ポケモンSV S1構築記事 イルカマン誘導

S1ランクマッチ皆さんお疲れ様でした。
剣盾S2以来のレートで随分とブランクが空いて不安もあったのですが、個人的にはとても楽しかったです。
最終結果は3000位だったものの、記念と思考整理のために構築記事を残しておきます。

コンセプト

シーズン序盤に50戦ほどサイクル系の構築を回した結果、相手の奇襲テラスにより厳しい現実を突きつけられたため、対面寄りの構築かつ選出誘導の強烈なイルカマンを軸に構築を組み始めた。
またイルカマンで相手の選出を誘導し、終盤に一つのアーキテクチャとなった龍3枚+鋼+受けの様な構築に比較的有利の取れるであろう裏選出を心掛けた。

個体紹介

①
イルカマン(マイティ)  水T 神秘の雫
189-233-118-＊-108-138
(意地っ張りH108A252B4D4S140)
タックル/クイタン/ジェットP/冷P

構築の軸。圧倒的火力と強力な戦術誘導力がある。
後述のステロガブや呪いミミッキュで相手パーティーを全体的に削ってからのスイープ力はどのポケモンにもない個性があった。
調整は貰い物だが、一定数いたドオーガアのサイクルにジャンケンをしたくなかったため、鉢巻ではなく打ち分けの効く雫にした。
レートが上がるにつれ通せるパーティが少なくなった印象。

②
ガブリアス　地T ゴツメ
209-172-147-＊-105-122
(意地っ張りH204A54B252)
ドラテ/地震/ステロ/撒菱

初手イルカマンの引き先第一候補として採用した。
鮫肌、ゴツメ、ステロ、撒菱、ドラテと相手を満遍なく削ることができ、数値も高い。
6世代から使用していることもあり、どんな環境でも繊細なダメ感がありやはり手に馴染んだ。
ドラテを外して、相手に身代わりを置かれると大体負けるので台パンでメンタルの対策をした。

③
セグレイブ　電気T チョッキ
207-216-113-＊-116-113
(意地っ張りH132A252B4D76S46)
氷柱/礫/地震/テラバ

イルカマンが呼ぶ、龍、草、水タイプすべてに強く出れる裏選出のエースとして採用した。
テラスタル込みで環境にいる多くのポケモンと打ち合え、今シーズンカイリューに並ぶtier1のポケモンだと思っている。
今シーズン個人的MVP。

④
グレンアルマ　妖T 襷
161-＊-120-194-100-127
(控えめH4C252S252)
キャノン/ショック/テラバ/道連れ

イルカマンの裏選出2。
終盤に数を増やした龍複数+鋼+受けへの回答。
天然蔓延る現環境の襷枠に求められるのは積み技ではなく、状態異常やアンコ道連れのような2枚目にも圧力をかけられる要素を持っている必要がある。
構築を握り始めた瞬間こそこいつを信じれなかったが、最終日は出しまくって勝ちまくれた。
もともと時間のない中でランクマをしていたが、もっと早く気付ければ順位は伸ばせたと反省している。

⑤
ミミズズ　格T オボン
177-105-216-＊-76-85
(腕白H252B252D4)
アイへ/ボディプレ/ステロ/尻尾切り

テラスを考慮するとどうしても対面処理が難しい相手の7色セグレイブの最終解答として採用。
セグレイブが来たらこいつに引いて尻尾切りすると大体おいしい試合展開に持って行けた。
その他一部のガブやドンファンなどにも刺さっていた。
選出率は低め。出せる構築には強い系のそれ。

⑥
ミミッキュ　妖T 残飯
131-142-100-＊-125-162
(陽気H4A252S252)
戯れ/痛み分け/身代わり/呪い

最後にギミック系構築の回答として用意した。
またイルカマン選出する時の呪いによる回しで全体削り要因としても使えるため、刺さる構築へは表だろうが裏だろうが選出した。
また7世代から手の馴染むポケモンなので、思考のリソースを軽減できて助かった。

選出パターン

表
イルカマン+ガブ+ミミッキュ
基本的にイルカマンにテラスをに切る
裏
セグレイブ+グレンアルマ+@1
数的有利を作れる時にテラスを積極的に切る

シーズンを通しての所感

35000位から2800位くらいまで2日でスムーズに行けたが全体的に時間が足りなかった。(10連勝できた時もあった)
剣盾からそうだが社会人に朝9時まで強要してくるのはあまりにも理不尽。

テラスの要素で全対応するのはかなり難しくなり、流行りの構築を読んで対策していくのが無難だと思う。
ただ、環境の周りがとてもはやく、その割にテラスピース集めの負担が大きくここも社会人には圧倒的不利要素。

とはいえ、ゲームバランス自体は優れ非常に面白い環境と思えた。
テラスピース集めが容易になり、最終日が土日のシーズンがあれば限定で復帰するかもしれない。

ありがとうございました。