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タイヤチェーンのつけ間違いを笑える?会社でもよく起こる同種の「間違い」とは?

違う!そうじゃない!なんてSNSで多くの声が上がっていたようだ。
車のタイヤチェーンのつけ間違いについて

東京など関東地方でも相当の雪が降った時のニュース。車で出かけている人がタイヤチェーンをつけていたらしい。

それは大事なことだ。自分がスリップしたり動けなくなったりすると他の車も巻き込むことになってしまう。

だけど…そのタイヤチェーンは駆動輪以外に装着してしまうとその効果を発揮しないのだ。FF車だったら前輪に、FR車だったr後輪に。

せっかくのタイヤチェーンなのに効果を発揮しないなら意味がない!
SNSではちゃんと調べてタイヤチェーンをつけようなんて意見もある。「そんなことする人いるんや!」なんて感じでね。

しかし、同種の間違いというのは恐らく全ての人がやっている
この場合の「同種の間違い」とは、
解決にならないところに投資している
という意味だ。

今回の件でいえば、雪道を安全に走るためにタイヤチェーンに投資をしたが、つけるタイヤを間違えたというところ。解決にならない部分に投資をしている。

人は、会社は、日々多くの問題にさらされている。会社だったら売上があがらないとか、人間関係とか、資金繰りだったり、取引先とのパワーバランスだったり。

その問題の一つ一つに解決のために走り回っているのではないだろうか?とりあえず目の前のことをなんとかしないといけないのは分かるが…
問題解決方法としては間違い
になってくるのだ。

なぜならその起こっている問題というのは、あくまで「表面問題」であって、その問題が発生する根本的な理由が他にあるから。

例えば「お客様からの質問の返事が遅い」、「手が空いた時にやることがわからず時間を無駄にしている」などの問題が見られた場合、実際よく観察すると、「社長がワンマンで社員が皆指示待ちになっている」という状況があったとしよう。

この場合、「社長のワンマン体制」この根本を解消しない限り「返事は24時間以内!」など決めたとしても同じ問題が起こる。もしくは別の問題が発生する。

対処すべき場所が違う
ということなのだ。対処すべきは表面問題ではなく根本問題。

タイヤチェーンを駆動輪につけないという話と同じ。対処すべき場所が間違っている。

このことは多くの会社が、多くの人がやってしまっている。対処すべき問題を間違わないようにしよう。

最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2104


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎

まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!

ご質問等ある方はコチラまで!



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