Will(やりたいこと)がないのはなぜか??
自分の人生やキャリアを考えるときに、一番多くの悩みとして挙がるのが「自分は結局何をしたいか分からない」ということではないかと思う。
特に社会人3年くらい経験して、仕事にある程度慣れてきて時間や心の余裕ができた時に、ふと「今やっていることは自分がやりたいことなのだろうか?」ということを思い、そして悩む。
「ゴールを決めて、そこから逆算をして今の自分にとって足りないものや身につけるべきスキルを棚卸して、そのギャップを埋める努力をしろというけれど、そもそもゴールが決まってないんだよ、、、」というのが本音ではないだろうか。
かくいう僕自身も学生時代から社会人1年目までは、将来やりたいことが見つからず不安に駆られた時期が長らくあった。
今振り返ると、それは「やりたいこと」を見つけようとしたことが原因だった。
やっていることではなく、やっている人で仕事を選ぶ
僕の場合、どうやってやりたいことが見つかったか?というと、学生時代からの付き合いがあった人が、たまたま人生のロールモデルになるような生き方をしていて、そこに憧れたというのが出発点だった。
ちなみに、僕のようなケースはレアでないと思っており、これ以外の方法で見つけることは難しいというのが今までの社会人経験を通して感じていることだ。
なぜなら、やったことがないことをやりたいとなるときは大抵、「やっていること」ではなく、「やっている人みたいになりたい」ということが理由だからだ。
例えば部活動や会社選びをした時のことを考えてもらいたい。
あなたは、ボールを投げたりバットで打ったりしたくて野球部に入社したのだろうか?
お客さんと話をしたくて今の会社で営業することを選んだのだろうか?
大抵は野球部の先輩がカッコよくてとか、その会社で働いている人に憧れて、というのが理由だと思う。
(逆にお客さんと会話するのが好きだから営業をしたいと思って、入社したらギャップに苦しむはず笑)
つまり「憧れる存在」=「なりたい姿」が決まれば、自ずと人生の方向性が決まるのではないかと思っている。
ちなみに僕の場合は会社員時代も今も、仕事として営業に関わっている。
一見すると何も変化がないように見えるが、それは違う。
なぜなら自分が目指していたのは働く時間、働く人、収入、といった制約がない状態で、何をやるか?は大した問題ではなかったからだ。
誤解を恐れずに言うなら、会社員で営業をするのと企画やエンジニア、経理、人事をするのに大きな違いを感じない。もちろん働く会社の規模も関係ない。
だって大抵の場合、働く時間は一緒だし、働く人は選べない、収入も会社の給与システムに準ずるからだ。
これが転職をしたとて、本質的には何も変わってなくないか?と感じた正体だったのだった。
結論
それなので、僕の中でWillがないと悩んでいる人にアドバイスすることがあるとしたら、「自分が知っている人の中で憧れる人を探せ。もしいなければ、視野を広げる努力をした方がいい」と言いたい。
人に会うでもいいし、読書するでもいいし、Youtubeでインフルエンサーを見つけるのでもいいし、とにかく行動を起こして視野を広げる努力をすることが必要だと思う。
多くの人は学生時代からの付き合いの友人や、会社内でのコミュニティにしか属していない。そうなると当然だが、自分の知らない働き方や生き方をしている人と出会うことはないだろう。
学生時代に一緒だった人は同じような進路を歩んでるだろうし(そもそもプライドがあるから憧れられない?笑)、会社の先輩や上司は結局自分の人生の延長線上にいる人でしかないからだ。
ぜひ、この点を意識して空いている時間の有効活用を考えていくといいのではないだろうか。
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