令和時代の家族とFamiTech

トルストイの傑作といわれる「アンナ・カレーニナ」の冒頭には、印象的な言葉があります

幸せな家族はいずれも似通っている。だが、不幸な家族にはそれぞれの不幸な形がある

幸せな家族というと、メディアが打ち出した、父親は働いて母親は専業主婦で家族が仲良く慎ましく暮らしている…というイメージが強い。もしくは、昔ながらの村全員で子供を育てる、というものでしょうか。

なぜ、家族に興味があるのか?(Why)

それは僕が家族内で幸せを感じられなかったからです。詳しくはまた次の記事で書きますが。

では、何がやりたいのか?(What)

家族の問題を解決する、です。閉鎖的な家族、家族の問題を家族”だけ”で解決するといった状況を解決、いや(問題ごと)解消したい

では、どうするのか?どうやってやるのか??(How)

拡張家族に鍵があると思っています。拡張家族に関しては、下記の記事をご覧になってください


簡単にいうと、血が繋がった母と父だけでなく、色々な人たちの手を借りて子供を育てていく共同体です。そもそも父と母は血が繋がっていないので当たり前な気もしますが。そういった共同体が今求められているのは確実です。

例えば、小学校や保育園に子供を預けてもらっていたものの、緊急時(コロナウイルスが蔓延している今です)ではそれらの活動が休止し、子供が家に常にいる状態になります。では、お金をかけて毎日ベビーシッターを雇えるかと言ったら経済的に厳しいと。

もし、拡張家族のように暇な人が子供をみるシステムを作れば金銭のやり取りが発生しないまま子供を見てもらえるという事です。これは3世帯住宅や昔ながらの村で子育てをするのと同じ発想で、子育てを終えスキルもあり心に余裕がある祖父母が子供の世話の手伝いをする事と似ています。そして、それが人間のイノベーションに繋がりました(進化生物学的に、おばあちゃん仮説とも言われます


では、それを令和の時代にどう実現していくか?という事でファミテック(FamiTech)協会のメンバーになりました

ファミテック(FamiTech)とはFamily×Technologyの略語であり、家族間に起きる様々な問題をテクノロジーで解決し、スムーズで幸せな家族運営をサポートするサービス群です(有名なのだとTimeTreeです。渋谷駅にデッカく広告が貼ってるアレです)

現段階では、拡張家族を活性化もしくは何かしらの目的を共有したコミュニティが拡張家族になるのを助けるアプリケーションが、今後求められると確信しています。

この記事で言及されて以下の点が上手く纏まっています

人数が増えることによる弊害という点については、テクノロジーが解決してくれる部分が大きいのではないでしょうか。かつてはダンバー数という「人間も含めて霊長類が親密なグループを築くには、人数の限界は150人」という説がありました。しかし今は時間や場所にとらわれずにコミュニケーションがとれる時代。ITを活用することでその限界は超えられる気もします。そして、そこから新しい家族の姿が見えてくるかもしれません。

拡張家族×テクノロジーが僕にとって面白いと思うキーワードであり、それを包括するFamiTechは必要になります

正直な所をいうと、僕はアプリケーションで根本的に解決できる問題ではなく、1番の課題は教育システムであり、受験という個人主義を促進するゼロサムゲームが大多数の家族を孤立させると考えています(これに関しても、また詳しくお話します)


話を戻して。拡張家族を活性化するというアイデアは、シェアハウスに住んでいた経験から着想しています

(株式会社DADAが運営するアオイエというコミュニティハウス(シェアハウス )に住んでいました。是非チェックしてみてw)


拡張家族とは、子育てをするという点でシェアハウスは違うのかもしれません。シェアハウスは擬似家族と言う方がしっくりきますね。夕食を共にしたり旅行したりと仲は良かったので、中高の部活や大学のサークルを想像して貰うと良いのかもしれません

ただシェアハウスの物件数が多くなり、家同士の交流が難しくなるという現象が起きました。物理的に距離が遠くなれば、会うのは難しいという単純な理由です。では、「同じコミュニティ内にいるのだが、交流がない。どうしたら交流できるのか?」という課題になるわけです

また、僕が住んでいたシェアハウスのアオイエでは夫婦や子供はいなかったですが、今後そういった物件ーアオイエではなくても、子育てをするシェアハウス ーが既に出ていると考えれば「どう子育てをしていくか?」という問題も必ずでできます

では、どうするのか?

解決策としては「コミュニティ内マッチング」です

コミュティ内で、不用品のマッチング、子育て、散歩、全てがマッチングできるスーパーアプリがあればいいのでは?という仮説です(子育てを知らない人間に頼むのは難しい。家族という概念と何回会って信頼関係を築けた人間かどうかを可視化もしくは理解する必要性)

マッチングアプリに関してはpairsやtinderなどの恋愛マッチングアプリ、ビジネス系ではyenta、メルカリやジモティーなどのモノを交換するアプリなどがあります。これらは非常に使われているアプリで、マス(多くの人に)に刺さりました。

そして映画やアート系のイベントの趣味で繋がるマッチングアプリのcinemally、ベータ版がリリースされる散歩でマッチングするアプリなどニッチな領域も増えてきています。が、使われる事はないでしょう

何故か??

知らない人に会うのには、映画や散歩などニッチな領域では難しいのでしょう

急ですが、今後はC to CからC in Cの時代になります。C in Cは(Customer in Community)です。造語です。笑

これは会う理由付けとして、うまい。これをキングコングの西野さんは「下心をどうデザインするか」と言っています

つまり、CtoCで何も知らない人に会うのではなく、CinCで何か共通の目的を持ったコミュニティ内でほとんど知らない人同士が、何かしらの理由(下心)をつけて会うという流れが来るはずです。子育てに関しても暇な人と子供を見てもらいたい人をベビーシッターに頼むのではなく、コミュニティ内でマッチングするのは必ず実現します(事実、子供がいる社長が学生に子育てを手伝ってもらうというのはあります)

同じ家だけならラインやFBグループのみで済みますが、10人以上になり同じ物件で完結できないというのが前提条件です

これを作れば、GAFAの次を狙えると思っています。(ただ、僕と同じ事を考えている人は日本でも1万人はいます。NEWPEACEの高木新平さんが既に作っているかもしれない)

今、NEWPEACEでは、6curry KITCHENやREING Livingなどのリアルスペースで、サードコミュニティ事業を具現化していっているが、2020年からはそれらにマージする形で、テクロノジープラットフォームを実装していく(一部、オンライン決済やメンバー管理などは既に実装済みだが、醍醐味はオフラインのデータ化にある。)
https://note.com/shimpeitakagi/n/n56f609212162


そんなこんなで拡張家族を活性化するFamiTechのプラットフォームや色々な家族をインタビューして令和の家族観・教育観を創っていくwebメディアを作ります。

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