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私と小鳥とタネの話


・私と愛鳥との出会い


はじめまして。ブログをのぞいていただき、ありがとうございます


虫や草と寄り添う形で、自給中心の畑をつくっています。

2017年からプランター栽培から、自然に寄り添う栽培方法を学びました。

害虫と呼ばれる虫たちに食べつくされ、食べる分のほうが少ない状態の時もありましたがすこーしずつ、自然のバランスが整ってきたことを感じてます。


私がどうしてこの畑を始めるようになったか。。


それは、一羽の小鳥との出会い


転勤族で、新しい場所へ行き、必死に友達づくりをしながらその場所に馴染もうと頑張る日々。でもやっと慣れてきたころ、また新しい場所へ。

何度も繰り返すうちに、、、だんだん自分がどこに居るのか分からなくなっていった。

公園の池の周りを散歩しながらぼーっと他の人が鳥にエサをあげている風景をみていて

私、子供の頃インコ飼ってた!


懐かしい記憶がたくさん蘇ってきた。小鳥さん、お迎えしてみようかな♪


それからは何度も何度も検証が始まった。

・鳴き声は大丈夫?(ペット可の物件ではなかった)

・家族のアレルギーは大丈夫?

・私が仕事をしていても、ヒナを育てられる?

・お盆や正月、実家に帰る時はどうしたらいい?

・寿命はどれくらい?

・本当にちゃんと最後までお世話できる?

              etc

シュミレーションを重ね、お迎えしたのは、

オスの白文鳥(後からオスだとわかったけど)!

文鳥さん飼った事ある人はわかると思うけど一羽飼いのオスの文鳥は、

とにかく、愛情溢れる一途な子💛

もう尽くされまくり、何時間も私の髪を、毛づくろいしてくれたりして旦那さんいなくてもいいかも~なんて思うくらい?

そんな私のハートを鷲掴みされ、いつの間にか私はトンネルを抜けていた。

小鳥を飼っている事話すと、「私も子供の頃、飼ってたー」と共通の話題が見つかったり

「へぇー、鳥ってそんな事わかるの?」と興味をもってくれたり、

もう必死に友達作らなきゃーと力入れなくても自然な自分でいられた。

でも、その子は晩年になってきて、次第に、呼吸が苦しそうな様子を見せるようになってきた。

加齢でそうなっているのか、それとも病気なのか、自分では判断ができなかった。元々てんかん発作をもっている子だったので、獣医さんとはいえ、知らない人に握られるストレスを考えると病院へ連れていくのが怖い。

でも、これ以上放っておけないと思い勇気を出して、近くの動物病院へ連れて行った。

先生は、うちの子を見ると、今までの、小鳥のエサ、青菜、ボレー粉だけでは足りない栄養があると教えてくれた。

そして、ペレットを今のエサに混ぜて与えるよう指導され帰ってきた。

ほぉー、とペレットをまざまざと眺め、初めてこんなエサがあるのを知った。

家に帰って、早速言われた通り、エサに混ぜてみた。

とても神経質な子だったので、食べてくれるか不安だった。


その子は、私の気持ちを察してか1、2度そのペレットをくわえて見せてくれた。

良かった! 気に行ってくれた!

安心して、それからは、毎日エサの中にそのペレットを混ぜるようになった。でも状態は、よくなるどころか、悪くなる一方だった。

そして、とても可哀想な形で、大事な大事な愛鳥は旅立ってしまった。

・・・
全ては、飼い主だった私の責任。先生は、あのペレットを食べていれば、

こんな事にはならないはずなのに、と頭をひねっていた。

なんでこんな事になったのか、同じ轍を踏まないようその後、鳥の事を必死に学んでみた。

そして、鳥は仲間の前では、どんなに具合が悪くても食べるフリをすることも知った。

その時、

私のスマホに何度も何度も

同じサムネイルが流れてくる。

「たねの真実」・・・・


・導かれた場所

なんでそのセミナーを申し込んだのか覚えていない。

片道2時間もかかる所なのに、、


そのセミナーの会場には移住生活をしようとしている人や自然農を始めようとしている人、食に意識が高い人が多い気がした。今までの私の周りにいた人とは雰囲気が全く違う雰囲気だった。

ただふらっと参加してみたのは自分だけのような気がした。

でもそこで聞いた話は、私の価値観を180度変えるくらい衝撃を受けた。

そして、私の愛鳥のことと、いろんな意味でつながった。

たねの力、植物の神秘、たねと環境との関係。

今、たねを取り巻く世界や日本の状況、たねの権利が奪われつつあること

自家採取の大切さ・・・・


私は、鳥友さんが紹介してくれたヨーロッパの最高品質の小鳥のエサを取り寄せ、愛鳥に与えた時、普段と様子が変わり、無心にいつまでも食べ続けてていたのを思い出した。そのエサは、私の概念をひっくり返すような、いつもあげてた”小鳥のエサ”とは違い、知らないハーブがたくさんmixされていて、キラキラ光っていた。

普段あげていたエサはどれだけ薬が使われているか、どんな風に育てられたものか、あまり考えたこともなかった。ただ袋の”自然派”、”ナチュラルフード”という文言に安心して、その言葉を鵜吞みにしていた。

私は大事な愛鳥が私に一生懸命、いろんなサインを送ってくれてたのに、全く気づけなかった。。

私の中に湧き上がってきた思い、、、

私も種まいて、自家採取して、あの時のキラキラしていた小鳥のエサと同じ品質のものをつくれないのだろうか?

どうして、向こうでできて、日本にはそうゆうものがないのだろう??

そして、なぜかとても大きな存在に、背中を強く押されている感じがした 。 。


・新しい世界を見始める

そんな感じで始まった私と小鳥とタネの生活。


簡単にホームセンターで苗を買って、肥料あげれば、きっともっと立派な野菜は容易く出来るでしょう。

でもダメダメ続きの畑づくりから、どうしてここの土は、こんなに硬いのか、フカフカになるために今私は何が出来るのか、何をしてはいけないのか?
なんで、去年の草と今年の草は、種類が違うのか?
この虫は、今何をしているのか??
全然違う脳になっております。

そして、タネをまいて一生を終え、タネになり命を繋げようと畑にいる作物たちを見るたびに、大事な事を教えてくれた愛鳥を思い出し、この一粒、一粒を大事にしていきたいと思っているのです。


きっと鳥にそこまで??と思われるかもしれないですね。

でも日本は、外国から物が入ってこなくなった時、私達の生活はどうなるでしょう。

そして、この数年前、生活を激変させた感染症のこと。

人間社会で起きていること全てといってもいいほど、鳥の世界では先んじて起こってきた事実があるのです。

そう、鳥の世界は人間の世界の縮図だと言えるのです。

だから私は、この一歩から、大事にしていきたいと思っています。

2023年の年末、母が倒れ、農家だった畑を引き継ぎました。
慣行栽培から自然栽培への転換は、時間がかかるかもしれません。

私は、ここをハーブ畑にしていこうと思いました。あの時のあのキラキラしたたくさんのハーブブレンド、そして、愛鳥の姿が忘れられないからです。
これは、私の覚悟と、初心を忘れないためでもあります。


私と、あなたと、世界中の鳥が、幸せになる世界を目指しています。


私をここに連れてきてくれてありがとう!



長文お付き合いいただき、ありがとうございます



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