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初夏の一日 午前


こんにちは、高橋です。随分とサボっておりました。

まず初めに、このノートを見てサポートをしてくださってる方々、本当にありがとうございます。

皆さんは、


神です。



言いたいことはそれだけです。



さて、


今日は緊急事態宣言が解け、久しぶりに一人でお出かけしたある一日の日記を書こうと思います。今回はその日の午前編です。


日記はブログの元祖です。

ポエムを描く以前に人間は、

自分の身に起きた事実を記していたと言われております。


ソースとかはないです。多分そうです。


なので僕も、そのような先人と同じように事実を淡々と綴っていきたいと思います。


AM6:00 起床




起きて30秒後に撮った写真です。

顔はむくみ、目は小さく、口はでかいです。

時代に逆行した表情となっております。

僕と結婚する人は毎朝これを見ると思うとかわいそうですね。haha。


この日僕は朝から工事現場に行き、トラックで運ばれた木材をひたすら運ぶ THE•下積み のようなバイトがあったため、こんなに早く目覚めたのでした。

大体8時から作業がスタートするのですが、木材の量はその日によって違うため、開始30分で終わる時もあればめちゃくちゃ量が多くて5時間くらいかかる時もあります。

現場の場所もその時々で変わり、前日にわかるのですが自転車で10分でつく時もあれば、電車とバスで2時間近くかけて行く時もあるのです。


前日には現場ガチャ、当日の朝は木材量ガチャを引く事になります。

大外れ回でも、大工さんがポカリを買ってくれる時があるのでチャラになります。

※ポカリで喜んでる時にふと単純すぎて自分が情けなる時があります。でも働けちゃうんだもん。


荷揚げバイトの詳しい話はまた今度書くとしましょう。


この日は、1時間半近くかけて現場へ行きました。現場ガチャは少し外れです。

そして木材ガチャの結果は、、、





AM8:30 作業終了



大当たりでした。

現場には僕含めて2人のバイトが居たのですが、着いた瞬間大工さんに

「あ、荷揚げ屋さん今日来てるんだ。」と言われるほど、材料が少なかったのです。

ユニックという木材を吊って丸ごと上げる事ができる人類の英知の結晶とも呼ぶべき機械を使う事ができたので、我々の仕事は殆どなかったのです

※ユニック・・・これがあると作業量が大幅に短縮され、身体的負担も相当軽くなる。荷揚げ屋の絶対的味方であり、圧倒的アイドル。ドーピング。古代エジプトでいうところの蛇。                        


早々に作業が終わり、また1時間半かけて家に戻る事になりました。往復で3時間。この日の主な仕事内容は「移動」でした。


帰りは一緒に作業していた先輩に現場から近くの駅まで原付で送ってもらいました。もちろん安全運転でゆっくり送ってもらったのですが、バイクに乗るのが初めての経験でめちゃくちゃ怖かったです。

でもなんかかっこ悪いので初めて乗ったという事は伝えず「やっぱバイクって気持ちいいですねぇ。」と言いました。はい。


そして僕は朝早い段階で、最寄りの駅へ戻ったのでした。


AM10:00 不思議なカフェを見つける



最寄りの駅から家に帰ろうと自転車を漕いでいると、気になる場所を発見しました。住宅街の中にポツンと看板が立っていたのです。


スピードを出していたら気づかなかったであろうこの場所は、外観はどう見ても普通の古い民家でした。

俗に言う古民家カフェです。

古民家カフェって、めちゃくちゃオシャレな感じしませんか?


おしゃれと真逆のところで生活している僕にとっては、原宿、下北沢、古民家カフェは三大チキっちゃうプレイスです。僕は練馬、錦糸町、居酒屋が好きなのです。


この時僕は、古民家カフェを目の前にしてビビっていました。しかし現場帰りにふと発見したこの場所。興味が沸いてたまりません。中に入りたいと言う気持ちと、古民家カフェというお洒落すぎる字面にチキっている自分が葛藤していました。


5分ほど店の前で葛藤し、意を決して中に入ってみる事にしました。


好きな子に告白する時と同じ気持ちで中に入ると、



そこは完全にいとこの家でした。



お店の内観を全て撮ることは出来なかったのですが、大丈夫です。皆さんのいとこの家を想像して頂ければまさにその通りです。

玄関の感じがいとこの家すぎて僕は思わず、「お邪魔しまーす。」と言っていました。

中にはお客は僕しかおらず、厨房の中に2人の女性が料理の支度をしていました。

2人は話していて僕に全く気づいておりませんでした。

僕    「・・・すみませーん、お邪魔しまーす。」

いとこの母「早くじゃがいもの皮剥いちゃってね。」

いとこ  「もう水につけてるって。」


全く僕の声に気づいていないようなので奥の方まで入っていき、


僕     「・・・すみません、お邪魔してます。」

いとこの母 「あら、来てたのね、びっくりしちゃった、いらっしゃいませ。」


2人はびっくりしながら振り返り僕に気づき、「ごめんなさい!じゃべっちゃっててね。」と言いながら全く嫌気のない笑顔でお茶を運んでくれました。


完全に心掴まれました。なにここ、正月?


初めて来たのに昔から来てる感が半端ないです。

あとで分かったのですが、2人は本当の母娘で、娘さんの方は僕と同じくらいの方で、お母さんは僕の母くらいの年齢に見えました。だからこそ感じたのでしょう。


そして僕はメニューの中で一番いとこ感のある

梅シロップのジュース

を頼みました。いとこ感あるよね?異論は認めます。



普段おしゃれとはかけ離れているところで生活しているので途中まで飲んでから撮りました。ビールっぽい見た目をしていますが、甘酸っぱい梅のジュースです。味はいとこの家感は無くちゃんとおしゃれでした。


グラスに刺さっている棒状のものの口当たりが、ポッキー的なお菓子のようで食べようとしていると、「それ、紙製のストローです。」と指摘されて恥ずかしさのあまり「ありがとうございます。」と謎の感謝の言葉を言ってしまいました。


楽しい会話と素敵な雰囲気で素晴らしい時間を過ごし、おしゃれに一歩近づいた僕は自転車を飛ばして帰ったのでした。


AM11:00 帰宅



素敵な場所を発見しとてもいい気分の僕は、現場での汗をシャワーで流しました。

朝と表情が全く違います。これがおしゃれになった僕です。セクシーですみません。

ここまでの1日は完璧です。

朝早く起きて現場へゆき、奇跡的なガチャ運で大当たりを引いて、そして帰りには素晴らしいカフェで素敵な時間を過ごし、さらには少しお洒落にもなってます。


まだ時刻は午前11時。


これからなんでも出来ます。充実した一日を過ごすため、僕はここで、



一旦寝ました。





午後編へ続く。















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