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小説版《刑事物語3 潮騒の詩》

 沢口靖子さんが、東宝シンデレラとして出演した映画《刑事物語3》。今年で上映から35周年。同時にデビューから35周年の節目となります。4月からは科捜研の女が1年放送も決まりました。

  この作品、小説版も存在しています。

 コバルト文庫から片山蒼(武田鉄矢のペンネーム)の著作として小説版がでています。古書店で発見し購入しました。(昭和59年7月15日第1刷 写真の書籍は、昭和61年8月25日 第5刷)
 挿入写真の中には、ロケの撮影の合間に撮られた写真もあります。

 砂浜でキャッチボールしている沢口靖子さんです。この映画はWikipediaでは撮影地は当時の長崎県福江市(現 長崎県五島市)となっています。星由里子さんが旅館の女将となって経営した場所は、平成の大合併で五島市の一部となった、五島市富江町黒瀬という場所です。

 グーグルストリートビューで撮影地の現在をたどってみましょう。


 五島中央警察署(架空名)があった場所、奥のコンビニがあった位置にかつて整形外科がありました。

 映画の冒頭で、武田鉄矢氏がパチンコ店の景品を転がす場面あたりの場所です。現在はパチンコ店はなくなっています。


刑事役の武田鉄矢氏が郵便局強盗を追っていたのはこの周辺。



郵便局強盗と格闘した養鶏場付近。更地になっています。

 この映画に登場する、星由里子さん演じる旅館は一般民家でした。GoogleMapを検索したところ建て替えられています。倉庫から自転車を出し、沢口靖子さんが自転車に乗って通学する場面の倉庫は存在するようです。

 旅館前に広がる砂浜は、埋め立てられていて漁港になっていました。


 自転車で通っていた高校がこちら。


犯人を追い詰め、格闘し逮捕したのが嵯峨ノ島。

 35年経つと、風景は変わるものです。

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