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説明書を読んでもテントを建てられない人たち
CAMPWILL(campwill.me)というキャンプ場運営サービスをやっています、たぽーです。
近頃のキャンプ(アウトドア)ブームで、これまでキャンプとは縁のなかった方もキャンプに挑戦するケースが増えているように感じます。キャンプとはテントにテーブルや椅子など、とにかくいろんな道具が必要になってくるので最初は一通り揃えるだけでも一苦労です。
そんなキャンプ初心者の味方がキャンプ場にある「レンタル品」です。テントやテーブルはもちろん、照明などいろいろなものが借りられます。特にテントなど大きな道具は購入すると1万円~数十万円もするのでま、まずはいろいろなテントを使用してみて自分に合ったテントを購入することをお勧めします。
レンタルテントですが、実際に借りてかれるお客様を眺めていると「最初から最後まで自分たちで設営できる」「どれだけ頑張っても自分たちちでは完成できない」と、両パターンが存在します(テントにはメーカーの説明書が付いてます)。
自分たちでテントを建てられない人たちを眺めているといろいろ気づくことがあります。建てられない原因をいくつか挙げてみます。
テントが建てられない理由
説明書を読まない
まずこれ。初見のテントを説明書なしで張るのは超しんどいです。それでも挑戦する人たちが後を絶ちません。最近は各メーカーが趣向を凝らしたテントを作っているのでパーツを見ただけでは組み立て手順をイメージできません。(その代わり一度手順を覚えると驚くほど簡単に組み立てられるように進化しています。)
完成形のイメージがない
「建て方がわからなくて、、、」と呼ばれて行ってみると、超独創的なアプローチで設営を試みる方がいます。
(ん?さっき説明書読んでたのになんでこんなポールの挿し方してるんだ!?!?)
こういった人は1から順に説明書を読んではいるのですが、完成イメージがないためどこかで読み違いを起こしているようです。
細部にこだわりすぎる
説明書に書いてあることを一言一句忠実に実行していく、そんな真面目な方がハマるパターンです。フォントが少し小さくなっている「※強風の時はここもペグダウンしてね」みたいな記載も見逃しません。
説明書には多少アレンジした張り方も書いてあったりするので、気づいたらペグやロープが足りない!なんてことにもなりかねません。(「このロープは別売り」とかよくある)
1人で頑張りすぎる
これもたまに見かけるのですが、テントはまだしもタープも1人で張ろうとする人がいます(主に優しそうなパパさん)。特にファミリーサイズのテントは大きく、2ヶ所同時に力を掛けないといけない作業もあるので相当慣れないと1人での設営は厳しいです。
(建てられない人は後片付けもできない)
最近確信したのですが、テントを上手く建てられない人は収納袋へ戻すこともできません。タープが入ってた袋にテントを入れたり、もうめっちゃめちゃです。
これ何が原因なのか考えたのですが、自分の行っている作業を順序立てて認識できていないんじゃないかと思うんです。すべての袋からパーツを取り出し、並べたときから脳のスイッチが入って必要なパーツを都度探しているんじゃないかと。片付けが必要ないならこのやり方でも問題ないのですが、レンタル品は必ず返しますからね。。
初めてのテントを上手く建てるには
まずは説明書を読もう
百戦錬磨のキャンパーだって新しいテントを建てる時は説明書を熟読します。無理に勘で設営しようとするとパーツを壊してしまうかも知れませんし、怪我をするかもしれません。
・必要な道具がすべてあるか(テント、ポール、ペグ、ロープなど)
・設営に必要なスペースが確保できているか(ロープを含めたスペース!)
などは最低限確認するようにしましょう!
画像で完成形を確認しよう
モノクロで二次元の説明書を読んでもどんなテントが出来上がるのか、なかなかイメージできない人もいると思います。そんな時はテントの名前で検索してみましょう!メーカーの商品ページや他のキャンパーの投稿などいろいろな「完成画像」を見ることができます。
「スノーピーク ヴォールト」で検索するとこんな感じ!
"それっぽい"形をつくろう
極論、テントとはポールで布を持ち上げて家っぽくしてるだけです(メーカーさんごめんなさい)。家には絶対に失くせない大黒柱も見栄えをよくする飾り柱がありますが、実はテントも同じです。それがなければ成り立たないポール・ペグの箇所もあれば、シワを無くしてカッコよく見せるためのロープもあります。
テントを建てるときはとにかく「自立させる」ことを意識して、細かい微調整や補強は後回しにしてOKです!
みんなで建てよう
ファミリーサイズのテントは多くの場合2人以上での設営を推奨しています。ペグを打ち込む向きを誤ってしっかりと止まらない~ということもあるので、慣れないうちは人数でカバーしながら設営してしまったほうが短時間で済みますし安全です。
子どもの面倒も見なきゃいけないから人手が足りない!という場合には、思い切って近くのキャンパーさんに手伝ってもらうのも手です。「タープを張りたいのですが手伝ってもらえますか?」と聞けば大抵のキャンパーは快く引き受けてくれるはずです。
設営風景を撮っておこう
チェックアウトの朝
「建てたはいいけど戻し方が分からない。。」
そうならないようにおすすめなのが自分の作業をスマホで動画撮影しておくことです。自分の設営作業をスマホで撮影しておき、逆再生や巻き戻しをすればパーツを戻す場所を確認できます。SNSにアップすれば四苦八苦している姿も楽しいキャンプのワンシーンになるはず。
設営時間は短く!のんびり時間を長く!
みんなでわいわいテントを建てるのもキャンプの楽しみですが、ぼくとしては設営時間は短い方がいいと思っています。キャンプ!と聞いてイメージするのはバーベキューや自然の中でのんびりしている姿だし、近年の猛暑はい一刻も早く日陰を作って避難しないと危険だからです。
はじめてのキャンプでは買い出しや料理など、予定通りにいかないことがたくさんあります。だからこそテント設営はサクッと終わらせて大自然を楽しんでもらえたらと思います!
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