第５回スキル評価　～その他スキル編～

テイル系スキル

~tailが付くスキルです。First tail, Last tail, Half tailの３種があります。いずれも防御よりのスキルです

①First tail

体力最大時（無傷の状態）に受けたダメージを高確率（８０％～）で半減させるスキルです。発動するのが体力MAXのときだけとかなり限定的なのが残念ですね。また、理論上体力の２倍以上のダメージを受ければ、たとえ半減できてもワンパンで殺されます。個人的にテイル系スキルの中では一番残念なスキルです。

評価：　Ｅ

②Last tail

致死ダメージを受けても高確率（８０％～）でHP１で耐えられるスキルです。体力が残り２以上であれば高確率で発動が見込めるので、とにかく一撃を耐えるならこのスキルがベストです。即死対策にもなります。個人的にテイル系スキルの中では最も信頼できる良スキルだと思います。対人戦でもこのスキルを持った兵士を編成に組み込む方も多いので、起用してみるのもアリだと思います。
ちなみに主人公キャラの龍師と巫女はスキルには表示されていませんが、このスキルと同じく致死ダメージをＨＰ１で耐えます。発動率は１００％です。

評価：　Ｃ

③Half tail

受けたダメージを（たまに）半減させるスキルです。効果だけ見るとすごく優秀ですが、発動率が最大でも３３％と低く、頼りになりません。少なくとも、最初から発動するのを当てにして良い数字ではありません。またFirst tailと同様、理論上はたとえ体力MAXでも体力の２倍以上のダメージを受ければワンパンで殺されます。First tailと違いこちらは残り体力に関係なく発動する可能性があるので、どちらを採るかは人次第。

評価：　D

Dead系

スキル所有者が戦闘不能になることで効果を発揮するスキルです。探索だろうが対人戦だろうが、味方が倒されるのは好ましくないですし、可能な限り避けたいので正直あまり好きではありません。

①Dead Heal

倒されると生き残っている同じ小隊の他のメンバーのＨＰが回復します。回復量は最大（+6）で２３です。少ないようですが、兵種によって体力の1/4から1/3を回復できると考えると悪くはない？
このスキルが最も効果を発揮するのは、他の生き残りメンバーがみんなある程度ダメージを負っている状態で、このスキルを持った兵士が真っ先に死ぬという状況ですが、そうそう起こることではありません。そもそも、せいぜい２０くらい体力を回復するなど、回復の枝を１つか２つ壊せば済むので正直いらないです。ＨＰ回復の手段なら、後述するDevil Handか魔法効果のVampireのほうが余程優れています。

評価：　Ｅ

②Dead Claws

スキル所有者が死亡することで、近くにいる敵に範囲攻撃ダメージを与える自爆スキルです。魔物では爆弾スライムことHeat Bombが持っています。与えるダメージは最大（+5）で３５と微妙な数字。己の命を犠牲にする割にはしょっぱいですね。
さらに、範囲攻撃ダメージであることからAura Shieldで無効化されます。また、死亡した際に敵が近くにいるとも限りません。命を代償に支払ったにもかかわらず、不発に終わってしまう場合も多々ある残念すぎるスキルです。それならばまだ生き残りメンバーの体力を回復してくれるDead Healのほうがマシです。

評価：　Ｅ⁻

回復系

①Devil Hand

敵を倒すとＨＰを回復できるスキルです。一回あたりの回復量は最大（+8）で１８。瀕死に追い込まれても５匹ほど倒せばほぼフル体力に回復できます。ただし、発動時にＳＰを消費するので、ＳＰ０の状態では回復できません。この点では、ＨＰ回復量ではやや劣るものの、魔法効果のVampire(S)のほうが優れています。
探索ではめちゃくちゃ活躍しそうなスキルですし、実際ある程度有用ではあるのですが、個人的にあまりオススメできません。というのも、敵を倒さなければ始まらないスキルですが、敵が強くなってくると敵を倒すのに一苦労ですし下手するとこっちが先にやられてしまいます。また、雑魚敵相手ならそもそもそんなにダメージを負わないです（ただしスライムは除く）。つまり、一番発動して欲しいときに発動するのが難しいので、使い勝手はあまりよろしくありません。一番役に立つのはスライム軍団に囲まれたときくらいですね。悪いスキルではないんですが……。

評価：　Ｄ

②Infinity Blue

名前がすごくかっこいいスキルです。チュートリアル兵士の一人、ロルメギルが持っているスキルですね。こちらは敵を倒すとＳＰが回復します。ただし、１回の回復量は1のままで、発動率が上昇します。上限の+12までいくと発動率１００％です。
正直、このスキル自体に価値があるわけではなく、ＳＰ消耗の多いスキルと組み合わせることではじめて価値を持つスキルです。理想としてはQuick AttackやWizardなどの特殊攻撃系スキルとの組み合わせが、このスキルを最も生かせます。逆にFairy BloodなどそもそもＳＰを消費しないスキルと一緒だと途端にゴミスキルになります。
兵士たちも成長すればＳＰの量もどんどん増えるので、ＳＰ切れもそうそう起こらなくなります。無くても全く困らないスキルですね

評価：　Ｅ⁻

最大値上昇系

MAX HP, MAX SP

常時（編成画面でも）体力ないしＳＰが効力(Pt)のぶん増えた状態になります。はい、それだけです。増えるのは構わないですが別に戦闘能力が上がったり、状態異常とかを防いだりしてくれるわけではないのでほぼ役には立ちません。強いて言えば、HPを増やしてくれる方が生き残る確率がやや上がるので有益でしょうか。しかし、どうせ上げるなら武器ポイント（ＷＰ）を上げてくれればいいのに……。

評価：　Ｅ⁻

その他スキル

①Revital

戦闘不能になっても次のエリアに復帰できるスキルです。スキルが成長することで復帰したときのＨＰが増えます（上限+8でＨＰ10で復帰可能）。復帰してもほぼ瀕死の状態ですので、すぐにやられていしまわないよう気をつけましょう。
当たり前ですが、「次のエリア」が存在しない対人戦では全く無意味です。ですが、探索では非常に有用なスキルです。階層が深いエリアでは、時に兵士の事故死も増えてきますので、頭数を保つためにも何人かは入れておくと安心です。特に白オーブを割ってくれるウォーリアにはこのスキルを持った兵士が適任ですね。

評価：　（探索でのみ）Ｂ

②Moon Light

シューター限定で発現。視界を広げてくれるスキルです。
これだけだとイマイチすごさが伝わりませんが、わかりやすく言えば射程距離と索敵範囲が広がるスキルです。地味ですがかなり強力かつ便利なスキルです。実際このスキルを持ったシューターと持ってないシューターを比較すると攻撃可能な範囲が全然違います。
惜しむらくは、このスキルの強化の上限がたった４しかないことです。全スキルの中で最低です。まあ、内容が内容だけに仮に+10とかまで伸びてしまったらシューターがシャレにならないくらい強くなるので仕方ないですね。先手を取れるという点で対人戦でも有用なスキルです。（もっとも、我が部隊には残念ながらいませんが）

評価：　Ｃ⁺

③Sprit

Infinity Blueが発動するとＳＰを回復するのに対し、こちらは発動するとＳＰの消費を無かったことにするスキルです。よって、このスキル自体に価値があるわけではなく、他のスキルとの組み合わせで価値が決まります。
やはりInfinity Blue同様、特殊攻撃系スキルとの組み合わせが理想的ではあるんですが、このスキルの発動率というのが最大（+15）でも３０％ほどと、かなり低いです。確率も低い上に他のスキルがＳＰ消費のないスキルだった場合はただのゴミです。発動確率が高い分、まだInfinity Blueのほうがまだマシです。個人的に全スキルの中で最も不要なスキルだと思っています。

評価：　Ｇ