「キャンプ場ってコロナで儲かってるんでしょ?」への回答

CAMPWILL(campwill.me)というキャンプ場運営サービスをやっています、たぽーです。

タイトルにもなっている質問、これまでに50回くらいは聞かれた気がします。ニュースでも度々取り上げられている話題ですし、実際にコロナを理由にキャンプをされた方もいらっしゃると思います。「今年はコロナでキャンプ場はウハウハなんでしょ?」と思う方がいるのも納得できます。

あくまで n=1 ではありますが、コロナ禍でキャンプ場に変化があったか書いてみます。

キャンプ場の感染対策

まずキャンプ場で取っている対策ですが

・オンライン事前決済の導入
・従業員、利用者の検温
・トイレなど共有スペースの同時利用制限
・受入組数の削減 など

基本的に市や業界団体が出しているガイドラインに則って運営しています。

結論:コロナで利用者は特に増えていない

これは当然なのですが、「受入組数を削減している」のでどれだけ需要が高かろうが受けることができないんですよね。なので昨年と比べて利用者数に大きな変化はないです。むしろ少し減るように調整しています。

キャンプ場ってGWや夏休みに需要が集中するので、もとからどこも予約でいっぱいなはずなんですよ。泊まりたい人が多くいるときにフリーサイト(区画が決まっていない)であればギュウギュウに詰め込むこともできるかも知れませんが、区画サイトだとそうもいきません。うちと同じように受入組数を絞っているところも多いはずです。

どれだけ需要が増えようと供給面で制限を掛けてきたのがコロナであり、キャンプ場も特別恩恵は受けていないというのが(ぼくの)回答です。

県内利用者は増加

コロナによる変化として「県内からの利用者」は明らかに増えました。これは県を跨いでの移動自粛が求められていたことの影響で間違いないでしょう。日帰りバーベキューなどの利用もあり「近距離での旅行」は一定の需要があるようです。

ウハウハではないけどキャンプ場は恵まれてるよね

コロナウィルスは特に飲食店やホテル/旅館など特定の産業に甚大なダメージを与えています。同じ宿泊業でありながら屋外がメインのキャンプ場は比較的ダメージは少なく恵まれているというのは間違いないです。

感染対策など想定していなかった出費が多く発生している部分もありますが、今年を生き延びて来年につなげていきたいと思います!

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