LUUPの電動キックボードを体験記〜旅行者の動きが変わる可能性〜
ノーヘル電動キックボードが解禁
4月23日より電動マイクロモビリティーのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」が渋谷区など都内6区で電動キックボードのシェアリングサービスを始めました。
今回画期的な点はヘルメットが任意になったということです。
今までも電動キックボードを使用すること自体は運転免許があればできたのですが、ヘルメット必須というのがネックになっていました。
ただし、LUUPの電動キックボードがヘルメットなしで走って問題ないですが、個人で購入したものは必要なので注意が必要です。
そういうわけで、今日早速LUUPの電動キックボード試してみました。
LUUPの使用方法
使用するためにまず準備として事前にLUUPのアプリをダウンロードしてユーザー登録します。
その際にクレジットカードの登録、運転免許証の登録、電動キックボードのオンラインテストを行います。
オンラインテストは同じ問題で何度でも行うことができるので、すぐに全問正解できます(早くて5分〜遅くとも30分もあればクリアできます)。
全問正解すると電動キックボードに乗れるようになります。
これで準備は完了!
後は乗る時にアプリを開いて、キックボードに付いてるQRコードを読み込めば借りることができます。
乗り方も簡単で、走り始める時に一度足で助走をつけてエンジン?を入れれば自動で走り出します。
普段自転車に乗っている人であれば、数分で慣れると思います。
現在は最大時速15キロなので、自転車よりも遅いくらいです。
欧米では当たり前の電動キックボード
日本ではやっとノーヘル電動キックボードが使えるようになりましたが、海外、特にヨーロッパでは電動キックボードは街中に溢れていて、日常的に使用されています。
僕は2019年の冬にヨーロッパを旅行した時は大きな都市ではどこにいってもありました。
旅行者の足にもなっていました。
電動キックボードの可能性
これはシェアリング自転車にも言えることですが、電動キックボードがあることで駅近以外の場所に行きやすくなります。
駅と駅の間くらいの場所のお店やスポットなど人が集まりづらい傾向にあるところにも気軽に行けるようになります。
つまり、電動キックボードが普及することで人の流れが変わる可能性もあります。
特に渋谷のような坂が多い場所ではとても有効です。
僕らのようなウォーキングツアーをやっている人間としてはキックボードツアーなどもありかなと思っています(法律的な確認は必要ですが)。
また、渋滞が発生するような地域だと車を避けることはできるので、とても有効的ですね。
電動キックボードの問題点
こんなにメリットが多い電動キックボードですが、今まで普及しなかった(法律の整備は遅れていた)理由はもちろんあります。
それは電動キックボードの普及が進んでいる国ではいろんな問題が既に起きているからです。
代表的な例の一つ目は交通事故。
飲酒運転する者も多く、死者も出ています。
そのため国や町によっては速度規制や走れる道路に関する規制が厳しくなっています。
もう一つの問題は環境問題。
一見電動キックボードは炭素ガスが発生しないので環境に良いように思えますが、バッテリーの製造やモノを運ぶのにエネルギーを使うなど製造過程で二酸化炭素を出します。
また、日本ではこれが問題になるかわかりませんが、海や川に捨てられたり落とされることが少なくなく、水質汚染に繋がっています。
車の代わりに使うのであれば環境にとって良いですが、自転車や歩きに比べると環境汚染に繋がっているわけです。
そういうわけでいろんな問題も抱える電動キックボードですが、車やバイク、電動自転車などでも同じような問題が言えるので、世界的には普及が進んでいます。
日本は遅れた分他国の先進事例を踏まえてルールをつくることができるので、問題が少ないルール作りをしつつどんどん進めてもらいたいと個人的には思っています。
そういうわけで今回は電動キックボードについて書きました。
今後も新しいことに体当たりで挑戦し、レポートを書いていきたいと思います。
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