【70代でも現役】定年してからやりたいことが間違っていた!?💦
定年まじかな方で、定年後「なにしようかな?」と考えておられる方に、、、
私の失敗談を披露します。
私は33年同じ企業に勤めて、退職後は「別の道」を選びました。
それは「海外ボランティアで社会に貢献しよう」と言うものでしたが、1年経たないうちに、間違っていたことに気づいたのです。
人生100年と仮定して、一生幸せに生きるためには、健康でいること。
一生健康でいるためには、一生働くこと、または、社会貢献することです。
一生働くためには、「自分の強み」「社会でその強みを必要としてくれる場」が一致することが、win-win、お互いに幸せになれるのです。
何が間違っていて、どう軌道修正して、現役コンサルタントを続けるようになったかを、振り返ってみたいと思います。
この記事では、定年後新しいことに挑戦される方に、検討の軸を差し上げるものです。
✅ 海外ボランティアに挑戦した理由
私は、日本IBMという会社で、コンサルタントをしていました。 50代前半に、IBMにも、お客さまにも貢献できる大きなプロジェクトを成功させることができました。
もちろん、自画自賛ですが、、、
そんな時に、国際協力機構(JICA) 海外協力隊 シニア案件というものがあることを知り、テレビで、海外に2年ほど派遣された経験談を見て、これだ! と思ったのです。
自分の強み(海外経験、英語力)と、「社会貢献」 が両立することで、応募を検討しました。
そして、55歳で早期退職プログラムがあって、割増退職金がもらえることもあり、早期退職に踏み切ったのです。 実際は56歳まで1年間アドバイザーとして残りましたが、、、
JICA シニアボランティア応募を夢見ながら、京都市が運営する「京都市国際交流協会」に登録し、早速ボランティアを始めました。
例えば、こんなことを全て、初体験し、楽しく毎日を過ごしていました。
京都在住の外国人に、日本語を教える
京都案内クラブというグループに参画し、京都在住・短期滞在中の外国人に、歴史ある京都の様々な場所を案内するツアーを企画運営
京都案内クラブのイベントのホームページを作成
京都国際交流会館の受付で、様々な相談者に対応する
年4回ある、「外国人相談Day」で通訳を務め、困っておられる外国人と、弁護士・税理士・医者などへの相談を助ける
✅ 海外ボランティアを断念した2つの理由
JICA への応募を検討しましたが、2つ問題があり、断念しました。
1つは、募集している仕事は、発展途上国が必要な、第一次産業へのプロを求めていると言うことでした。 多くの応募は、すぐに埋まってしまうぐらい人気がありました。
以下は、2024年の現在の募集領域ですが、私が調査したころは、例えば、農業、漁業、水道工事、、、などが多かったです。
計画・行政
公共・公益事業
農林水産
鉱工業
エネルギー
商業・観光
人的資源 (スポーツや学校の先生)
保健;医療
社会福祉(障害者支援・高齢者介護)
もう一つは、実際に2年海外でボランティアを経験した人の講演を聞きに行きました。
残念ながら、夢のある話でなく、現地に溶け込むことの難しさを話されていました。
✅ 京都市国際交流協会のボランティア活動
約1年間、週に3日以上、上で述べたようなボランティア活動を、とっても真剣に取り組み、結構貢献してきました。
ここは、詳しくは話せませんが、10ヶ月ぐらい経ってから、「これは一生やるもんじゃないなぁ」という感覚でした。
そんなことを年賀状に書いたら、IBMの元同僚から「トラブルプロジェクトがあってすぐ助けてほしい」との返信が、、、
IBMを退職して、1年間ボランティア活動をしましたが、ちょうど1年後、再びIBMに復帰することになりました。💦
その春からトラブルプロジェクトの支援に入り、泊まり込みの生活に💦
さらに一年後、Panasonic社から「海外プロジェクトの難しいかじとりを助けてほしい」と依頼をいただき、2012年までドイツに行ったり来たりの生活を重ねました。
✅ わかったこと
気づいたのは「プロジェクトをうまく推進してくれる」と言う私が気づかなかった強みを、私が現役のコンサルタント時代に、様々な人が評価してくれていたことです。
そして、その「プロジェクト推進力」を活かすことが、社会貢献であることなんだとわかったことでした。
それが、自分にとっても幸せな人生を送るカギとなることでした。
結果、2012年に個人事業 Able Consultingを立ち上げ、企業向けの問題解決をご支援したり、セミナーで中堅社員向けに「プロジェクト成功のコツ」を教えたりしています。
まとめ
元気で、幸せに生きるには、死ぬまで「現役で働く」こと
そして、働くためには、自分が社会にどんな貢献できるか、を知ることです。
定年前の皆さんは、自分がやりたいことと、自分の強みが、必ずしも一致しないことを知っておいてください。
そのために
自分の強みが何かを、率直に、事実を言ってくれる、仕事の同僚や、担当したお客様に何かの機会に聞いてみることです
または、自分が一番輝いていた、現役時代の自分の仕事ぶりを振り返って、なにが「輝き」だったかを、見直してみて下さい
思わぬ発見があります🎈
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