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【ORASトリプル】レジスッチール【構築記事】


構築経緯

 レジ系でレジスチルはあんまり見ないのでまだやれることあるかも?と思って考えてみた。
 やはり能力を活かすなら耐久系の積みをしたいが、
・展開が遅く、積んでいる間に周りが倒される
・積み技で技枠を圧迫するので他にやれることが少ない
というような欠点が気になる。

 というわけで、今回は天邪鬼スキスワをする。天邪鬼馬鹿力なら鈍いをしながら高威力格闘技が使えるし、嘘泣きしてもらえば本人の技枠を消費せず攻撃しながらど忘れができる。本人はひたすら攻撃しつつも従来の耐久面の強さも発揮する作戦だ!
 特性書き換えの中でも、威嚇耐性は維持できるどころか強くなるので向いている。

 一方で天邪鬼スキスワ役としては、弱点が少なく耐性が多い鋼タイプなのがセールスポイントになる。馬鹿力を使える鋼は他にハッサム/ボスゴドラ/アイアント/コバルオン。
 レジスチルは最も特殊耐久に優れる。持ち物自由で、4倍弱点も無い。総じて、積む前の状態で崩されにくい
 馬鹿力を半減するフェアリーと飛行を半減で受けられるのもいい。

ここでトリプルWikiのパッチールのページにこんなものが…

 せっかくなのでこちらをベースに組んでみることにした。あとタイトルも寄せた。読みながら共通部分と差異を考えて、

・スチルは耐久に優れ遂行速度で劣る。馬鹿力と嘘泣きの積みで受け切る方をメインに考えたい。守るもあるし、動き方は違ってくる。
・パッチールはSの分をBDに振れるので多少は硬くできそう(アリアドスよりちょっと低いくらい)。タスキは外せそうか。でも守るは必要っぽい。
・壁はいらない。代わりに手助けが欲しい。
・癒しの波動/格闘対策のタゲ操作/状態異常対策/炎対策の雨乞い/S操作要員2体目 が良さそうなので取り入れたい。
・残りの弱点の地面・等倍の水対策も欲しい。

 そんなわけで色々候補を調べつつ試運転を経て完成。

パーティ紹介

個体紹介

レジスチル

特性:クリアボディ
持ち物:たべのこし
わざ:アイアンヘッド/馬鹿力/岩雪崩/守る
性格:ゆうかん
努力値:HA252 S4
調整意図 :S→最遅50族+1

 初手から殴っていく都合火力が心配なので勇敢HAとした。火力系持ち物も考慮したが、守るとの相性も良く、癒しの波動がすぐには出せない状況で役立つ食べ残しを持たせた。
 勇敢S1個体を497さんから頂いた。これによりSに4振ることで素早さが変わり、タブンネの癒しの鈴の後に行動できる。
 序盤はトリル下で先制して馬鹿力嘘泣き癒しの波動で耐える。積まないと火力は出ないし、防御も上げたいので馬鹿力を最優先。
 攻撃が上がってきたら、手助け込みで倒していく動きに切り替える。3積みあたりからは1撃で持っていけることが増えてくる。
 守るは猫だまし対策、癒しの波動要員を交代出し、トリル張り直しなどの時に使うので大事。

パッチール

特性:あまのじゃく
持ち物:メンタルハーブ
わざ:スキルスワップ/うそなき/ねこだまし/まもる
性格:のんき
努力値:HB252 D4

 スキスワ/猫だまし/守るまで確定。生き残ったらやることとして嘘泣き。タスキの代わりにメンタルハーブ。
 嘘泣きをした後生き残っても、スキスワでかき乱す動きができる。味方には威嚇もいないし、クリアボディを渡してもそこまで痛くない。嘘泣きが効かなくなるのは注意。
 努力値振りは耐久調整なども考えてはみたが、結局HB特化にした。できれば守らず猫だましをしたいので、どこを止めるかの判断が重要。そこで物理なら1発耐えるという前提で特殊を猫だましで止めるなど、割り切った動きが出来て役立った。

ニョロトノ

特性:あめふらし
持ち物:しんぴのしずく
わざ:ねっとう/みずのはどう/てだすけ/まもる
性格:れいせい
努力値:252-x-100-156-x-x
調整意図:トリプルwiki

 雨で炎対策、攻撃して地面も対策。嘘泣きを相手に当ててもらって火力補強としたい。
 アタッカーが少ないので、手助けと嘘泣きでサポートしてニョロトノに頑張ってもらうことも多い。持ち物も(食べ残しもオボンも競合するという事情もあって)火力補強にしている。
 遅くて倒されないレジスチルと滅びの相性が良さそうなので本当は滅びがいいかも。でもレジスチルのW手助け岩雪崩で一掃する動きがやりたくて手助けにした。水の波動を抜くのはアリかな。

メガタブンネ

特性:いやしのこころ→いやしのこころ
持ち物:タブンネナイト
わざ:いやしのはどう/いやしのすず/てだすけ/トリックルーム
性格:なまいき
努力値:252-x-180-x-76-x
調整意図:トリプルwiki

 癒しの波動/トリル/状態異常対策ができる。メガ枠も余っていたし格闘弱点も減らせるメガで採用。
 序盤はトリルを張ったら技構成的にやることがなくなってしまいがち。引っ込んで中盤以降に再登場したい。
 長期戦パーティなので神秘は張り直しが大変と予想して癒しの鈴。その代わりタブンネ自身が眠らされる展開には弱い。癒しの心が発動すれば癒しの鈴しなくてすむのでラッキー!タブンネだけど。

パラセクト

特性:かんそうはだ
持ち物:ゴツゴツメット
わざ:いかりのこな/ワイドガード/キノコのほうし/タネばくだん
性格:なまいき
努力値:HD252 B4

 格闘半減のタゲ操作で採用。水と地面にも耐性があり、ワイガと合わせてかなり守れる。
 さらに先発でトリル補助、その後のキノコの胞子で足止めする動きはレジスチルの準備が整うまでの時間稼ぎとして相性がよく、大活躍した。考察段階ではフレガピッピも考えたが、そこまで耐久が要らなかったのもありパラセクトにして良かった。
 持ち物は紆余曲折あった末、またゴツメになってしまった…HB型の育成が後回しになっているのに。あるいは、パッチールをタスキにしてメンタルハーブを貰う?パッチールへの挑発を怒りの粉で吸うことにして…
 奥が深いね。

ゴチルゼル

特性:かげふみ
持ち物:オボンのみ
わざ:サイコキネシス/いやしのはどう/トリックルーム/うそなき
性格:なまいき
努力値:236-×-20-×-252-0
調整意図:トリプルwiki

 2体目のトリル役とパッチールが余裕なかった時の嘘泣き役。初めはトリル嘘泣きができてサイドチェンジで格闘から守れるデスカーンを育成したが、バトルハウスで試運転したところ相手がミイラになると馬鹿力やアイへで天邪鬼が消えるという欠陥が発覚した。忘れてた…
 代わりにゴチルゼルを採用したことで猫だまし無効は消えたが癒しの波動が複数確保できた。積み始めに格闘から守る役はパラセクトが担ったので、タブンネとお互い回復できる癒しの波動の方が活きた。ついでに格闘をサイキネで倒して欲しいな。

動かし方

 先発 タブンネ/パッチール/パラセクト が一番安定した。Wトリル要員で出すとトリル成功率はいいけどパッチールが落ちる(略しておっちーる)。パラセクトなら怒りの粉とワイガでパッチール猫だまし選択時のリスクを減らせる。1ターン目のタブンネ方向猫だましが阻止できない場合に、キノコの胞子で眠らせて2ターン目にトリルを決めに行く動きもできる。
 トリル出来たら、左右の馬鹿力打てそうな方にレジスチルを出しながらスキスワ。サポートのために盤面に必要なポケモンを随時考えて交代したい。癒しの波動要員の交代が間に合わず削りきられる試合が何度かあった…
 
 トリル阻止されると、パッチールが動けず倒されるか、相手の下からBD上昇&回復をすることになり押し負ける。
 トリル中にこちらより遅いポケモンも対処に苦労する。特にモロバレル。ただ、タブンネ以外が眠らされるなら癒しの鈴で起こしながら行動させられる。でも怒りの粉で馬鹿力を吸われて結局倒せなかったり。
 ゴーストタイプが多いと馬鹿力が使えず積めないのが鈍い型に負けているところ。対策にあくタイプがいると良かったけど…
 滅び、吠える、黒い霧、一撃などの積み対策には無力。

戦績

20戦11勝

動画

 第116回BV鑑賞会に出演。
 炎対策はうまくいってるね。ちなみに20戦して、癒しの心が発動したのはこの試合だけ。あんまり状態異常に遭遇しなかったのもあるけど。

おわりに

 思い付き段階では火力不足や他のパーティとの差別化など不安要素も多かったが、何とか形にできた。なんだか全体に丸くてかわいい構築に仕上がったのも嬉しい。レジスチルの特徴:丸い。
 決まれば中々勝てるギミックにはなった反面、相手のトリル・積み系への対策に対応する枠が余らず、無防備になった。ギミックの複雑さと対応力はトレードオフの関係にあるのだなあ。

引用元

パーティ画像:トレーナーカードジェネレータ

ポケモン画像:ポケットモンスターオフィシャルサイト|ポケモンずかん

参考文献:トリプルバトル総合情報サイト(トリプルwiki)


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