【ORASトリプル】ツボ起動ジャンピングアリアドス【構築記事】
アリアドスパーティ第12弾。迷走したものの、何とかまとまった。
構築経緯
以前サンのみ投げつけるで使ったアリアドスのスナイパーを気合だめバトンで発動させる構築を考える。
投げつけるでは、発動する際アリアドスと投げつける役を隣り合って並べる必要があり、盤面の自由度が下がる問題があった。
つまり、こちらのメリットは「確定急所アリアドスと中央範囲エースを並べられる」ことにある。
確定急所と範囲エースの組み合わせ、どこかで見たことがあるね。
と、いうわけで今回はアリアドスでツボ起動をする。いかりのつぼは初めて使うよ。
必然トリルになるため相方はバクーダ。
ツボ起動技を考える。
バクーダは毒半減なので、クロスポイズンなら「一致技と兼ねられて技枠圧縮」「急所ランク+1なのでバトンだけで確定急所になり、するどいツメを持たないで済む」と一石二鳥。…と思ったものの、スナイパークロスポイズンは結構痛くてバクーダの体力が持ちそうにない。
威力を下げるなら、からみつく(威力10)…は10%で素早さが下がって行動順が破綻するから、半減のきゅうけつ(威力20)かな。でもアタッカー目線では要らなすぎる。
というわけで、間を取ってかげうちにする。これならダメージは3割くらいで済むし、なおかつ先制技として攻撃に利用できるライン。
持ち物はするどいツメが必要。確定急所メガホーンも使えるしこれはこれで良し。
ツボバクーダといえば、のカモネギと違ってアリアドスは浮いていないため、地震が使いにくい。そこで、アリアドスは「とびはねる」で逃げる。(あなをほるだと巻き込まれる。)
さて、ここでアリアドスとバクーダが同速であることが問題になった。アリアドスの方をトリル中に先制させないと、飛び跳ねるが使いにくい。
レベル49アリアドスにするのも一つの手だけど…
今回の型、とびはねるを確定急所攻撃技として使える。対角からアリアドスに倒される想定はされにくいだろうから奇襲性能が高いんじゃなかろうか。
HB特化モロバレルも…あ、倒せないのね。最高乱数でも9割だ。しかもスナイパーなので普通に胞子で寝る。どうにもバレルには勝てないなぁ。
ともあれ、飛行打点を持てることは活かしていきたい。
確定急所飛び跳ねるを使う場合、レベル49と50の差が「B140振りハリテヤマ(トリプルwikiに載ってる調整)が乱数から確定になる」ことになるなど、非常に影響が大きい。アタッカーとしてレベルは下げたくない。
仕方がないのでバクーダは最遅+1に調整する。今回の主役はアリアドスなのでバクーダには譲歩してもらおう。
ともあれ結論は出た。「確定急所影打ち&飛び跳ねるを使うアタッカーアリアドスが、偶然にもツボバクーダとも相性ばっちり大作戦!!」だ。
残りのメンバーの考察。
バトンのターンに合わせて中央は退場し、アリアドスとバクーダを並べたい。気合だめバトン役をフワライドにしたうえで、隣で爆発することにする。
その爆発役は…ひとまずメタグロスにしておくか。
トリルをフレフワンにしてフワライドに挑発耐性をつけつつ、トリル下のお先にどうぞによってバトンの前に爆発させる。
フレフワンも爆発で退場するので、跡地にレベル1アサナンを出してサポートできる。
勝てない!主に、猫でフレフワンが止まる。
そこで、トリル+お先にどうぞを使えるうち唯一猫だまし無効なデスカーンに変更。
…勝てない!デスカーンが爆発で退場しないのでアサナンを出せず、欲しいサポートが行えない。あと、相手がミイラになるのでアリアドスのスナイパーとアサナンのテレパシーが消える。
そこで、デスカーンに置き土産を搭載。そしたら勝てた。解決!!!
パーティ紹介
個体紹介
アリアドス
特性:スナイパー
持ち物:するどいツメ
わざ:メガホーン/とびはねる/かげうち/まもる
性格:ゆうかん
努力値:HA252 D4
怒りの粉でバクーダへの不意打ちを防ぐ仕事もできそうだが、そこはアサナンのファスガに任せて、まもるを採用。アタッカーなので大事に動かす。
起動技が影打ちになったことで、ファスガと同時に起動できないという問題が発生した。アタッカーとツボ起動を兼ねるという無茶を通したことによる弊害。
一方で、アタッカーとしてのスナイパー影打ちは割と強い。もともとキングシールドが痛くないうえ、不意打ち択に持ち込まれないので、ギルガルドに勝ったりした。
飛び跳ねるでの対角攻撃も、終盤に生き残った相手を仕留めるのに活躍した。
バクーダ
特性:いかりのツボ
持ち物:いのちのたま
わざ:じしん/いわなだれ/だいばくはつ/まもる
性格:ゆうかん
努力値:A252 B248 S8
調整意図:S0個体を最遅アリアドス+1の素早さにするため調整 A特化 影打ちのダメージを抑えるため残りはB
バレル対策の鉄球持ちの型は今回採用できない。幸い、アリアドスがするどいツメ型になったおかげで珠が浮いたので持たせられる。
アリアドスを巻き込まないために、最初は岩雪崩しかできない制約がある。しかしそれより問題だったのは、重力が無いことだったと思う。浮いている相手と岩半減の相手を一度に倒す方法が無いし、岩雪崩も外れる。
フワライド
特性:ゆうばく
持ち物:メンタルハーブ
わざ:きあいだめ/バトンタッチ/アクロバット/じこあんじ
性格:わんぱく
努力値:BD252 H4
フレフワンがいなくなったのでメンタルハーブで補う。特性は軽業にする意味が無いので誘爆。
気合いだめバトン以外にやりたいことがないので技が余った。ひとまず対角に届く一致技のアクロバットを入れておく。あと、もしかしたらできるかもしれないので自己暗示。
まあ持ち物消費なしアクロバットがダメージ出ないし、暗示もほぼできないし、普通にシャドボで良かったかも。
メタグロス
特性:クリアボディ
持ち物:ノーマルジュエル
わざ:だいばくはつ/アイアンヘッド/いわなだれ/まもる
性格:いじっぱり
努力値:H172 A252 S84
調整意図:A特化 S→無振りフワライド+1 残りH
守ってから爆発。1ターン目に気合だめ、2ターン目にバトンするので2ターン目に爆発する必要があるのだ。そして30族のお先にどうぞ爆発。これらが結果的に爆発警戒の相手の行動をいいかんじに透かせて強かった印象。
しかし、1ターン目にトリル失敗した場合の行動順を考えておらず、非トリル下で爆発したところバトンが先になりアリアドスが巻き込まれた。急遽素早さ調整を施す。
フワライドを最遅にしたらHAでもいい。
アサナン
特性:テレパシー
持ち物:きあいのタスキ
わざ:ねこだまし/ファストガード/フェイント/てだすけ
性格:ゆうかん(S下降ならなんでもいいらしい)
努力値:なし
調整意図:レベル1
とびはねる使用の関係で重力はできないため飛行や浮遊のサポーターも考えたが、技が優秀なのでアサナンに。場合によっては爆発の横に投げることもあったので、対応力も込みで正解。
とても強い。トリル役を退場させてでも場に出す価値があると感じた。本来はこれに加えて重力もできるんだから、そりゃあ使われるだろうなあ。
デスカーン
特性:ミイラ
持ち物:ナモのみ
わざ:トリックルーム/ふういん/おさきにどうぞ/おきみやげ
性格:なまいき
努力値:HD252 B4
猫無効なので、残りは挑発・眠り・弱点攻撃・トリル返しを対策すればトリルが成功できる!…まあ全部は無理だねえ。
1ターン目にトリル返しされる展開で何度か負けたので、それを防ぎたくて封印を搭載。爆発無効になったことで、1ターン目を封印に使って、次に爆発しながらバトンとトリルをする展開も可能になった。
努力値を特防特化にしてシャドボを耐え、悪技はナモのみで耐えることにした。
お先にどうぞが要らなさそうならトリル後即座に置き土産で退場。
アリアドスバクーダが展開できた状態でアサナンが欲しくなったら、両方を守らせておいて置き土産で退場して場を作る。
特にアサナンが必要でなくても、相手をミイラにしてしまう前に置き土産で退場する。
ついでに火力も下げられるので、岩雪崩外しや耐えられて反撃される展開をフォローできる。
相手が守りそうならメタグロスに打てば、能力を下げずに確実に退場できる。
動かし方
フワライド/メタグロス/デスカーン で 気合だめ/守る/トリルか封印。
次はバトンと爆発のターン。
アリアドスバクーダが並んだら影打ちと岩雪崩。
次のターンからは飛び跳ねるか守るをすることで地震ができるようになる。
バクーダがあんまり暴れないうちに倒されたときは、スナイパーアリアドスで残りを倒していくことになる。
爆発もバクーダも活躍した場合はアリアドスの出番はない。
戦績
フレフワンver. 10戦2勝
デスカーン(置き土産なし)ver. 5戦1勝
デスカーン(置き土産あり)ver. 5戦4勝
成功率が格段に上がったことが見て取れる。
動画
第141回BV鑑賞会に出演。36:30 から。
一般的にクモって飛び跳ねるイメージあるのかな。
おわりに
とびはねるクモ=ジャンピングスパイダー=ハエトリグモなのでハエトリグモのこと調べてたらアリグモがハエトリグモ科であることを知った。そうなんだ。
アリグモって名前だけならアリアドス感あるよね。なおポケモン的にはアイアントに擬態しても炎技が一貫する。
閑話休題。
ベノムトラップの時も思ったことだけど、「理論上できる」だけで挑戦すると苦労するし、追加した割にリターンが少ない。
再挑戦したスナイパーアリアドス自体はやっぱり一定の強さがあったので、普通にトリル+範囲アタッカーで攻めている横でこっそり気合だめバトンして、サブアタッカーのアリアドスを作る構築でも普通に強いはず。
でも面白かったからオッケー!!
引用元
パーティ画像:トレーナーカードジェネレータ
ポケモン画像:ポケットモンスターオフィシャルサイト|ポケモンずかん
参考文献:トリプルバトル総合情報サイト(トリプルwiki)
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