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公演の公開が「準備が間に合わず」遅れる!?やっぱり余裕は最後に必要だなあ

ミュージカル公開の2日前に中止発表か…。これは批判されるわなあ。
ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』が2月6日から公開予定だったのが、「準備が間に合わないため」として2日前に中止が発表されたとか。

公開中止になるだけならともかく、理由が「準備が間に合わない」だからより批判は高まったのではないだろうか。チケットも販売していただろうし、それに合わせて交通の予約している人も多かっただろうしね。

この公開予定って、他の一般企業でいえば「納期」だよね。建設業だったら完成してオープンする日のこと。

これに間に合いません!しかも特段特別な理由がなかったとしたら…。考えるだけで恐ろしい。

お客様との納期(公開日)はお客様との約束だ。そこだけは絶対に死守しなければいけないと考える。

そのために、その日に間に合うように通常はバッファ(余裕)を用意しているだろう。(常にできるか分からない納期です!)ってことはないよね。

「仕事はつながりでできている」ので、どこか一か所が遅れると後の工程がしわ寄せをくらう。こういう舞台だったら衣装や大道具小道具の制作といった工程が公開前にあるだろう。

どこかが遅れるとリハーサルも遅れるだろうし、そうなってくると「準備が間に合わない」という状態も起こってしまうのかもしれない。(今回の正確な理由は分からないが)

工程では「それぞれがバッファを持っている」のが通常だ。各工程が例えば3日でギリギリ終わるかなと考えているところ、「3日で終わります!」などとは答えないだろう。「2週間かかります」「1ヵ月かかります」くらいは言うのではないだろうか?

そうするとそれぞれの工程で言った日が工程の「納期」となる。そうすると人の面白いサガとして、「日数はギリギリまで使う」のが常だ。

結局ギリギリでどの工程も出してきて、もしかすると一部工程は遅れてしまって、最後の工程がしわ寄せをくらうことになる。

本当は余裕は最後に持つ方が良いんだけどね。最後の余裕がないと、最終工程(製造業だったら組み立てとか、舞台だったらリハーサルとか?)がしわ寄せをくらっていると、いいものができない可能性もある。納期も品質も守れない可能性もあるのだ。

各工程は遅れても本当はお客様には直接影響はない。ここの余裕は最小限で良い。余裕は最後に持ちましょう。お客様に迷惑を掛けないためにもね。

最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2102


意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎

まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!

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