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おすすめの展覧会:カスヤの森現代美術館で12/19まで、開催中の平川恒太 “Talk to the silence”

【おすすめの展覧会:19日まで】

カスヤの森現代美術館で開催中の平川恒太さんの “Talk to the silence”。平川さんはさいたま国際芸術祭2020の出品作家でもあり、「記憶のケイショウ」をテーマに制作、「ケイショウ」とは「継承、警鐘、形象」など複数の意味を持たせています。

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作品は、これまでに起きた様々な歴史や出来事を平川さん独自のまなざしと表現で制作され、今生きている人たちへ静かに語りかけています。額面的な情報として捉えてしまっているそれらについてじっくりと紐解き、自分なりのリアリティを持っていくことの大切さとその仕事の大変さを感じます。また、鑑賞者への作品の見方についても重層的なしかけがされており、じっくり作品と対峙することでやっと少しずつ氷が溶けていきます。その温度を感じることで表現に向けた作家の温かい温度を感じられるような展覧会でした。ぜひご来場ください。

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平川恒太 “Talk to the silence”

2021年10月2日[土]- 12月19日[日]
10:00-17:30(入館は17:00まで)
毎週:月・火・水曜休館
入館料/一般700円、学生600円(小学生400円)

カスヤの森現代美術館
〒238-0032 神奈川県横須賀市平作7-12-13

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https://www.museum-haus-kasuya.com/%e5%b9%b3%e5%b7%9d%e6%81%92%e5%a4%aa-talk-to-the-silence/


平川さんには、来年2月に「さいたまアーツセンタープロジェクト」でもワークショップをお願いしています。その現場もお楽しみに!

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⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター