題

こんにちは。フリー編集の元塚Bです。 16年勤めた出版社を退職してフリーランスとなり、あっという間に1年が経過しました。 今回は、そんな私が抱える金銭問題を赤裸々に書きたく思います。 何とかなるさ 会社を辞める時、次の仕事は決まっていませんでした。 フリーになっても、編集の仕事はなんとか続けられるだろう。 そうして食いつなぎながら、元々やりたかった絵の道に再チャレンジしよう。 そんな、漠然とした志(?)だけがありました。 収入が不安定になることは、もちろん覚悟のうえ。 し

紙媒体を愛する気持ちは変わらない。若き編集者による、これからのシュッパン。

こんにちは、元塚Bです。 気づけば私も40代。 しかし、まるで日本の超高齢社会を象徴するかのように、周囲は、編集者も読者も、私より年上ばかり。 「若い人の意見が聞きたい!」 そんな渇望感から、フリーの編集者として活躍している、あかしゆかさんにお話を伺いました。 出版社に憧れて あかしさんは1992年生まれ、現在29歳の(もはや業界内では奇特な)若き編集者です。 出版業界との最初の接点は、大学時代。 たまたま通った本屋の貼り紙を見て、アルバイトを始めたことが入口となります。

「手作り」で生まれた書店! Pebbles Books

こんにちは。塚Bです。 今回は、東京都文京区、小石川にある小さな小さな書店、Pebbles Books(ペブルズブックス)をご紹介したいと思います。 小石川に生まれた小さな書店 Pebbles Booksは、住宅街にひっそりと佇む、一見するとギャラリーのような書店。 1階には児童書や雑誌、文庫、新書、一般書。そして2階は人文書やアート関連の書籍が並びます。 子連れのお父さん、お母さんや、人文書が好きな地元の人に愛される書店です。 本店は、「フリーランス書店員」の久禮(くれ)

ローカルチェーンの書店とともに歩む。フリーランス書店員……って?

こんにちは、塚Bです。 前回、小石川にあるPebbles Booksをご紹介しました。 その仕掛け人が、フリーランス書店員の久禮(くれ)亮太さんでした。 しかし、書店員でありながら、「フリーランス」とは、いったいどういうことなのでしょうか? 今回は、そんなフリーランス書店員・久禮さんのお仕事をご紹介したいと思います。 チェーン店から独立 久禮さんは、大学在学中にあゆみBooks早稲田店でアルバイトを始めたことから、書店員としてのキャリアをスタートします。 その後、三省堂書