夜逃げ、パニック障害、仕事ゼロ……どん底の作家が売れっ子として復活するまで
こんにちは、フリー編集の元塚Bです。
現在、累計120万部突破のハード・バイオレンスシリーズの最新刊『もぐら新章 昴星(ぼうせい)』が発売中の矢月秀作(やづき・しゅうさく)氏。
今回は、そんな矢月氏が売れっ子作家となるまでの波乱の日々をご紹介します。
(前回はこちら)
編集者時代から作家デビューまで
父親の事業の失敗から、東京のボロアパートへと逃げ込んだ矢月一家。
何の保証もないどん底の暮らしのなか、家族4人のうち最も若く、まだ10代だった矢月氏の妹は書店でアルバイトを始