麻雀ウェルカムさんのツイートについて

今日、こんなツイートがありました。

今までで最も難しかった裁定🙇‍♂️

親が五萬を切って三六萬待ちでリーチ
→南家が宣言牌の五萬をチー。
→しかし南家はさらし間違えて六五七とさらしてしまう。
→さらし間違えてる事に誰も気づかず、2巡後に西家が六萬が現物だと思って親リーチに放銃してしまう。

皆様はどう裁定しますでしょうか？ pic.twitter.com/F6kRmu7W7p

— 麻雀ウェルカム 八王子店 (@festahachiouji) March 8, 2020

この質問に対し、反応がこちら。

これに関して、あまりにも皆さんの認識がずれていると感じ、いてもたってもいられなくなりこの記事を書きました。

さて、この裁定についてですが、先に結論から申しますと、

「フリテン扱いで親のチョンボ」

となります。

…

「あんまりだ、晒し間違えした人のチョンボだろう」

「それを認めると、フリテンやパオの操作ができてしまう。」

「麻雀は上がりが最優先なのではないのか」

…

などなど、たくさんの言い分はあるでしょう。

僕も、できることなら晒し間違えた人をチョンボにしたいです。

しかし、雀荘の性質上、これは親のチョンボとせざるを得ません。

その理由は二つあります。

一つ目、雀荘のフリーは、お互い知らない人同士が打つ場所であるということです。

オンレートの雀荘では、知らない人同士が打てるよう、場所やルールを提供することで成り立っています。

それ故に、お客様が安心して打てるよう、暴力団をお断りの張り紙をしたり、マナーの悪い人を注意したり、酒が入っている人をお断りしたりするわけです。

フリーの卓は、イカサマや、問題行動を起こさないという、信頼のもと成り立っています。皆さんも、ぶっこぬきとかする人とは絶対打ちたくないですよね。雀荘側も、見つけ次第追放します。

上のことを踏まえて、二つ目です。

二つ目、チョンボなどの裁定は、その場の事実のみ適応される。

これが、上のツイートが親のチョンボになる最も大きな理由です。

上の状況では、チョンボが発生したとき、6萬がチーされていて、フリテンになっています。これが事実です。(僕も本当はこんなことは認めたくないです)

なぜこんなことになるのかというと、逆に、右の写真の状態になったとき、5萬を切ってリーチをしたことを、誰が証明できますか？という話になるんです。

倒してしまった本人の、見間違えだった可能性だってあるわけです。一見、南家の方に非難を浴びせたくなりますが、そのような見間違えの事故だったらどうするんですか？責任は誰がとるべきなのでしょうか。

そもそも、誰かが気付いたらその場で訂正されるはずですよね。

もし、仮に5萬子切りが本当だったとしても、事故の可能性が1%でもある以上、感情論で裁定をしてはいけません。誰も気づかず続行されたのなら、それは事実となります。

似たような事例で、こんなことがありました。

誰かが、東のみであがりました。すると、それ以外の二人は「今南場だよ！役がないじゃん！」と言いました。しかし、プレートは「東」になっています。手牌を倒した人も引き下がらず、客同士の話し合いでは平行線です。

あなたが雀荘の店員の立場なら、どうしますか。

これも、同じです。事実のみを採用すれば、東のみのあがりは成立となります。

以上が麻雀ウェルカムさんのツイートに対する答えです。(偉そうに言ってすみません。)

しかし、上の状況でチョンボになると言ったはいいものの、お客さんはいい気分ではありませんよね。南家の方には、それなりの注意をする必要があるし、それが何回も続くようであれば出禁にするしかありません。

これをチョンボにするなら、いくらでも操作可能じゃないかとおっしゃった方、あなたはフリー雀荘に行ってまでそんなことをするつもりですか？しませんよね。

フリー雀荘は、信頼の下で成り立っている、と言ったのは、そういう意味です。

逆にこれをチョンボにしないのであれば、ありもしないことを(例えば、東場で東のみであがった時に、今南場だよとか)言われた時、言い返す手段がなくなってしまいます。

これまで好き勝手言いましたが、一番いいのは、その場でその時一番丸くおさまる方法です。僕の意見はあくまで、フリー雀荘での話です。

セットとかでは、普通にあがり成立とかにしたほうがいいかもしれません。

それでは。