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グアムから帰ってきた

グアム1週間撮影から帰ってきました。

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天候にも恵まれて、素敵な撮影になりました!!!!

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弊社からは、僕とフォトグラファーの本田さんの2名体制。

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アシスタントは鷺坂でした。


『天才はディープ・プラクティスと1万時間の法則でつくられる ミエリン増強で脅威の成長率』という本、面白いです。


天才がある時期に爆発的に1箇所で増える現象などがなぜ起こるのかを書いてあります。
ミエリンという脳の回路の強化が鍵らしい。
そのためには、闇雲な練習ではなく、適切な負荷、失敗から考えてベターな方法を探りながら練習する(ディーププラクティス)、ゆっくりと基礎を反復、1流の集まる環境、基準を最初に強化するなどなど、、
特に面白いのは、天才を輩出する教育機関では、闇雲に量を練習することを推奨していないということ。どこも短時間の練習を毎日するような形。テニスであれば最初はラケットを持たずにひたすらゆっくり素振りをして、微妙なフォームの改善をする。
ミスについて考えて修正を加えて、ゆっくりから着実に練習する方が、闇雲に長時間量をやるよりも、遥かに効率よく、あっという間に出来る様になるそうです。

これを読んだときに思ったのは、武道の稽古。
剣術などは型の稽古を非常に重視するけど、これはまさにディーププラクティスの理にかなっているのか〜、とすごく納得。
そう考えると、写真は練習がしやすい。撮影してフィードバックをして、というサイクルが短いから。もし上手くならない人がいるなら、問題点はやはり眼なんだと思います。これはこの本に出てくる楽器の学校でも、楽器だけでなく耳をきちんとチューニングしろ、と言われていました。あと考えられるのは、フィードバックが正確でなく間違ってる場合や、そもそも考えてない場合などw
色々と考えることの多い本だけど、予習復習の大切さ、そして基礎をきちっと反復することの大切さ、そして頭を使って学習することの大切さを学びました。まだ全部読んでてないけどねw


グアムで本田さんと撮影していて気付いたことは、やはり雑誌と広告、どっちをメインに育つかで全然違うなということ。
僕の場合、ベースが広告で、しかも合成なども含めてグラフィックとして完璧に仕上げる(ベンツの広告など)、というのが絶対条件からはじまっています。なので、基本的には三脚で固定して少し引き気味で(トリミングをどうするか、判型がどうなるか分からないので)、一番良いカットが出るまで撮り続け、場合によっては合成もできるようにする、という方法がベースにある気がします。
そこで大事にしてるのは、構図や光全体でかっこいい印象であることになります。
反対に、手持ちで良い表情・空気感を狙って、構図も詰めて撮るというのが雑誌っぽい気がします。
なので、本田さんの撮った表情やアングルなど、現場で見せてもらった感じではとても良い絵がたくさんありそうで、素晴らしいな〜と感じて、かなり勉強にもなりました。
撮影方法の違いも含め、プライオリティをコントロールしたら、そういう撮影方法も勉強できる気がするので、意識的にそういうやり方も自分の中で取り入れてみようかな、とも感じています。

その他、ジョーカーを見ました。めっちゃ良かったです。
で、その映像監督のこれがまた、素晴らしい。

これもiPhone11。素晴らしいなあ。
カメラやレンズの違いではなく、「技術」や「アイデア」の違いが際立つ世の中になって、より自由な発想で物事を作れることが大切になってきた。 それで損をするのは、クリシェを繰り返してしまう中途半端にプロフェッショナルな人達なんだろうな。 素人のような情熱と行動力、そして本当のプロとしての技術とアイデアが求められていることは、クリエイティブにおいては全くもって素晴らしい。


最後に、弊社久保山くんがFujiのカメラを購入して毎日撮影している。
僕もカメラを持ち歩くのが大嫌いでしたが、Z6を持ち運ぶことで色々と気づきがありますね。
カメラを持ち歩いて写真を撮ることで、

ちゃんと世の中を見る
自分の感情の動きを記録できる
人に対して何らかのお礼やアクションができる(繋がりができる)

など、思ったよりも良い効果がたくさんあるな〜と感じています。

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