marryは「~に嫁ぐ」

marryの用法で押さえておきたいポイントがいくつかある。

①Hanako married Taro.
「ハナコはタロウと結婚した」

②Hanako is married (to Taro).
「ハナコは(タロウと)結婚している(=既婚者)」

③Hanako got married (to Taro).
「ハナコは(タロウと)結婚した」

①は[他]marryで、前置詞を必要としない形である。marryが他動詞である以上、必ず「結婚相手」が目的語におかれる。

②はbe married toの形で「~と結婚している」という「状態」を表す。このtoをwithとしてしまいがちなのは、日本語の「誰と」の感覚から来ているのだが、marryの原義が「~に嫁ぐ」のため、どこに嫁ぐかの方向を表すtoが用いられる。また、to以下は省略可能でその際は「既婚者」を意味する。

③got married toは②の「状態」に対して、「未婚」→「既婚」への変化を表す「動作」として用いられる。この場合も②同様withでなくtoが用いられ、to以下は省略可能である。

単語帳に載っている単語だけでなく、基本単語や前置詞のイメージを掴むことは、単なる暗記学習から脱する手助けとなる。


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