楽天モバイルの解約手数料?これは戦略に従わない戦術になってしまうのでは?戦略と戦術を使い分けよう!
楽天モバイルさん!それは悪手では…!?
『申込み後1年以内に回線を解約する場合で、「サービスの利用意思がないにも関わらず契約した」と楽天モバイルが客観的・合理的に判断した場合、契約解除料が請求される。』
と記事で書かれていた。請求される契約解除料は1078円でそれほど高額でもないが、「楽天モバイルが客観的・合理的に判断」ってどうするのだろう?
「そんなつもりはなかった」という人もいるだろう。最初は使おうと思ったけど、もしくは予備に回線契約したけど、やっぱりやめておいたとか。
楽天モバイルは「手軽さ」が最大の武器だ。値段を安くしているのもそうだろう。
その手軽さがウリの楽天モバイルさんとしては加入も「手軽に」できないと新規のお客様が躊躇してしまう。
解約手数料の値段自体はそれほど高額なものでもないが、「楽天モバイルが客観的・合理的に判断」と言われると、「悪く思われるのは嫌だ」という心理が働くだろう。
誰だって人から悪く言われると気分が良くない。気分が悪くなるかもしれない、そう思ったら加入したくないと思っても仕方ないと思う。
楽天モバイルは今のところ「手軽さ」が戦略の軸なのだろうと思える。その手軽さを強調するやり方、いわゆる戦術を展開しなければいけないのに、ここの判断は逆効果になるのではないだろうか?
戦略:向かうべき方向性
戦術:向かうための具体的な手段
というのが戦略と戦術のイメージだ。ここで、戦術は
戦略に従っている限り間違いではない
もちろん、効率的・非効率的もあるし、効果がでるのに時間がかかるものもあるだろう。しかし、戦略に従っている限りは間違いではない。とりあえず。
しかし、この解約手数料の話は戦術の話だろうが、「手軽さをウリに」という戦略の方向性と真逆の方向に行っているように感じる。
これは…戦術の間違いになるのでは?
「手軽さ」という戦略(方向性)が間違えているのではって?
それなら解約手数料という戦術を変える前に戦略を変えるべきだ。そうしないと現場もお客様も混乱してしまう。
さて…私はこのやり方は戦略に対する戦術の失敗になりそうに思うけどどうなるのだろう?楽天モバイルからはやっぱり目が離せない…。
最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2095
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
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