成長一辺倒でも安定一辺倒でもダメ。経営に必要なのは「中道」の心だ!
先日の記事で「これからは過去と同じようにはいかない」という趣旨の記事を書いた。だから変わることを前提に私たちは考えていかなくてはいけないのだ。
しかし、やっぱり「安定」を求める人も多いだろう。変化したくない、変わりたくない。このままがいい!
日本はこれまでそれに応え続けてきたのではないかと思う。
解雇を規制する→雇用の安定化
多くのバスを走らせる→住居の安定化
医療にアクセスしやすい→医療の安定化
そんな社会になっているのが今の日本だと思う。
結果はどうだろうか?「失われた30年」なんて言う言葉が出るくらい経済は成長していない。ある意味安定しているのかもね。
思うに日本はこの「安定」にコストをかけ過ぎていたから失われた30年になってしまったのではないだろうか?
X(旧Twitter)で誰かが言っていた「安定はコストがかかる」これがそうなんだよね。
諸行無常
常に同じ状態であるものはない
お釈迦様が見出した一つの真理。そうなんだよね。「同じ」なんてあるはずがない。
変わっていくことが当たり前。流れのある川にいるようなものだ。同じ場所にとどまろうと思ったら、流れに必死に逆らって逆向きに漕ぐしかいない。
同じ場所に留まるだけでも相当のエネルギーが必要になってくる。これが安定のコストだろう。結果得られるのは「同じ場所にいた」ということだけ。
変化という流れに乗っていくと成功することもあれば失敗することもある。自分が自社が成長する変化に乗ることは経営者として必要な資質だろう。
成長していない企業と自分では思っているかもしれないけど、経営は放っておけば悪い流れに乗ってしまうものだと思う。
下りのエスカレーターに乗っているようなもの
そんな風に言う人もいるしね。
あるいは鳥が空を飛ぶときの「風」かな。変化の風の中で自社を良くしていくれる風をどうとらえるか。「安定」一辺倒ではとらえられないだろう。
成長一辺倒でもダメ。変化を忌避する安定一辺倒でもダメ。
これもお釈迦様の言葉だが、
中道
の姿勢でいることがこれからの経営でも大事じゃないかと思う。
変化に流されず、恐れず、いい変化を捉える努力をする。経営でも他のことでも大切なことだろうね。
最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2093
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
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